『イルファーラン物語』

冬木洋子さん作『イルファーラン物語』読了。
異世界トリップ系ファンタジー大長編。完結。

少女小説としてはたいへん王道な展開をみせる、自分癒しのための異世界往還譚。
シンプルな筋に見合わぬほど物語世界が丹念に書き込まれている。
バランスは失われがちですが、私はそこが好き。
ということで、作者自身による考察系番外編『ユーリオンの手記』は必読なのでした。

NHK杯フィギュア

B00013TCA0ラフマニノフ
ツィマーマン(クリスティアン) ボストン交響楽団 小澤征爾
ユニバーサルミュージック 2004-01-21

by G-Tools


毎年冬になると楽しみにしているフィギュアスケート。
今年もNHK杯がやってまいりましたが、きのうの女子シングルの村主章枝選手のフリー演技はすんばらしかったです。

以前、題名は忘れたけどバレエに関する新書を読んだとき、おぼろですが「バレエファンとフィギュアスケートファンはかなり重なる」というような文章を読んだことがあります。
その本に書かれていたバレエ芸術に関する考察が、なんとなくファンタジーにもあてはまるように思えて、それで私はフィギュアスケートとファンタジーのおんなじ部分に惹かれているのかもーと思ったのですが、村主選手の演技を見ているとまさにファンタジーに感じるのとおなじ部分をつよく刺激されている自分を感じるのでした。
ラストの連続スピンなんて、感動の嵐でしたよー。

見終わってからじーんとして、もう一度みたいと思いましたが、NHKは何故か部分リプレイ以上は見せてくれず。
なんでこの時期にうちのビデオは壊れるんだ……。悔しい。

村主選手のフリー演技の曲がこのラフマニノフでした。
この曲は「のだめ」のおかげでかなり頭に染みついてるのでよけいに感動を誘ったのかも。
たしか、本日の男子シングルの高橋選手もこの曲だった気がするので、こちらも楽しみ! なのでした。
録画できないからぜったいに見るのを忘れないようにしなくては。

『エリザベスタウン』

きのうはタダ券期限滑り込みで映画館にいってきました。
体調は万全じゃなかったものの、この映画館があと半年くらいで閉館になるというので、いまのうちにいっておかなくちゃーという気持ちになったもので。
いつもラインナップが個人的な好みとずれているため、せっかくタダ券もらっても見るものに悩む映画館なのだけど、なくなってしまうとなるとかなり寂しいです。

そんなわけで、今回も消去選択法で映画を見たわけですが……。
面白くなかったわけじゃないけど、なんかラストにむかってぼんやりとしてしまう話だったなー。
ラストはアメリカの歴史を追いかけるような仕掛けになっていたのかなーと思ったんだけど、最後が「世界第二のファーマーズマーケット」である理由が、よくわからなかった。
最近、どうも話がぴしっと終わらないと気持ちが悪くて、これってエンタメばかり読んでいるせいでしょうか。

ところで、上映中困ったことに、ちょうどお昼にさしかかる時間で、鎮咳薬の効き目が切れてしまったのですね。
静かな映画なのになんども咳をしてしまい、まわりの皆さんにはたいそうご迷惑をおかけしました。
どうもすみませんでした。
といってもお客さん、全部で十人くらいいただろうか。
これだから赤字がふくらむんだろうなあ……。
満員になったのって『ロード・オブ・ザ・リング』とか『ハウルの動く城』とかのジブリ作品くらいしか見たことなかったもんなあ……。

帰宅後、また咳がひどくなってしまいました。
欲と二人連れはもうやめよう。