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『伯爵と妖精 紳士の射止めかた教えます』

伯爵と妖精 紳士の射止めかた教えます (コバルト文庫 た 16-32)
谷 瑞恵
4086010763

[Amazon]


読了。
ヴィクトリア朝のロンドンおよびイングランド周辺を舞台にした、妖精博士の女の子とタラシ伯爵のロマンティックファンタジー。
……もうシリーズ何冊目かわからないです(汗。
今回は短編集となりました。

収録作品は「コウノトリのお気に召すまま」「紳士の射止めかた教えます」「学者と妖精 この世の果ての島」の三編。

リディアとエドガーが婚約する前のドタバタ劇二編と、リディアの父親カールトン教授と妖精博士の母親アウローラがいかにして出会い、結婚したかを描く一編です。

リディアの腰が定まらないときの不安と期待のない交ぜになった時期の話は、やっぱりおもしろいです。自分でからかってるくせに、リディアの反応にひそかにうろたえたり不安になってるエドガーが楽しいし(笑。

なにより、横柄な猫型妖精ニコとレイヴンのコンビ(?)がちょこちょこと活躍してくれるのが嬉しい私です。レイヴンの伯爵への天然突っ込みがあいかわらず素晴らしいv。

三作目のリディアの両親のお話はかなりファンタジー色が濃くて、これもたいへん楽しめました。
カールトン教授はおとなしいのでエドガーのように読みながらニマニマしたりできませんが、煙水晶の環状列石とか妖精たちの宴会とか、短篇なのにこれでもかとそれ風要素がちりばめられていて嬉しかったです。

外ヘブリディーズに先祖代々すまい続けるアウローラの古い家系は、これからの本編の大きなポイントになってきそうだなと思いました。
取り換え子がなんどもくり返し血脈に取り込まれていく家系って、なんだか不幸な気もしますが……。

『ストラヴァガンザ 花の都』

ストラヴァガンザ 花の都
メアリ ホフマン Mary Hoffman 乾 侑美子
4092903731

[Amazon]


読了。

現代のロンドンからルネッサンスのイタリアによく似た異世界タリアへと移動(ストラヴァガント)する少年たちを描いた、冒険プラス陰謀ファンタジー。
三部作の完結編。

これも長らくご無沙汰でした。あー、やっと読めた……。

ヴェネツィア、シエナときて今回の舞台ジリアのモデルはフィレンツェ。敵役キミチー一族のモデルはメディチ家と言うことで、復讐やら陰謀やら暴力やら毒殺やら謀殺やら政略結婚やらと、ど派手にストーリーは進行します。

いっぽう、主人公のスカイはアフリカ系のロックのスーパースターの私生児で、母親の病のためにがんじがらめになっている少年。ドレッドヘア。かれがストラヴァガントするのがジリア郊外の修道院なんですけど、このものすごいミスマッチにほとんどダレも違和感を覚えないのがジリアの包容力?

ともあれ、かれは学校の知り合いがストラヴァガントの仲間だと言うことを知り、これまでの登場人物たちがすべてなにかしらの事情を抱えたまま集合。

キミチーの当主がベレッツァの女公主にめぐらす陰謀を阻止する、というメインストーリーとともにあちこちでかれらの事情が絡んだ複雑な展開となり、かなりぎゅうぎゅうと詰め込まれためんどくさいお話となりました。

張り巡らせたすべての伏線を回収するためにはしかたなかったんだろうなー。
つーか、わざわざ伏線にしなくてもいいんじゃないか、というような要素まですべてすくってくれた気が……(苦笑。

淡々とした簡潔な文章で手際よく進んでいくので混乱するようなところはなかったですが、ちとシーン事の濃度がうすいなあと思われました。もともとあんまり愛想のない文章なんですけどね。今回はとくに感銘を受ける描写が少なかった気がする。

私としてはアリアンナとルチアーノの話をメインにして、ジョージアとニコラスは出てこない方がよかったんじゃないかと思ったり。

ただ、出てこなければ出てこないで、「何故あいつらはなにも気づかないのか!」と突っ込んでいたろうと思うので比較すると納得できる展開だったのかもしれません。

三部作共通して、クライマックスが「お祭り」「祝祭」という構成は嫌が応にも盛り上がりますね。権力者同士の陰謀はお金がかかることだなーと、華やかな結婚式のシーンを読んでいて思いました。

ラストで、ニコラスがそのまま突っ走ってくれなくてホントによかったです。
かれが暴走して意志を通していたら、私はこの話を読んだことを後悔するところでしたから。

この巻ではキミチーのスパイの使いっ走りをしている少年サンドロが少しずつ変わっていく姿がよかったです。

というわけでいろいろと書きましたが、いろいろと書きたくなるくらいに三部作みんなおもしろかったです。
私がとくに好きなのは第二巻の『星の都』だなー。

ストラヴァガンザ 仮面の都
メアリ ホフマン Mary Hoffman 乾 侑美子
4092903715

ストラヴァガンザ 星の都
メアリ ホフマン Mary Hoffman 乾 侑美子
4092903723

20071003の購入

散歩をはじめて半年以上。ずいぶん足も鍛えられた気がしたので、月一の病院まで歩いていきました。なにしろ、バス停ふたつ分の距離なんで……。
しかし、病院前にもの凄く急傾斜の坂道があることを失念していた私。
いつも往路は下りだったので気に留めていなかったのですが、歩きだと下るところまで上らなければならなかったのでした。
……敗北。
帰路はバスを利用しました。それで足を伸ばして駅前までいって、二冊購入。

伯爵と妖精 紳士の射止めかた教えます (コバルト文庫 た 16-32)
谷 瑞恵
4086010763

恋のドレスと大いなる賭け (コバルト文庫 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (あ16-17))
青木 祐子
4086010801

『パラケルススの娘 2 地下迷宮の王女』

パラケルススの娘〈2〉地下迷宮の王女 (MF文庫J)
五代 ゆう
4840114269

[Amazon]

怪しげな錬金術や心霊術が流行するヴィクトリア朝のロンドンを舞台に、正体不明の男装の美女とオートマータとヘタレ少年と自称大魔術師少年とツンデレ少女とその他いろいろが活躍する、元気のいいファンタジーシリーズ、第二巻。

ものすごーくご無沙汰の末に読めた第二巻です。
一巻に感じた違和感はすっかり解消されていて、すんなりと物語世界に入ってゆけました。
おもしろかった~!

とくに現実のロンドンと地下世界のロンドンが二重に存在して交錯するところ。
ローファンタジーの醍醐味! て感じでとても好きです。
なんとなくニール・ゲイマンを思い出してしまいました。ポッターさんやピッターさんがおたがいを「氏(うじ)」と呼んでいたからかもしれないが(汗。

あとは遼太郎少年のいいなづけ美弥子さん。究極のツンデレ(笑)を楽しませていただきました。
後半はホントにくすくすとわらってしまうようなシーン続出です。

それから、これは中身とはまったく関係のないことなんですが、ひとつだけ疑問がありましてそれはたぶんヴィクトリアンを読むためには基本情報だと思うのですが、何度も出てくるたびにどうしてもわからんので最後まで悩んでしまいました。私これでもヴィクトリアンはけっこう読んでいるはずなのになあ……悔しいような恥ずかしいような複雑な気持ちです。

それであの……インヴァネスってなんですか。

ネバーウェア
ニール ゲイマン Neil Gaiman 柳下 毅一郎
4924914347

四位確定

きのう、あんなに意気込んでいた阪神戦ですが、やっぱり負けました。
順位確定はセ・リーグ一番乗りです。……はあ、気が抜けた……。

まだあと七試合? くらい残っているのですが……。
かくなるうえは、他チームの足をひっぱることに喜びを見いだすか……(←性格悪し)


『エマ 9』

エマ 9巻 (BEAM COMIX)
森 薫
4757737262

[Amazon]

ヴィクトリア朝ロンドンを舞台にお坊ちゃんとメイドの恋を描く、しっとりとしたシリーズ、の番外編。えーと何冊目?(汗。

今回のメインはヒロイン・エマが二番目にお世話になったメルダース家の人びと関連に、本編のオペラ鑑賞の舞台裏、さらにお坊ちゃんとインドの王子の出会いをあわせた短編集です。

子供も大人もお年寄りもみんな愛情こめて描いていて、背景もしっかりしていて、いうことなしのお話ですね。
幼なじみ関係あり、冒険もの(リスのだけど ;)あり、成熟した男女の艶っぽいやりとりあり、ライバルとの三角関係あり、使用人のお楽しみ話あり、バラエティ豊かでたーいへん楽しかったです。

あとがきによると『エマ』のシリーズもあと一冊で完結とか。
このあとはどのあたりにスポットが当たるのか、とってもたのしみです。
個人的にはお坊ちゃんの弟くんあたりの話が来ないかなーと期待しています。

最後の「登場人物年齢番付」も面白かった。
ターシャよりエマのほうが年下なんだ……本人も驚いてたけど(笑。

ダブルヘッダー、中止

プロ野球のレギュラーシーズンも終盤となり、ぞくぞくとクライマックスシリーズへの出場チームが決定中。

もしかしたら、あわよくば、棚からぼた餅で三位すべりこみを夢見ている、諦めの悪いわがベイスターズですが、昨日予定されていたスワローズとの二試合が雨で中止となってしまいました。

それでなくても雨→中止が多くて未消化の試合がたくさん残っているのに。

いったいこの二試合はどこに組み込まれるのでしょうか。

まさかシリーズが始まる前にできなくて打ち切り……なんてことにならないでしょうね。不安。

というわけで、今後の試合日程が気になって仕方がないのであった。

それに、もうラジオの中継枠もなくなってしまったし、もちろんテレビの中継もこんな低次元の争いを放送してくれるわけがないし。
経過が知りたいとなったらパソコンに張りつくくらいしか手だてがないのだ、と気がついて愕然としています。

ああ、もどかしい。なんでこんなことになるまで雨天中止を連発したのさ、くー。

とりあえず、負けたら終わりの今夜の阪神戦がもっかの問題ですが、
うーん、今日も天気が悪いな~~(不安。

『銃姫 7 ~No more Rain~』

真夏から秋へと急転直下。涼しいを通りこして寒いです~。

銃姫〈7〉No more Rain (MF文庫J)
高殿 円
4840115567

[Amazon]

読了。
魔法と銃の近代風異世界ファンタジーシリーズの第七巻。

久しぶりにつづきを読んだ気がするのに、けっこう記憶がきちんと残っていて嬉しかった本。

どうやらクライマックスに近づきつつあるようだけど、どんどんいわくあり過去付のメインキャラが増えているのが凄い。
今回はやはり、スラファトのトップのジュディスさんと灰海の長チャンドラースさんの因縁話が印象的でした。
それから、皇帝の影武者アガート様(笑)がかわいい……というかかなりヘンで楽しかったです。

主役のはずのセドリックくんは頑張っているのに何故か影が薄い。名前がおとなしいからか。
それに反比例するように出は少ないのにエル姉が最強に変化しつつあります、うわーーー。

あいかわらずリズムよくテンポよく、私にとってはほんとうに読みやすい文章です。
ただ、いろんな系統の固有名詞がばらばらにでてくるのがなにか意味があるのかないのか判断がつきかねて、そこだけちょっとひっかかるのもひきつづいておりますが……。

ともあれ、たいそう面白かったです。
あー、つづきはもう出ているのか。
いや、出ていなければおかしいほど時間は経っているのですが(汗。
書架にあったら借りてきます。

銃姫〈8〉No Other Way to Live (MF文庫J)
高殿 円
4840117438