『ユアン少年と小さな英雄』

暑さに浮かされながらぼんやりとテレビを見ていたら俄然はまってしまった映画です。

舞台が十九世紀のエディンバラで、主役がわんこ。
わんこが出るたびにかわええー、かわええー、と和みまくり。
エディンバラのあちこちが映るたびに、ああ行ってみたいわー、と萌えまくりでした。

十九世紀のスコットランド庶民の生活が活写されているところもツボです。

しかし、とにかくわんこ!
わんこなのです!

正直、墓地のエピソード以外は、こんなんあるかーー?と疑問を抱いてしまいますが、それもすべて愛らしいテリアの、ちょこちょこ走り回るモップのような姿ですべて許せます。

さらにラストで出てくるエディンバラ市長はクリストファー・リー御大でございます。

わんこ好きでほのぼのしたい向きにお薦めです。

密林で検索したら、DVDはタイトルが変更されてました。

ぼくとボビーの大逆転 [DVD]
ジョン・ヘンダーソン
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『花咲ける騎士道』

花咲ける騎士道 [DVD]
ジャン・コスモス
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十八世紀末のフランスの軍隊を舞台に、ちょっとおバカで女たらしの若者が真実の愛に目覚める(苦笑)姿を描く、ロマンティックコメディーアクション映画。

ぼんやりとチャンネルを変えていたテレビで思わず引き込まれてしまった作品です。

七年戦争中のフランスはアキテーヌ連隊を中心に描かれる、歴史っぽいけどどことなくリアルを外した感じの物語。

まず、軽快な台詞回しにスピード感あふれる剣劇に魅せられました。

そして、十八世紀フランスのコスチュームプレイ。
当時は歩兵でもこんなにピラピラした服を着ていたんですね。まあ、軍服というのは時代の最先端の技術で作られるものかもしれませんが。
しかしあの高そうな服で泥だらけで訓練をつづけられると、洗濯はどうするんだーといいたくなりますw

女性の服の胸の谷間だけを強調した衣装も、すごかった。
腕も脚もあんなに覆いつくしているのに、どうして胸だけはあんなにさらけ出してるんだろう。いつも謎です。こんな服が常識だと貧乳はとっても困るじゃないかw

そしてちょっとおバカな若者の出会う、運命を占う謎めいた美女。
この女優さんがとっても美しくて!
なのに彼女ったら、「軍隊に入って、王女と結婚する」なんて占いを信じちゃう女たらしの純真バカに恋をしちゃったんですよ、おやまあ。

主人公のファンファンを演じる役者さんは、スタイルと決めのポーズがカッコイイ。

物語は、戦時スパイをめぐる陰謀がファンファンの上司との確執と王女との恋路(一方的)にからまって、かろやかに進んでいきます。

まったくだれずに、CMナシで休憩なしなのに、見切ってしまいました。

面白かったー!!

この戦争はいつまで続くんだときかれて「七年戦争だからあと○年(すみません忘れた)ですよ」と返す、歴史もののようでメタな感じもする脚本は、リュック・ベッソン。

そういえば『タクシー』も結構好きだったなあ。

重厚だったり悲愴だったりするのはあんまり見ていないけど、ベッソンのコメディーはわたしの好みであるようです。

俺たちフィギュアスケーター

俺たちフィギュアスケーター [DVD]
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妹のリクエストで借りて見ました。
おバカ系フィギュアスケート映画w

表彰式で殴り合いの喧嘩をしたため男子シングルから永久追放を受けた二人が、フィギュアへかける情熱のあまりペア競技に進出するという設定からしてとんでもないのですが、つぎからつぎへと繰り出されるギャグ、それもシモネタ満載なのがもう、どうしようもなくおバカでたまらなく可笑しいです。

おかげですごく笑えたのに子供には見せられないよ、どうしてくれる(苦笑。

身長180センチ超の男たちが氷上でくりひろげる、スペクタクル過ぎてありえない演技も見物です。
メイキング見て、ああ、そうかこうやって撮ったのね~と思ったけど、これって冗談映画だから、ぜんぜん興を削がれたりしませんでした。

演技や採点方式にまったくリアリティーが無く(必須要素とかきっとないです。ジャンプもスパイラルもスピンもない演技もありです)、おかげで細部にこだわる必要を感じないのもグッドです。

画面のあちこちに、アメリカスケート界の有名人がちらほらと見えるのも楽しい。
私がみつけられたのは数人。
ナンシー・ケリガン、ブライアン・ボイタノ、サーシャ・コーエン、スコット・ハミルトンは本人役で出てますし、ちらっと映像だけつかわれた演技シーンには佐藤有香がいたようなw

それから主役二人が出場した冬期スポーツ選手権フィギュアスケートペア部門(モントリオール大会!)にエントリーしているなかの日本人ペアに「SUGURI」という名前を見つけました!

だからなんなの、って感じですね(苦笑。

かれらは本当に出てくるだけで、演技は披露してくれないのでちょっと残念でした。

おまけ映像に「スコット・ハミルトンへの20の質問」というのがありましたが、これもジョークばかりだったw

この映画、もし映画館に観にいってたら後悔したかと思うけど、DVDレンタルならこういうのがあってもいい。
かるくて後腐れのない、娯楽映画だと思います。

『カンフー・パンダ』

カンフー・パンダ スペシャル・エディション [DVD]
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夏休みなので借りて見ました。

この作品を選択したのは妹。タイトルを見たとたん彼女の頭には『らんま1/2』の第一巻「あのパンダ強ええ~!!」が再現されたのに違いない……。というかかくいう私もそうだった(一巻しか読んでないんですが;)。

パンダというと“かわいい”が代名詞のような昨今ですが、この3DCGアニメのパンダにそれを期待してはいけません。

たるたるとしたデブで食い意地が張ってて、妄想野郎でミーハーで怠け者。しかも表情筋が欧米人そのものにうごくのでまったく! かわいくありません。

だから可愛いパンダを見たい向きにはおすすめしません。なんだか嫌悪感を持つ方もいるみたい(汗。

ストーリーは単純そのもの。
ダメパンダがヒーローになる話。

私は、細やかなところまで心配りの行き届いた演出とCGのスピード感あふれる描写で、楽しくおかしく描いているところに好感を持ちました。

格好悪くてかわいくないパンダでもいいよ、という方は息抜きにご覧になっても良いのではと思います。

ワタシ的にはパンダの師匠がマスターヨーダみたいで萌えた!
かれのボイスキャストがダスティン・ホフマンなんて、最後まで知りませんでしたわ。日本語版で見てたからさ……。アンジェリーナ・ジョリーがタイガー娘だってのも知らなかったよ、以下同文。

そういえば日本語版のパンダの声がTOKIOの山口達也だったというのも、最後のクレジットを見て知りました。意外に三枚目声なんですね……。

一緒に見ていた甥っ子は遊び疲れで眠ってしまったのですが、寝るまでは楽しんでいた模様です(苦笑。お持ち帰りしたのでもう見てくれたかなー?

『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! スペシャル・エディション [DVD]
B001P9CGT8



夏休みなので借りて見ました。

クレイアニメの「ウォレスとグルミット」シリーズの長編映画です。
発明家で浮世離れしたウォレスと、かれを執事のように補佐する賢い飼い犬グルミットのコンビが奇天烈な事件に遭遇する、ディテール細やかな遊び心に満ちた私の大好きなシリーズ。

今回は、巨大野菜コンテストを控えた町で、対野ウサギ野菜畑警備を請け負っていたふたりに襲いかかる大いなる試練のお話です(笑。

すんごく面白かったですー!!!
あれこれの細かいネタやエピソードにも笑えるし、スピード感あふれるアクションはクレイアニメとは思えないし、キャラクターたちは個性にあふれていて楽しいし、もうサイコーvvv

たしか原語副タイトルは「ウェアラビットの恐怖」。
つまり敵はウェアウルフ(狼男)ならぬウェアラビット(ウサギ男)なのです!

おお、ファンタジー?!

そしてストーリーのあちこちにいろんな先達へのオマージュがあふれています。
グルミットのライバル飼い犬との空中戦(まさにドッグファイト!)。
巨大な怪物にとらわれて悲鳴をあげるヒロインの姿やその怪物が逃げていく場所。

うわあ、あれだー! とわかるともっと楽しめるかと思いますが、わかんなくても大丈夫、ちゃんと楽しめます。

現に小六と小三の姪と甥も、大笑いしながら楽しんでくれました。借りて良かったー!!

クレイアニメでこれだけの作品を作るのは相当な労力が必要と思われますが、ぜんぜんそんなことを感じさせない素晴らしい作品です。なんでこんなに細かいところまでつくりこんであるんだと感嘆しますが、きっと作り手も楽しんでいたのに違いありません。

絵本のバムケロシリーズがお好きな人なんかには超おすすめです。