2016年に読んでたオンノベ

今年読んだオンライン小説で面白かったもの、順不同です。

Re:ゼロから始める異世界生活
Rotted-S(完結済み)
リワールド・フロンティア〜支援術式が得意なんですが〜
異世界食堂
本好きの下克上 〜司書になるためには手段を選んでいられません〜
聖女の、妹(完結済み)
九十九の黎明 ―測量少女と禁じられた知識―(完結済み)

書籍化されたりアニメ化されたりした超有名作品がたくさんありますが、とにかく面白かったので。
ここでは基本的に完結済みを優先していたのに、気がついたら面白さの前にひれ伏しておりました。

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「龍翼のディオスクロイ」

梶つかささん作、「龍翼のディオスクロイ」読了。

異世界ファンタジー長編、完結済み。

龍に守られた王国で、神官をめざしていた孤児の少女に立ちふさがる、思いも寄らぬ運命の物語。

一気読み。
極限の寒さと伝説の終わりのはりつめた空気に、氷の結晶のような想いがつながっていくような印象が残りました。
きまじめでストイックで繊細で、そしてとても若々しいお話。
「微恋愛FT」とのことで、それはたしかにそうなんですが、けっこう辛い展開の中でかれの存在に私は救われました。

学院や図書館、北の寒村、修道院など、舞台となる場所がいちいち好みで嬉しかったです。

面白かった!

「黒曜石のきみへ」

玉蟲さん作、「黒曜石のきみへ」。

西欧中世風異世界恋愛ファンタジー、短編。

「覆面作家企画」のときに拝読。
しっかりした文章と、意志の強い話はこび、ディテールの美しさが印象的でした。

そして、この作品を含む短編をいくつか読ませていただいて、どれも素敵でわーいお宝発見と叫んだと同時に、「玉蟲さんは職人とか見習いとかがお好きなのかも」と思ったのに、いざ推理の段階でぜんぜん違う方向にいってしまったことを深く悔やんでおります。

ヴィクトリア朝の厨房を舞台にした女性料理人のお話「キドニーパイをひとくち」。
正解発表後に、「あっ………」と思ったことはもう忘れたいです。

「マテリアル」

くまごろうさん作、「マテリアル」掲載分読了。

関西を舞台にした、きれいごとだけではないビターな大学生の現代青春恋愛もの。
着実な筆致に色気がにじみます。

視点人物を変えて連作短編のように進むシリーズ。
完結は明示されていないですがここで終わっても違和感はない気がします。

「初恋薊」

スイさん作、「初恋薊」読了。

和風異世界恋愛ファンタジー短編、完結済み。

時系列が遡っていく展開でだんだん謎が解かれていく興味深さ、そしてこの切なさ……なんなのなんなの。
この方の文章にはぷるぷるした弾力と、艶がありますね。
艶=色気ともいう。