『中世貴族の華麗な食卓』

中世貴族の華麗な食卓 69のおいしいレセピー
マドレーヌ・P. コズマン 加藤 恭子 和田 敦子
456202187X


再読です。しかも拾い読み(汗。
ヨーロッパ中世の貴族がどんな物を食していたのかが詳しくわかる一冊です。タイトル通り、レシピもついています。
処分しようかと思ったのだけどとても内容が濃いのでこれはやはり手元に置いておくべきかと書棚に戻しました。もう版元にもないみたいだし……。
サブサブタイトル?に「中世の饗宴・Part2」とあるのですが、Part1がどういう本なのかがわかりません。訳者あとがきには「三部作最後の一冊」???
とりあえず同じ出版社から出ている同著者の中世に関するタイトルはこんな感じです。

中世の饗宴 ヨーロッパ中世と食の文化
マドレーヌ・P. コズマン 加藤 恭子 平野 加代子
4562020261

ヨーロッパの祝祭典 中世の宴とグルメたち
マドレーヌ・ペルナー コズマン 加藤 恭子 山田 敏子
4562018399


うーん。どれもこれもおもしろそう……。何で読んでいないのか、自分。
それはたぶん、この一冊を買っただけで財布が空になったからだろうなあと推測致します。
図書館に行けるようになったら借りてやろうと思う次第。


それとこんな本があることを思い出しました。
毒味役
ピーター エルブリング Peter Elbling 鈴木 主税
4152084367

こちらはフィクションなのですが、日常風景として貴族の食生活の雰囲気がわかります。結構面白かったと思う。青池保子っぽい歴史小説です。

「ネット小説を読もう。」キャンペーン

有沢さん主催で【「ネット小説を読もう。」キャンペーン】が開催される模様です。
ネット小説を読んで読了報告をしあいましょう、というもの。詳細はキャンペーンのページを見てください。

バナーをいただいてきました。期間中右上に貼りつけておきますね。
キャンペーンバナー


参加者用にしなかったのは、参加できるかどうか怪しいからです。最近のひきこもりでは新たな作品に出会う確率も下がろうというもの……。

『Landreaall 2』

Landreaall 2 (2)
おがき ちか
4758050457



さらに読了。
書き忘れてましたが、本作は剣と魔法の異世界ファンタジーで、文化的には東西混ざった感じで今風デザインなキャラクターたちが飛び跳ねてるマンガです。悪だったり聖だったりする竜の存在がとくにそんな縦横無尽で自由な感じ。主人公は剣を帯びてますけど普段は拳法(?)で戦ってるし。

で、面白いです。日中あまりの蒸し暑さにへたばっていなければブレーキ効かずにどんどん先を読んでいたことでしょう。
DXの輪郭がぼやーんとしてつかみ所がないのはそういう仕様なんですね。なるほど。

続きも読みます。

ところで、昨夜の雷すごかったです。風呂の中にいるあいだに二回も停電して焦りました(汗。

『Landreaall 1』

Landreaall 1 (1)
おがき ちか
4758050260


『エビアンワンダー』の作者さんの現在進行中シリーズ、第一巻。
さくっと読めました。面白いです。
冒頭のテンポがいまいちなのと、たまにネーミングにへろっと脱力することがありますが、ポップな絵柄で中身はきちんとファンタジーしてるとこが好きだー。
可愛いキャラはとことん可愛い。イオン好き。『銀魂』の神楽ちゃんみたい。
それに、歌う樹のおねーさん、という発想にかなり親近感があったり。「クレシェンド マリオン」はとても気に入りました。
すぐつづきが読める(四巻までだけどね)のが嬉しいです。ギフト券ありがとう、皆様ありがとう。

Tiger雑感

OSをTigerにして一週間が過ぎました。
いまのところはおおむね快調。不満はほとんどありません。さっさと変えとけばよかったかなあとすこしばかり後悔しています。
一番よいところは動作が機敏なところ。起動させるのにPantherの半分以下の時間しかかかってないんじゃないかと感じる(一番最初のときにはえらく長かったのだけど)。Safariの描画速度も速い速い。パソコンが新しくなったのかと錯覚しそうです。

違和感があるのはMail。すっかり右側操作に慣れたとこだったので。でもメールのチェック速度も速くなってるなと思う。
それとATOKでシフト+英数で全角英字入力に変更できないのが困る。私はカナ入力なのでこういう機能に頼ることが多い。ローマ字入力派の人は関係ないのかもしれないですが。

ブラウザやその周辺のフリーアプリはほとんど最新版に入れ替えることができました。わーい。ただひとつ、シイラを除いて。シイラは最新版の2.2を起動させるとなぜか落ちてしまうんですよね。
Safariでアマゾンが見られるならもう必要ないかなと思ったのですが、ブックマークサービスを試してみたらまだダメだった(涙)ので、それを使うためだけにもういちど1.2.2を入れ直しました。

ウィジェットはまだあんまり活用してません。というか時計とカレンダーはあんまり必要ないような。天気予報は「空模様」に入れ替えました。あとTV番組表を表示させたりしてます。弟に「日本周辺の気圧配置図とかアメダスとか配信してくれる物はないのー」といったら「そんなマイナーな物はない」と呆れられました。

それと、セキュリティ関係はネットバリアーに変更しました。最初、ノートン先生のままでやってみようとしたところ、バージョンがあってないのかエラーが出てしまったので。こちらもこころなしかスピードがアップしたような気がします。いままで見られなかったアマゾンバナーとかが見られるようになったりして、ノートン先生はえらくがっちりガードしてくれていたのだなあと気づきました。

あとはもっと元気になってパソに向かって一時間で果てる癖(癖なのか)を直すことですな。肩の筋肉つけてー、背中の筋肉つけてー。頸が頭の重みに悲鳴をあげ始める時間をすこしでも延ばさなくては……。

20070728の購入

Landreaall 1 (1)
おがき ちか
4758050260

Landreaall 2 (2)
おがき ちか
4758050457

Landreaall 3 (3)
おがき ちか
4758050619

Landreaall 4 (4)
おがき ちか
4758050864


本の処分に明け暮れて気分がブルーなところにアマゾンからギフト券が届いた。
ものすごく久しぶりにもらったので(皆様ありがとうございます)浮かれて購入ボタンを押す。
ずっと読みたかったのですがリアル書店にぜんぜん見あたらなかったんです。
昨日注文したのにもう届いたよ。わーい!
……こうして増やしてるから減らしても減らしても追いつかないのです。

ラジオドラマ

梅雨明けはまだですが夏のように暑い今日この頃。独唱だった近所の蝉の鳴き声がすでに大合唱団と化しています。あいかわらず昼寝ばかりしているワタクシは寝過ぎて夜眠れないという悪循環に陥ってます。おまけに寝苦しい……。

睡眠導入剤を飲んでからあかりを消して静かにしているといろいろと考えて余計に眠くなくなるので、寝付くまではタイマー付のラジオを聞いていたり。
先日、超久々にNHK FMをつけてみたら「青春アドベンチャー」をまだやっていて、おおなつかしいと思いつつ耳を澄ましてました。『小惑星美術館』を放送中でした。
へーーーー、こんなのもやるのね~。

寮美千子さんの本は何冊か読みましたが、どれもとぎすまされた作品で読んでいると胸が苦しくなるのでいつのまにか遠ざかってしまった。『小惑星美術館』はそのなかでも比較的スムースに読めた本でした。

小惑星美術館 (貘の図書館)
寮 美千子
4894190222


ナレーションが島本須美さん、主人公が高山みなみさん。
声だけ聞いてわかる人が演じていると親しみがわく反面、作品世界の独特さが薄れるような気がしますが、ドラマ自体はけっこう面白いです。

しかし二話を聞いてから三話が聞けなくて次は四話。とびとびだとやっぱり話がよくわかりません。プロ野球のナイター中継が長びくと間に合わないんだよなあ……。

20070725の購入

神奈川県大会も準々決勝です。ここまでくるとチームの体力のあるほうが断然有利ですねー。なんせこのハードスケジュール……。先発完投した翌日にまた先発なんて、高校生じゃないとできないよ(汗。

カスタム・チャイルド (電撃文庫)
壁井 ユカコ
4840230277


『鳥籠荘』の二巻がなかったので。三巻も8月に出るようなんですが、それまでに手にはいるだろうか……。

ベイスターズはまた二位決戦を落としてますね……。このあとずるずる落ちて行かなければいいのですが。

このブログについて

メモ書きのようにして始めたブログだったので、リンクのことなど何も考えてませんでしたが、もしかして困ってる方がいるかもと気づいたので書いておきます。

このブログは本の感想サイト【Reading Diary】の近況報告メモです。ですが、いまは本館がほとんど更新されていないので稼働しているのはここだけです。つまり本の感想も現在はほとんどここで書いています。管理人にとっては困った状況ですが当分この状態は変わらないでしょう。

というわけで、このブログのリンク規定は本館に準じます。つまり、どこでもご自由にはってください。ただし、別サイトのコンテンツと誤解されるようなリンクはおことわりいたします。

コメントも良識の範囲でご自由にしてください。スパムは嫌いです。

トラックバックは認証制になっています。管理人の時間的な都合によりすぐにはページに反映されないことがあるかと思います。トラバする記事には当ブログへの言及リンクをお願いします。していないものは受け付けない設定になっています。スパム対策のためです。

最後に、私の読書傾向はファンタジー、SF、ミステリ、ホラーとその周辺。それとマンガ。ふつうの文芸作品はあんまり読みません。読んだものたいていすべてに言及してますが、あまりに好みから外れた物には感想を書かない場合があります。

『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち 1』

高校やきうの県予選が熱いです。一回戦あたりは選手の体格でどちらが強いかすぐにわかりましたが、四回戦ともなるとみんな鍛えられた身体をしてますね。試合にもそれが出る。でも、張り合っていてもちょっとの差、なにかのきっかけで緊張が切れて、あっというまに大量点が入ってしまう。これはやはり若さなのかなあ。幕切れが切ないのが高校野球か……。にしても暑いです~。だらだら。

鳥籠荘の今日も眠たい住人たち〈1〉
壁井 ユカコ
4840236054



だらだらの合間に読了。
レトロな古い洋館のアパートに住む変人の住人達を描く、読み切り連作シリーズ。
『キーリ』の著者の新シリーズ、といってもこの本が出たの去年ですが……。
現代物でファンタジーでもSFでもないらしかったのでちょっと敬遠していたのですが、読み始めてもしばらくはやっぱり現代で不思議もないと私にゃきついかなあ……と思っていたのですが、進むにつれて「ああ、やっぱりこのテイストは好きだ~(感涙」となりました。テンション低めの句読点の少ない饒舌な文章はいままでどおり。どこかノスタルジックな舞台。きめこまやかな心理描写。それに未来でなくても移民惑星でなくても、キーリのテイストはひきつがれてますね。顔の見えない管理人さんとか。私はとくに第三話と第四話が好みです。ああ、着ぐるみパパと小学三年生がツボだ~可愛すぎる~。

とても気に入ったので続きも読みます。いつになるかわからんけど……。

鳥籠荘の今日も眠たい住人たち 2 (2)
壁井 ユカコ
4840237271


録画また失敗

Tigerのインストールはなんとかできそうです。しかし全然別方面で大ショック。
毎週楽しみに見ているアニメ『おおきく振りかぶって』の今週分の録画に全面的に失敗しました。

えーと、失敗したのは実はコレが初めてじゃなくて、おしりが五分切れちゃったり十分切れちゃったり前半分しかなかったりということを幾度かしているのですが、始まったとたんに別番組のタイトルだったのはさすがに今回が初めてです。び、びっくりした。

失敗の原因は時間のずれです。うー、なんで毎週放送時間を変えるのですか、T○S~。
これじゃあ毎週録画機能がぜんぜん使えないじゃんかー(涙。
ちょうどリアルでも予選を見ていてととても気分が盛りあがっていたところだったのに。がっくしです。

おおきく振りかぶって 1
黒田洋介; 吉田隆彦 水島努
B000PAU2TY

虎がやって来た

昨日注文したTiger、もう届きました。
速ええ……。
現在セットアップをしているところです。
とりたてたトラブルも発生せずに進んでいます。このまま順調にいってくれ~。

MacOS X v10.4.6 Tiger
B000FJ6J9M


Internet Security Barrier X4 Backup Edition
B000FEBXIE


これも一緒に買いました。もうすぐノートン先生の期限も切れるし、バックアップソフトも欲しかったし、なによりアップルストアで安売りしてたので……(笑。

あ、Safariでちゃんとアマゾンが表示できます。ひゃーうれしい!

いまさらですが

PantherをあきらめてTigerを手に入れることにしました(MacOSXの話です)。
弟には「いままで待ったんだからLeopardが出るまで待ったら?」と言われましたが、もう我慢できない。
このところ仕事用のPowerMacG3(古)のOS9.2(さらに古)にもさんざんゴネつづけられているのでヒネクレた豹の世話までしている気分じゃないのです。

そうと決まったらさっさと買ってしまえ! とばかりにアマゾンで注文しようとしたらまたしてもサインインができず。もうもうもう、先延ばしはゴメンだよ! と思ったワタクシは五分後にはアップルストアで件のOSとセキュリティソフトの購入ボタンを押していたのでした。

えへん、これでもう後戻りはできないよ。ざまをみ!(←誰に向かっての捨てぜりふか)

というわけでいまは豹から虎に移るために交換が必要なブツを確かめているところです。
や、それよりもデータのバックアップをとっとくのが先かしら。

『華栄の丘』

華栄の丘
宮城谷 昌光
4167259141


読了。
春秋時代のちと手前の宋の宰相、華元の生涯をえがく歴史小説。
うーん、よかった。面白いというより、しみじみといいなあと感じるシーンがたくさんあるお話でした。たんたんと史実を連ねたあとにふと訪れるしずかな明け方の時間なんて、とうとうと流れてきた時が一瞬うごきを止めたかのよう。登場人物の世界がとつぜん身近に迫ってくるこういうシーンがとても好きです。詩情あふれるというのかな。

主人公の華元は出目でふとってる厭戦主義の戦略家。この一風変わった人物とあるじである宋の文公、文公の父の妃である王姫を中心に話は動いていきます。
先手を読んで読んで読み切ったあとに満を持して行動を起こす華元の本領と限界が宋の国運を左右していく様がおもしろかったです。

キャラ的には私は華元の家宰のじいさまと、のちに家宰となる若者、士仲のコンビが好きです。
士仲の華元につくす様はまさに家来の鑑!
華元が捕虜になってしまうくだりはまさに士仲のためのエピソードかと思われました。
脱出に成功して朝を迎えるシーンは感動物です。

しかしこの話もまた後日譚の伝聞で終わるのでした。
宮城谷作品は冒頭がとても印象的な現在形なのに最後がいつも過去形で説話じみているのがなんとなく納得いかない……。

また眠っちゃった

録画したNHKスペシャル「失われた文明 インカ・マヤ」の第三集を見ていたらまた途中で寝てしまった。
また、というのは第一集も第二集も寝てしまったからです。
内容はもの凄く面白いと思っているのに、なぜか霧に包まれるように睡魔に襲われていつの間にか寝てしまう……。いまこんな自分がかなり嫌いです(苦笑。

アメリカ大陸の文明についてはぜんぜん知らないので、せめてアウトラインくらいはつかみたいなあと思ってみているのに……と調べてみたらNHKにインカ・アステカ・マヤのページができてました。おお、これは面白そう。
リンクポリシーを見るとトップページ以外にリンクしてはいけないらしいので、とりあえずNHKのトップにリンクしときます。

NHKオンライン

たぶんドキュメンタリー方面に行くと出てくるのではと思います。
あ、壁紙があるーv

「Dream Traveler on Real」

鈴埜さん作「Dream Traveler on Real」読了。
近未来SFファンタジー長編、完結済み。
面白かった。一気に読めました。

「電脳コイル」とか

ここ半年ほどすっかりぐーたらする癖がついてしまってぐーたらしているとテレビ見るくらいしかできないのでなんだか半年前には信じられないほどアニメシリーズを見ていたりします。
で、最近のヒットは土曜日夕方にNHK教育でやっているコレ。

電脳コイル

ぱっと見た目は地味ーな感じだったのでそれほど気合いを入れることもなくなんとなーく見始めて、その後も毎回ちゃんと見ていたわけではないのですが、ここ最近は見始めるとしらぬまに最後までつきあってしまうほど面白くなってきました。

舞台はちょっと未来の日本の地方都市。地味ーな(笑)子供達がわらわらとでてきて電脳ペットが出てきたりして、どことなくSFやゲームっぽい。でも私にはローファンタジーに思えるなあ……。都市伝説がからんでいたりするからかな。

絵柄はシンプルなのにどことなく色気を感じる画面にどきどきする。これってキャラクターの動きがなめらかでちゃんと演技をしているからだと思う。表情も立ち居ふるまいもアニメのパターン化されたうごきじゃないんですよね。そのあたりもとても良心的なアニメだと思います。
それと、けっこう複雑な設定みたいなのにあんまり親切な説明がないのですよ。けれど(ちゃんと見ていなかったため)まだよくわからない状態でずっと見ていても負担にならない。物語の背景を、絵と動きをみることで推理していくのが楽しいのです。むー、これも私としてはファンタジーに対する時と同じ体勢なのね。

ヒロイン・ヤサコの言葉遣いに違和感を覚えることはありますが(「だわ」言葉ってまだ使う人いるのでしょうか。しかも小学生で)キャラクターも生き生きしていていいと思います。
でも、例によって私はメガばあちゃんの出番を楽しみにしているのですが(老人キャラ萌えなので;)

電脳コイル (1) 限定版
磯光雄 折笠富美子 桑島法子
B000RO8P4M

20070713の購入

毎日ジメジメウツウツして洗濯物は乾かず布団はカビが生えそうで月一のイライラに今度は台風ときたもんだ。こういうときにはついぶちっときて購入ボタンを押しても許される……ような気がする。

鳥籠荘の今日も眠たい住人たち〈1〉
壁井 ユカコ
4840236054


e-honで購入。
あとで一冊完結の話もまだ読んでいなかったんだそっちにしとけばよかった……とケチ根性丸出しの後悔をしてしまう。この本が面白いことを願います。

今日は散歩にいけそうにないなー。高校野球もプロ野球も中止かなー。楽しみがさらに減る……。

『プークが丘の妖精パック』

プークが丘の妖精パック
キプリング 金原 瑞人 三辺 律子
4334751210



読了。

響子さんのレビューを読んで買ってきました。
20世紀初頭に出版されたイギリスの子供達のための歴史ものがたり。
子供達が妖精の輪のなかで出会ったパックに過去のひとびとに紹介されて、そのときはどんなだったか、を話してもらうというお話。
題材はローマン・ブリテンとかサクソン人の侵略の時とか、イングランドの歴史物ではわりと有名所のものだと思います。それを、舞台になっているサセックスのペベンシーとそこにまつわる人物を絡めて描いている。王様たちではなくその脇役というかその他大勢の無名の人が主役で、歴史の大きな流れに流されつつも自分の生を生きているという感じなのがものすごく好感が持てました。
この本、私はとても好きだー。
細やかな自然描写とかそれがいつのまにか物語の一部としての役割を果たしている語り方とか、厳しい現実の中にかれらなりの光明を見つけたりする終わり方とか。
舞台の描写も人間達もリアルなのに、どこかほっとするところがいいなあー。ほっとさせかたも現実的なので、あざとさがないんですよね。
サトクリフが影響を受けたとあとがきにありましたが、たしかにローマンブリテン物はサトクリフが書いたといわれたら信じてしまうかも。『辺境のオオカミ』などを思い出しました。
サクトリフ好きな人にはお勧めです。
子供達がお話をきいたあとでパックに「オークとトネリコとサンザシの魔法をかけられて」できごとを忘れてしまう、というお約束がじつにイギリスの妖精物っぽくて嬉しかったです。
作品の冒頭とおわりに挿入される詩もすてきでした。

続編があるそうなのでこちらも訳出されないかなーと期待しています。
それにキプリングの本をもっと読んでみたくなりました。
そういえば、『ジャングル・ブック』も読んだこと無かったし。……え、なに絶版?

キプリング短篇集
キプリング 橋本 槙矩 ジョセフ・ラドヤード・キップリング
4003222024

辺境のオオカミ
ローズマリ・サトクリフ 猪熊 葉子
4001155664

「ソーサリエ ~アガサとアガタと火の精霊」

麻森りんさん作「ソーサリエ ~アガサとアガタと火の精霊」読了。
異世界召喚学園ファンタジーコメディー、長編完結済み。
どたばたが面白かったです。
「ハウルの動く城」を「ハリー・ポッター」みたいな学園物にしたような……と感じるのはおそらくヒロインが片想いする優等生のファビアン君の造形からでしょう。キャラクター達がみんな生き生きしていてます。とくに精霊達のバラエティーあふれるぶっとび方と、超いいかげんで無責任な学園長マダム・フルールが楽しかった。ちょっと萩尾望都のむかしのコメディーとテンポが似ていると思いました。

続編、お待ちしています。

『イティハーサ』全七巻

イティハーサ (1) (ハヤカワ文庫 JA (639))
水樹 和佳子
4150306397


超古代の日本を舞台にした壮大なSFロマン。
これも発掘本です。お約束のように一気読みしたらものすごく疲れました。でも幸せでした。全七巻ですが絶対それ以上の内容がある。半端な密度ではありません。何度読んでも読み切れた気がしない。じっさいたいへんなマンガだと思います。

じつは昔は水樹和佳子の絵ってあんまり好きじゃなかったのです。きれいだけど硬質すぎてなんとなくはね返されてるような気がしてました。でも『イティハーサ』の途中から意識が変わりました。この話を描くにはこの線しかないだろうとそう納得するようになったのです。なにしろ神々しい方々がどんどんご登場なさるお話ですからねー。そして線を受け入れられるようになったら、この迷いのない描線がいかに微妙なニュアンスまで表現しきっているかに気づきまして。うおお、これはすげえなあと感動しました。あの笑顔、あの微笑み、あの泣き顔。思い出すとぐぐぐと胸にこみあげてくる物があります。そして無限の広さを思わせる世界の描写。

『イティハーサ』の世界は透明で輪郭がくっきりとしていて潔い。澄んだすこし冷たい大気に満たされているような気がする。
登場人物達(神様含む)の想いには純粋ですこしも濁りがなく、そしてかれらは与えられた生を精一杯生きている。
そのことがどこまでも哀しくせつなく愛おしいお話です。

やばい。発掘する本がつぎつぎに秘蔵のお宝になってきた。これじゃあ棚が全然減らないよう……。

イティハーサ (7) (ハヤカワ文庫 JA (651))
水樹 和佳子
4150306516

ハムスターの動画

先日、どこかから(すみません出所を忘れた;)見つけたハムスターの動画です。
言葉にできないかわいらしさで見つけて以来何度か癒されています。
あまりにもかわいいのでご紹介。



YouTubeって最近なにかを検索してるとヒットすることもあったりしてときどき見ています。けっこう楽しい。ワタシの環境だとときどきキツいんで、自分から探そうという気にはなれませんが。

『群青学舎 2』

群青学舎 二巻 (BEAM COMIX)
入江 亜季
4757735812



うーん、面白かった!
シリーズとはいってもとてもバラエティーに富んだ短篇集。一巻を読んだ時はそのあまりのテイストのバラバラさにちとぼんやりとしてしまったのですが、今回はなんとなく方向性を見いだせてあらためてこのマンガ家さんのうまさを感じたように思います。
ワタシとしては日常を切り取りながらちょっとキャラクター寄りで攻める作品より、ドラマティックな展開のストーリー作品と瞬間の不思議さを切り取るような幻想的な作品が好きです。
この巻でいうと歴史ファンタジーぽい連作「北の十剣」と掌編「彼の音楽」だな。
「北の十剣」のヒロインは凛々しい美女でいかにも北の人ーという感じのナイスバディーにかわいらしさをも併せ持つ王女様。ヒーローの敵役従兄弟がごついおっさんかと思いきやだんだん繊細に青年風になっていくあたりがナイスでした。


群青学舎 一巻
入江 亜季
4757729189

『竜と竪琴師 パーンの竜騎士10』

竜と竪琴師
アン・マキャフリイ 小尾 芙佐
4150116180


読了ー。
待ちに待った……てほどでもないけど存在を知ってからずっと気にかけていた竪琴師ノ工舎ノ長ロビントン師のお話がようやく翻訳されました。嬉しい!

物語はロビントンの誕生から始まり、シリーズ第一作『竜の戦士』の冒頭と重なって終わっています。つまり、この話はロビントンのお話であると同時にシリーズの前日譚ともなっているわけ。

小さい頃のロビントンはあふれんばかりの才能に恵まれているのに微妙に不幸です。それは自己中な父親が上から濃い影を落としているため。このあたり、少年の成長物としてじつにツボを押さえた展開でたいそうおもしろかったです。ロビントンの父親ペティロンがほんとに困ったちゃんなヤツでねー。読んでいて尻を蹴飛ばしたくなりましたが(汗、そういえばこういう、父親のために苦しむ子供と母親の話ってマキャフリイの短編集にもあった気がするなーと思いました。なにかそういう体験をしていたのでしょうかマキャフリイ。と、ン十年前に読んだ話をいまだに覚えている私も同じ穴の狢か……。

成長したあとの話は『竜の戦士』へとつづく伏線がいろいろとあって興味深かったです。でもロビントンの話としてはいまいちと感じました。とてもドラマチックな半生なんですが、『竜の戦士』を意識してか若干距離を置いて書かれているのであまりのめり込めない。侵略者ファックスが勢力を伸ばしていく過程などがわかっておもしろかったですが、そのぶんどうしても前日譚として読んでしまうので……(というより、たぶん私が今になっても成長譚のほうが好きだからかもしれないですが。)
調停役として頑張るロビントンが可哀想でした。向こう見ずな青銅竜ノ騎士フ-ロンにはイライラさせられましたし。これじゃあ死んでも仕方がないなあとか。

というわけで、期待はいつになったら主役が登場するのか。とうとう青銅竜ニメンスが孵化した時はきゃーーーと心の中で黄色い悲鳴をあげてしまいました(笑。
竜たちは全編に渡ってとにかく素敵! 竜と話せるロビントン師がうらやましー。
それと音楽! 竪琴師ノ工舎の日常生活には音楽があふれています。竪琴師のお仕事の内容がよくわかって楽しかったです。

それでついおもわず『竜の戦士』の冒頭を読み返してしまったり。それで昔読んだ時よりも物語世界がよくわかってみたり。昔の自分てほんとに主役視点でしか読んでなかったのね……(汗。

竜の戦士 ハヤカワ文庫 SF 483 パーンの竜騎士 1
アン・マキャフリイ 船戸 牧子
4150104832


この話での唯一の疑問は、パーンの精神世界には既存の宗教はなんにも影響を及ぼさなかったらしいこと。でも、この音楽はどう考えても西洋クラシックなんですよね。西洋音楽の根底にはやはりキリスト教があると思うので、このあたりがちと気になりました。でも、このシリーズはそういうこまかいことを気にして読んではいけないシリーズだとは思うので、とにかくロビントン師の歌声を楽しみました。面白かったです。

それと、カバー折り返しのシリーズ既刊に外伝が載っていないのが気になりました。
ありましたよね、外伝……?

ウオノメ

先日、シイラでアマゾンにサインインできないと騒いだあと、二日くらい経ってできるようになりました。ブクマサービスもちゃんと動作する……。どこかから小人さんが現れたようです。
それで嬉しさのあまりこれを購入してしまいました↓。

Zwilling セラミック角質取り
B0000TCI9M


じつは散歩するようになってからしばらくして右足親指の裏にウオノメが発生しまして。それが手をこまねいているうちにどんどん成長してしまい、最近では散歩のたびに「ひー!」と泣きたいくらいの激痛に襲われることたびたび。これは皮膚科に行かなくちゃダメかなーと思いつつも気がすすまずに温存を続けていたところで、ふと出会ってしまったわけです、タコ・ウオノメピーラーに。

へえ、世間にはこんな物もあるのねえ知らなかった、しかしピーラーは不器用な私が扱うにはちと不安かも、あセラミックのヤスリというのもあるなー、これならそれほど危険ではないかも……。

とやってるうちに例のトラブルを脱した喜びの瞬間が訪れて、つい購入ボタンを押してしまいました。ははは。

写真で見るよりごつい代物ですが、ヤスリとしての性能はかなりよいと思います。ごついのでへろへろしないし、手にそれほど力を入れなくても重みで動かせるのがグッド。しかし私のウオノメはそうとうでかくなっていたので削り終えるのに一時間強もかかってしまいました。途中で止めてつづきは次の日にすりゃいいのに、すっかり角質を削ることにハマってしまいましてやめられないのです。かさぶたを剥がしたりするのって楽しいじゃないですか。あんな感じで足裏をつかんで黙々とやってたのですよ。それでとうとうあと角質一枚、てところでウオノメの目の部分だけがぽんと外れて、いきなり流血してしまったのには驚きましたが(汗。注意してやっていたはずだったのにとちょっとへこみました。でも楽しかったです。

というわけで、もし使ってみようという方がいらしたら、最後のところは細心の注意を払った方がよろしいかと思います。

でも、タコを削り取った足で散歩をしたらものすごく歩きやすかったです。踵からつま先までの体重移動がほんとにスムーズにできるんですよ。これまでウオノメを気にしていかに無理矢理歩いていたかを思い知りました。これじゃ関節が痛くても当然だわ(汗。フットケアって大切なのねー、しみじみ。

ちなみにピーラーはこれです。
Zwilling 魚の目・角質削り 78705-201
B00012HTW4

20070703の購入

ここ数日、南関東はヒジョーに湿度が高いです。何もしていないのに汗がたらたら落ちてきて、つねに身体が湿っているのでカビが生えそうです。

群青学舎 2巻 (2)
入江 亜季
4757735812


以上購入。
ここしばらく本屋に立て続けに行っていたのにリアルで見つけることができなかったのでe-honで。

あまりの湿り気に関節痛も増してます。どうして湿度が高いと関節が痛むんでしょうね。あと、冷房も。あれはてきめんに痛いです。お医者に尋ねても「そうなる人はよくいるんですよー」と言われるだけで理由を教えてもらったことがありません。

『フレッドウォード氏のアヒル』

フレッドウォード氏のアヒル 1 (1)
牛島 慶子
404924280X


また絶版物でスミマセンが、これも整理中に発掘して読みふけってしまいました。ちっとも整理が進みません(汗。
物を書くのに疲れた作家がひきこもった田舎家で人語を解するアヒルの家政婦さんを雇ってしまう、というお話。
ちなみにそのアヒルはとあるお医者さんの家で家政婦をしていた伯母がいるらしいです(笑。
設定は荒唐無稽ですが内容はけっこうビター。現実は辛く苦いけれど、大人なアヒルのローズマリーがあたたかくくるんでくれるので後味がわるくならずにほんわりと読み終えることができます。やさしいおとぎ話といった風情です。
あー、やっぱり好きだなあ、この話。ローズマリーのつくる料理やお菓子が食べたーい。

作者の方は『辺境警備』の紫堂恭子の妹さんで、絵柄と雰囲気と笑いのセンスがどことなく似ています。お姉さんよりも特異なキャラクターの描写には長けているかも。主役のケビン・フレッドウォード氏はふつうに美男ですが、ケビンの元カノで伯爵令嬢でモデルのエスメラルダのわがままぶりがすごい。私はかわいげのない背高のっぽの女医さんグロリアのほうが好きですが。
書影がどこにもみあたらないのだけど、このコミックスでは紫堂恭子の絵を清水玲子の線で描いたようなかんじかなー。とても丁寧な描線でうつくしいです。

ところで、調子に乗って一気に七巻まで読み通したのですがそこから先がどこにもない……。調べてみたら全九巻らしいが、なんか九巻を買ったという記憶がないのですよね(汗。もしかして出たのに気づかなかったとか、それでもってそのままぼんやりと今に至るとか……(大汗。そんなことがかなりありそうだと思う自分が情けない。というか終わりまで読みたいですー。どこかの文庫で出してくれないかなあ。とってもいいマンガですよ。出たら買います。

『山へ行く』

山へ行く
萩尾 望都
409167027X

[Amazon][bk1]

読了ー。
『バルバラ異界』完結後に掲載された短篇集「ここではない★どこか」シリーズの1。
シリーズといっても登場人物がおなじで大きなストーリーのなかのエピソードを連ねていく、というような連作ではなくて、おなじ世界に住むいろんなひとびとのささやかな、でも当人にとっては一大事な出来事をすくいあげていくというような感じ。
奇妙だったり不思議だったり日常的だったり抽象的だったりするのですが、おおきなくくりではファンタジーな気がします。こういう作品集をまとめるにはファンタジーって言葉しか思いつかないな。ファンタジーってミステリも恋愛も家族物も何でもありだもんねえ(そのなんでもありを物語世界にいっさい法則無しの何やってもいいなんでもありと誤解されるのはいやなのですが)。
とにかく読み応えありました。嬉しかったです。

ところで、本の中に7月から刊行される「萩尾望都パーフェクトセレクション全九巻」の広告が入っていました。
ラインナップは、トーマの心臓、11人いる!、メッシュ、ポーの一族、スター・レッド、半神を含む自薦短編集、というところです。
……みていると欲しくなるなあ。このタイトルは全部持ってはいるんだけど、臙脂のカバーの萩尾望都作品集も文庫本も新書版も、もうボロボロなのですよねー。「11人いる」なんてカバーがすり切れてあと一歩で分解しそう。つまりそれだけ読み返してるってことなんですけどね。

『ミステリオン』全五巻

ミステリオン 1 (1)
あずみ 椋
4049243229


読了……マンガは何度も読みかえすので何度目かはわかりません。大好きなシリーズ。
十九世紀のロンドンに始まって中世ドイツにさかのぼり、それからヨーロッパの四百年分を駆けぬけてゆく、愛と禁断の錬金術ファンタジー……ウソっぽいな(笑。薔薇十字団とか賢者の石とかホムンクルスとかエリクシルとかオートマトンとかのあいだを逍遥して、己とは何かを探し求める男たちのお話?
いまとなってはこれらの要素は日常的にマンガの素材ですが、この作品の出た頃にはかなりめずらしかったように記憶しています。
著者の三次元的には?だけど華麗でシャープな独特の筆さばきによって描き出される、禍々しくも色気のある錬金術の世界。スピーディーなストーリー展開とからみあう人間模様。しかし、こんなに構図的に妄想を刺激する人物配置だったのかあ、レオンとヴォルフ。絵的にそちらのほうの色気が少ないのと、私にそういう素養が欠けているためもあって以前に読んだ時にはぜんぜん気づかなかった……(苦笑。

処分しようかと思ったけど、とても面白かったので手元に置いておくことに決定。

コミックスは絶版ですけど電子書籍化されている模様です。

ご本人のサイト【MIDNIGHT SUN あずみ椋のホームページ

シイラ君もだめ?

先日、不具合が出てSafari1.3.2から乗り換えたシイラですが、本日不具合が発生しました。今度はブックマークサービスが利用できないだけでなくアマゾンでログインができなくなったので大弱り。これじゃあ買い物もできないじゃん……。

イライラしながら何度かくりかえして接続を試みましたが、ブラウザが落ちるか、ページ読み込み中のままになるかのどちらか。五度目に失敗したあとで業を煮やしてみっつめのブラウザに移ってみました。今度はFirefoxです。しかしこっちは乗り換え前のSafariと同じ症状で個別の商品ページが読み込み中のままどうしても表示できません。気がすすまぬながらも最新版にバージョンアップしてみましたが、ダメでした。

これはなんですか、私がいまだにPantherを使用しているのがいけないのでしょうか。インテル入ってるMacにかえろと、そういうわけなのでしょうか。些細なことですが頻々とバージョンギャップを感じる今日この頃。ふと気づくとネットしなければ悩まなくてもよいことばかり。だけど今の私はネット以外にパソコンて使わないし。でもまだ買いかえたくなーい……(涙。

というわけで、先日くっつけてみたばかりの「気になる本」ですが、新たなリストアップができなくなりました。このままだと表示している意味がないので外そうかなあと思ったり。感想ブログのRSS表示もできないままだし、ベイスターズはタイガースに二連敗。心乱れる日曜の午後です。はうう。