『ゴーストハント 2』

ゴーストハント(2) (講談社漫画文庫)
いなだ 詩穂 小野 不由美
406360778X


読了。

黒ずくめの美少年ナル率いる渋谷サイキックリサーチが超常現象の解明に挑む、ホラーコミックシリーズ。第二巻。

小野不由美のライトノベルホラー「悪霊シリーズ」を原作とした本格的なホラーマンガです。
第二巻は、「人形の家」「放課後の呪者」の二本立てです。

……人形って怖いですよね。
読んでいて思い出しました。
SF者やファンタジー者には人形好きな方が多いみたいなんですけど、わたしは人形が怖くて怖くてたまらんのです。怖いので嫌い。側に寄るな、いや、寄らないでください、とお願いしたいくらい怖かったのです。

小学生の時、日本人形の黒髪が伸びる話とか泣きそうになりながら見ていたな←テレビとか。

さすがに今はもう、泣くほどじゃないですけどね。抱きしめたり頬ずりしたいとは絶対に思わない(汗。

このシリーズはわたしには普通に手堅くホラーとして面白いです。
姪っ子がたいそう気に入ったようなので、二巻も買いました。

絵が可愛いぶん怖さが目減りしている気がしますが、クールビューティーなナルはやはりいいな、と思いますv


ゴーストハント(3) (講談社漫画文庫)
いなだ 詩穂 小野 不由美
4063608158

『コルセットに翼 1』

コルセットに翼 1 (プリンセスコミックス)
もと なおこ
425319611X


読了。

二十世紀初頭のイングランドの女子寄宿学校で、虐げられる少女の意志強く生きていく姿を、謎の男性とからめてドラマティックにえがく、少女マンガ。シリーズ開幕編。


両親が事故で死亡したクリスは、父親と血が繋がっていなかったために遺産相続人になれず、親戚に女子寄宿学校に押し込まれてしまう。ミス・デズデモーナの経営するデズデモーナ寄宿学校は、良家の子女をあずかる品位ある学校とのふれこみだったが、実際はミス・デズデモーナによる虐待が日常的に行われる、少女たちを抑圧する場所だった。父親の方針により奔放に育てられたクリスは、ミス・デズデモーナとことあるごとにぶつかり、のっけから反省房行きを宣告される。暗く寒いその部屋で、クリスは二人の少女たちに出会い、歓迎の言葉をかけられる。




『レディー・ヴィクトリアン』でヴィクトリア朝に生きる女性の姿を時代とともにみずみずしくえがいた作者さんの新作。

あらすじをみてまるで小公女みたいだなーと感じたのですが、中身は、たしかに寄宿学校で虐げられる女の子という構図はそのまんまなのですが、いろいろと斬新な要素がちりばめられていて、どきどきします。

それは虐げられるのが生徒すべてだったり、表向きはミス・デズデモーナの言いなりな少女たちが、ひそかに抵抗組織めいたものをつくっていたり、旅の途中で出会い、すぐに別れた足の不自由な片眼の素敵な(!)男性だったり、かれとヒロインの持つなにやら繋がりめいたものを思わされる小物だったりするわけですが。

まさに開幕編、といったかんじで、まずは状況説明の一巻なのですが、暗示される展開や伏線やらがキラキラとしていて、うわー、と思いました。

ビバ、ドラマティック・少女マンガ! ですね。

とても楽しく読みました。

ちょっと残念だったのは以前と比べると絵が粗くなってること。
線は丁寧なのにな。もううまく描こうとは思っていないような割り切った雰囲気がそこここに感じられるのがむー、でした。

マンガ家さんはベテランになると絵に対する執着が薄れていくのかな。
それとも、肉体的な限界なのでしょうか。

美しい絵を描かれていた方なので、よけいにそう感じてしまうんだろうとは思いますが。

ともあれ、ここではお話は始まったばかり。
既刊は今月出たばかりの七巻まで。
とりあえず、つづきを買う機会をうかがっております。


コルセットに翼 2 (プリンセスコミックス)
もと なおこ
4253196128

20100827の購入

予約本を受け取りに出かけたついでに本屋に寄りました。

ゴーストハント(2) (講談社漫画文庫)
いなだ 詩穂 小野 不由美
406360778X


以上、購入。

目当ての本がなく、時間つぶしが必要だったので、何かないかなーと物色したところ、たぶん近場にはないだろうと思っていた本を見つけたので思わずげっと。

すぐにメールを送った姪っ子から「読む読む」と返事が来ましたw
オババカきわまれり。

目当てのは多分入荷しないだろうなと見極めたので、続編が出たときにまとめてネットで頼むことにしました。

『ミストスピリット 霧のうつし身 1 遺されし力』

ミストスピリット―霧のうつし身〈1〉遺されし力 (ハヤカワ文庫FT)
ブランドン サンダースン Brandon Sanderson
4150205094


[Amazon]

読了。


降灰と霧のただよう薄暗い世界で、合金術をあやつり驚異的な力を発揮するする少女とその仲間たちの自由への戦いを描く、異世界戦乱アクションファンタジーシリーズ。『ミストボーン』のつづき。


人間を貴族と被支配民スカーとに分けて長らく君臨してきた〈終の帝国〉の支配は、不死と思われていた支配王の死によって集結した。王都ルサデルを含む中央領の王となったのは、理想に燃える貴族の若者エレンド。しかし、ひとびとに平等な社会を願うかれの構想は、厳しい現実の前にことごとく頓挫していった。エレンドの安全を守るために奔走していた〈霧の落とし子〉のヴィンは、おなじ〈霧の落とし子〉の刺客との対決に最後のアティウムを使ってしまう。アティウムは〈霧の落とし子〉最大の武器となる合金だが、噂に反し支配王のもとにはほとんど残されていなかったのだ。そしていま、不安定なルサデルの前にはルサデルの利権とアティウムを狙うエレンドの父親・ヴェンチャー卿の大軍勢が現れた。いっぽう、隠された知識をひとびとに分け与えたいという理想のために南へと身を投じていた〈たもちびと〉のセイズドは、支配王の重大な遺物を発見する。




とっても、面白かった!

第一部『ミストボーン』であいなった革命後、混乱する社会をなんとか正しい方向へ向かわせようとするエレンドたち。
懸命なエレンドを守りたいと身を削るヴィン。

なのに不審な〈霧の落とし子〉の登場に頼みのアティウムを使い切り、不安と焦燥に駆られるヴィンの心中をエレンドは解さない。

そしてヴィンは次第に自分は本当にここにいていいのかと考え出してしまいます。
〈霧の落とし子〉は人間とは相容れないのではないか、と。

そんなヴィンの葛藤と同時進行で、ルサデルを包囲しようとするエレンドの父親の軍勢が迫り、ルサデルの議会は対抗策の決定に紛糾つづき。

さらには、人の身体を食べて擬態するカンドラのスパイが仲間内に入りこんでしまったり、王としての自分に自信が持てずに焦りを感じているエレンドにも新たな展開が。

緊張つづきの緊密な展開のなかで、ヴィンと〈霧の落とし子〉のスピード感あふれる合金使い同士の戦いが、あたかも映像のように繰り広げられるのが圧巻でした。

アクションも、人間関係も、青少年の心理的な葛藤も、異なる陣営の駆け引きも、さらには支配王の謎に、霧の謎、異民族の生態と、この一冊に収められた内容の濃密なことには感嘆します。

すごいなあ。
こんなにいろいろと書いてあるのにぜんぜん説明じみてないし、前作を忘れかけた読み手(つまりわたし)にもすんなりと登場人物たちが思い出せるようになってるし、なのに話はずっと疾走してる。

もう、続きが読みたくてしかたありません。
なにより、セイズドの発見した物の中身が知りたくて知りたくて、地団駄踏みそうです。

や、無理すればすぐに読めるんですけど……読めるんですけど。
今月分の本代はもう使い切っちゃったんだよなー。
それにここから買い始めるというのもなんか締まりがないし。

とりあえず、図書館に祈りを送っておこう。
はやく来い、はやく来い、ミストスピリット第二巻~。←呪いのようだ。

つづきはこちら。
ミストスピリット 2試されし王 (ハヤカワ文庫FT)
ブランドン・ サンダースン Brandon Sanderson 駒田 絹
4150205124


シリーズ開幕編はこちら。
ミストボーン―霧の落とし子〈1〉灰色の帝国 (ハヤカワ文庫FT)
ブランドン サンダースン Brandon Sanderson
4150204950

「懸想する殿下の溜息」

森崎さん作「懸想する殿下の溜息」読了。

架空王宮ロマコメ連作短編、完結済み。

少ない登場人物の日常的な会話でこまやかな心理劇を描く、メルヘンふうのロマンティックコメディー。

淡々とした話し運びですが、とにかくこまやかで繊細。
おしつけがましくない心理描写が印象的でした。

若干疑問のあった年齢設定を変えて書籍化されています。
カバーイラストはもっと少女マンガぽいほうがよかったかなと思う。

懸想する殿下の溜息 (Regalo)
森崎 緩 エナミ カツミ
4781604137

『ずっと、スタンド・バイ・ミー フルメタル・パニック!』上下

フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) (富士見ファンタジア文庫)
賀東 招二 四季 童子
4829134100


[Amazon]

読了。

ボーイ・ミーツ・ガールなSFミリタリーアクションシリーズの完結編。


ソ連の超能力実験の事故により生み出されたウィスパードによる、ブラックテクノロジーの導入で変革されてしまった世界。レナード率いるアマルガムは覚醒したかなめを中心として活動を活性化させていた。アマルガムの作戦の中心を叩きつぶすため、テッサ率いるミスリル残党はかつての本拠地メリダ島を目指すが、アフガニスタン北東部の核ミサイル基地がレナードの部隊に襲撃されたという知らせが入る。核戦争への秒読みが始まる中、ウィスパードの関わるメリダ島の作戦を皆に納得させられないと悟ったテッサは、戦力をふたつに分けることを決意する。メリダ島へは自分ひとりで操艦する潜水艦トゥアハー・デ・ダナンと宗介の操るASレーバテインのみで赴くというのだ。疲労と焦りの中でも全力を尽くすと決めたミスリルの残党たちは、それぞれの任務に正面からむかっていく。レナードの目指すのはあるべき世界、テッサの守るのは今ある世界。双子の兄妹の率いるふたつの陣営、最後の戦いの幕は切って落とされた。




ながらくつづいてきたミリタリーアクションシリーズも、ついに完結。

ラブコメアクションだった開始当初から大きなSF的設定が面に出てきた後半まで、トンデモ設定を支える細やかでリアルな軍事的なディテールと、スピード感あふれるアクションシーン、登場人物の肉付けと、人情味あふれるやりとりが好ましい、質実剛健な中にさわやかな風が吹くようなシリーズでした。

登場人物はあくまでもラノベのそれなのですけれど、ここまでくっきりと輪郭のある独自の存在感をそなえたラノベのキャラはそうそういないと思います。
いきいきと活躍するかれらの姿はとってもかっこいい。

それと、構成がすばらしいです。
長編最終巻となったこの話も、大きな流れの中にこまかな伏線がいろいろとしこまれていて、それがのちにいちいちぐっと効いてきて、もう、興奮興奮、大興奮なのでした。

そして、いつのまにか作品のメインテーマになっていた、人生のやり直し。
この問いの答えは、たぶん宗介の存在なんだなと思いました。
かれが自分の生きてきたこれまでの時間を無駄にしていないこと、つねに全力を尽くしてきたこと。それがこの話の大きなテーマだったんだなーと。

冒頭で陣代高校の現在が描かれてましたが、それが宗介とかなめが学校を離れて一年後だというのにびっくりしてしまいました。ついこのあいだのことのようだったのに、もう一年。そのなかでふたりがクラスメートたちに忘れられていないということが、とても救いになりました。ああ、もうこれ以上書くとまずいからやめておきますが、このシリーズはコメディー短編も含めて味わうシリーズだったなあとしみじみ感じました。

すごく、面白かった!
娯楽作品でここまで感動したのは久しぶりです。

とくにアルの存在には燃えた!

欲をいえば、テッサとレナードの双子の話などはもうすこし突っ込んで書いて欲しかったです。

予想外だったのは強面ベン・クルーゾーの最後の荷物(苦笑)。しかもかれの戦闘シーンでソレを匂わすものが一切出てこない!w

あと虎だ、虎。
これは最終巻を読む前におさらいをしておかなかったら、まったく意味不明だったと思います。
なんて細かいところまでフォローしてあるんだーと、ちょっと呆れの入る感嘆符でした。

そう、おさらいをしたんですよ。
七月下旬から『つづくオン・マイ・オウン』からの長編と短編を読み返してたんです。
それだけわたしにとって大きな存在感のあるシリーズだったのです。身内の手術待ちという特殊な時間があったからでもありますが。

おさらいをしておいてよかったーと思いました。

と、同時に、あれ、あの謎は? というのも残ってるんですが、あれは外伝のなかの謎だったので、あとで補完してもらえるのではないかと勝手に期待しています。

未読の方で興味の湧いた方には、ぜひぜひとおすすめしておきます。
できれば短篇集も含めた刊行順に読むのがベストだとおもいますが、新装版になってから長編と短編のリストがべつべつになってしまったんですよね……。

フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)
賀東 招二 四季 童子
4829135530


[Amazon]


シリーズ開幕編はこちら。

戦うボーイ・ミーツ・ガール―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
賀東 招二 四季 童子
4829128399

『伯爵と妖精 永久の想いを旋律にのせて』

伯爵と妖精 永久の想いを旋律にのせて (コバルト文庫)
谷 瑞恵 高星 麻子
4086014327


[Amazon]

読了。

ヴィクトリア朝を舞台に妖精博士の女の子と暗い過去のある美形タラシ伯爵の恋愛を描く、ロマンティックファンタジー、シリーズ二十二冊目?。


エドガーを狙うプリンスの組織とリディアの母の氏族マッキール、ふたつの敵対者を抱えながら、リディアとエドガーは妖精国への入口を捜し求めていた。そんな焦燥の日々の合間に、リディアは貴族の夫人の訪問を受けた。夫の心をつなぎ止めるために子供を授かりたいというパリッシュ夫人。叶えられない依頼で断るしかなかったが、リディアは心を乱された。自分がもし本当にマッキールの“予言者”の許嫁だとしたら、エドガーの子を生むことはできないと知らされたからだ。その後、力になってくれる人を見つけたといっていたパリッシュ夫人だが、彼女の夫は変死体で発見される。折しも、ロンドンでは人を襲う怪物の噂がひろがっていた。その怪物は、プリンスの部下だった魔力持つテランの命令で、アーミンの手によって解き放たれた悪しき妖精ナックラヴィーだった。




今回は、グリーンスリーブスとナックラヴィーと、アーミンとケルピーのお話でした。←略しすぎ。

相変わらずラブラブの主役二人に嫉妬するかのように、襲いかかるかつてのプリンスの組織と、まどわすマッキールのふたり。
事件の際で逡巡する間もなく渦中に飛びこんでゆくリディアと、彼女を追いかけるエドガー。
すれ違うふたりのじれじれなやりとり。

話の構図はあまり変わらないのですが、今回はアーミンが久々に登場してくれたので新鮮味がありました。
ケルピーとアーミンはコンビが定着したみたいですね。

あと、ラヴシーンの上品さ、上品だけどかなりエロくて糖度の高いところもこのシリーズの特徴かな。
シリーズ当初には、リディアがこんなところまでやってくるとは思いませんでした。

とことんラブでロマンティックなファンタジーをお求めの方にお薦めのシリーズです。

いっぽう、猫型妖精ニコはあいかわらずの紳士きどりで猫なニコです。勝手です、気ままです、まぬけです。
そして、わたしとしてはニコをとても親しいお友達と認識するに至ったレイヴンがどんどん進化しているのに注目です。ニコの毛並みをモフりたいのに必死で我慢するレイヴン、かわいいです、楽しいです、天然です。

やっぱりこのシリーズ、わたしにとってはレイヴンとニコに尽きるなー(笑。

なかなか話が進まなくて、投げだそうかと思ったりもするのですが、ニコとレイヴンがいるかぎり読んでるような気がします。


シリーズ開幕編はこちら。

伯爵と妖精 あいつは優雅な大悪党 (コバルト文庫)
谷 瑞恵 高星 麻子
4086003937

20100820の購入

発売日だったので本屋に突撃して参りました。

フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)
賀東 招二 四季 童子
4829135530


以上、購入。

前日についに誘惑に負けて上巻を読んでしまったので、必死に出かけました。
帰宅後あっという間に読了してしまいましたが、興奮しすぎていて何を書くかわからない、とくにネタバレがあぶない、ということで、感想は後ほど。


ついでに我が家の挙動不審なDVDプレーヤーのためにこんなものも買ってみました。

サンワサプライ マルチレンズクリーナー(湿式) CD-MDV10WN
B001KON4Y4


トレーにディスクを入れて挿入しても認識されずにトレーがオープンになってしまう、という不具合がどうにかならないものかと思って。

しかし、クリーニングするためにこのディスクを入れても何度も吐き出されてしまうので困りました。何度目かのトライでようやくクリーニングまでいきましたが、その後、ディスクをとりだして空のままクローズさせたら、また何度もトレーが出てきて往生しましたよ。

何度目かにエラー表示が出た後、再起動してもう一回再起動して落ち着きましたが。

これってディスク認識エラーじゃないのかしら……。

もう一度クリーニングしてみてダメだったら、他の方法を考えねば(苦。

『風の王国 水面の花』

風の王国 水面の花 (コバルト文庫)
毛利 志生子 増田 メグミ
4086013835


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いただいて読了。

吐蕃国王に嫁いだ唐の公主の波瀾万丈の生を描く、少女向け歴史小説。シリーズ二十冊目は番外編でした。

まだクンソン・クンツェンが生きていた頃、翠蘭が嫁いで一年ほどが経過したところでの、地方領主家での陰謀劇という、翠蘭とリジムがラブラブな頃の一エピソードです。

ミステリ仕立てで登場人物の背景も掘り下げてあり、サスペンスフルな後半の展開もとても作者さんらしいお話でした。

が、本編が劇的な展開をみせていて、この後どうなるの~ってところで中断しているので、わたしはいまさら過去の話……な気持ちです。

ヒロイン翠蘭の前向きな努力にも、ふさわしくない気がするし。

もしかして、レーベルのターゲット読者に、あの激動の歴史小説展開は受け入れられないということなんでしょうか。つまり、売れない?

だとしたら、なんと不幸なことでしょう。
このままだとつづきはもう読めないのかな、などと悲観的になってしまいます。

レーベルを移して出したり、できないのかな。
コバルトの作家さんがそのまま移行できるようなレーベルが、集英社にはないものな。

話自体はおもしろかったのに、そんなこんなであんまり後味がよろしくなかったのが残念でした。


シリーズ開幕編はこちら。
風の王国 (コバルト文庫)
毛利 志生子 増田 メグミ
4086004356


思えば開始当初は、ラブラブ歴史ロマンって感じでした。
でも、おもしろくなるのはやっぱりクンソン・クンツェンの死後なのですよね。シリアスハードで切なくて。

『銀砂糖師と黒の妖精 シュガーアップル・フェアリーテイル』

シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精 (角川ビーンズ文庫)
三川 みり あき
4044550077


[Amazon]


読了。

母親の死をきっかけに銀砂糖師の資格を得ることを目指す少女の、困難な道行きを妖精たちとの関係とともに描く、児童文学風異世界ファンタジー。


かつては妖精たちの支配していたハイランドで、今や妖精は人間の支配下に置かれ、奴隷として使役されていた。銀砂糖師の母親とともに旅をつづけていた少女アン。急な病で母親を失い、母とおなじ銀砂糖師の資格を得る決意をした彼女は、危険な道中の護衛として戦士妖精を買い受ける。口と態度の悪さに売れ残っていた黒ずくめの美貌の戦士妖精シャルは、妖精と友達になりたいというアンを馬鹿にし、アンが間抜けそうだから買われてやったと嘯く。それでもふたりは王都を目指して進み始めた。




仕事道具を積んだ荷馬車で母親と一緒に旅をしながら生活する……なんかどこかで見たような光景だなーと思っていたのですが、今気がつきました。『ペリーヌ物語』だ!

そんなことを思い浮かべてしまうこの作品は、どことなく児童文学ふうの雰囲気の漂うファンタジーです。

銀砂糖師という存在と妖精たちの存在が魔法めいていますが、それをぬかすと女の子の出世物語ですかね。

ていねいな話運びとやわらかな文章が印象に残りました。

ビーンズ文庫にしては、ずいぶんとおとなしめのような……。

つづきも出ている模様です。
シリーズ化されるのかしら。

シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と青の公爵 (角川ビーンズ文庫)
三川 みり あき
4044550166

『鳥辺野にて』

鳥辺野にて (光文社文庫)
加門 七海
4334744885


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読了。


江戸時代から大正期くらいまでを舞台にした伝奇ホラー短篇集。

収録作品は以下の通り。


左 掌編一
鳥辺野にて
赤い木馬
おとむらい 掌編二
左右衛門の夜
墨円
菊屋橋
阿房宮 掌編三
あづさ弓
朱の盃
鉢の木
抱擁する山 掌編四

解説 神崎宣武




ものすごく久しぶりに加門七海を読みました。
そしたら抱いていた印象がちょっと変わった。

意外に骨太な文章だったのと、意外に力んだ語り物っぽい感じだったのと。

これまでは幻想的な作風だと思っていたんだけど、けっこう理屈っぽかったのでびっくりしました。

時代小説にしては文章が硬くて、それは漢字熟語が多いからかなー。
その熟語が、仏教用語や道教用語なのが、難解で理屈な印象を受ける模様です。

読み手に相当な教養を要求してくる話が多かったです。つまり、わたしはそれに応えられなかったわけですが。

タイトルを見てなぜか勝手に平安朝の話と思っていたので、それも想定外でした。

作品そのものは、これぞ正統派の日本の伝奇小説というたたずまい。
喚起されるイメージの荒々しさ、暴力的なまでの力強さに悲鳴をあげそうになったものもありました。

なかでは「菊屋橋」がいちばん江戸町民ものっぽくてとっつきやすかったです。ぜんぜんハッピーじゃないけどね。

どの作品にも人間の業やら怨念やらが渦を巻いていて、生と死が地続きで、ぞっとするような情景がうかびあがるのが怖かったです。

上質なホラー短篇集でした。

『さよならピアノソナタ encore pieces』

さよならピアノソナタ―encore pieces (電撃文庫)
杉井 光 植田 亮
4048680781


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読了。


硬質で繊細な文章で音楽の響く世界を描いた、青春音楽小説シリーズの番外中短篇集。

収録作品は以下の通りです。

"Sonata pour deux"
翼に名前がないなら
ステレオフォニックの恋
最後のインタビュー
だれも寝てはならぬ

あとがき




本編より八年くらい後、真冬の父親の依頼で伝説の指揮者・作曲家の謎の楽譜を調査することになった二十四歳のナオが、真冬との関係にけじめをつけることを考える「"Sonata pour deux"」。

女子大生ふたりのロックバンド・フェケテリコのサポートベーシストとして採用された女の子が、フェケテリコの過去と現在の空白に悩む「翼に名前がないなら」。

右手を痛めてアメリカでリハビリに励む真冬と、日本でたたかっているナオ。思い合うふたりの間を往復するヴァイオリニスト、ユーリ。天才ともてはやされる若き音楽家の、隠された苦悩の物語「ステレオフォニックの恋」。

恋する革命家で現在はロックバンド・フェケテリコでカリスマ的な人気を博す神楽坂響子が、愛用ギター黒いレスポールにまつわる過去の思い出を語る「最後のインタビュー」。

ナオの父親哲朗が、息子の結婚報告を受けての述懐「だれも寝てはならぬ」。

どれも興味深く、楽しく、鳴り響く音楽にひたってしまうお話でした。

この本、本編よりも好きです。
もちろん、本編を読んでいるからこそたのしめる本ではあるのですが、本編でストーリーものとしてまとめるために切り捨てられただろうさまざまな部分をすくいとって、十二分に昇華したような感じ。

ナオと真冬の話はミステリ風味のエピソードに絡めつつもふくよかな情感があって、特に読み応えがありました。

サポートベーシスト橘花ちゃんと、千晶のエピソードはとても青春でとてもバンドでした。

ユーリの話は、そういうこともあるのか点点点。

神楽坂先輩の過去は、予想していたほどハードではなかったけど、かなりシリアスで青春で人情話でした。

そしてわたしは最後に配された哲朗の話が一番好きです。
こんな父親に育てられて、ナオ君はどうしてなんでも出来る子になったんだろう。
料理は誰に習ったんだろう。
そんな謎は謎のままでしたが、哲朗と真冬のお父さんの会話がいつも楽しい。ふふふ。

これからナオ君はどんなふうに成長していくんだろう。
はっきりと書かれない現在、未来が想像力を刺激してくれます。

面白かったー。
シリーズはこれで終わりですが、とてもよい終わりだったと思います。


シリーズ開幕編はこちら。
さよならピアノソナタ (電撃文庫)
杉井 光 植田 亮
484024071X

『カラクリ荘の異人たち2 ~お月さんいくつ、十三ななつ~』

カラクリ荘の異人たち 2 ~お月さんいくつ、十三ななつ~ (GA文庫)
霜島 ケイ ミギー
479734914X


[Amazon]


読了。

現実と異界が重なりあう町を舞台に、傷ついた孤独な少年が周囲との関係を取り戻していくさまを、ユーモアを交えてほのぼのと描く、ハートフル伝奇小説。シリーズ第二作。


高校生の太一は、あやかしの見える体質だ。現実と異界の重なりあう賽河原町で父親の知り合いの営む空栗荘の住人となった太一は、個性的な住人達ともなじむようになり、穏やかな日々を過ごしつつあった。十五夜の近いある日、裏の賽河原町の空が夕焼けに染まったままになってしまった。この現象は、空栗荘の大家で境界の番人を務める時国柊二郎が眠ったままであることが原因であるという。彼岸も間近になった賽河原町には薄売りが出没するようになっていた。そんなある日、太一のクラスメート采奈が、行方不明になった弟を捜して欲しいと大家を訪ねてきた。




「封殺鬼」ではハードなアクションものを書いている作者さんの、日常ほのぼの切ない系伝奇小説。というか怪奇譚?

母親との関係で心に傷を負った少年が、しだいに癒されて成長していく過程を、ふたつの事件とともに描いてます。

ひとつめは、クラスメートの弟誘拐事件。
ふたつめは、彼岸花の足跡を残す不審な男の事件。

どちらも空栗荘オーナーの時国柊二郎氏睡眠継続中という、ちょっとした異常事態のなかで展開するお話です。柊二郎氏が寝ているとなぜ賽河原町が夕焼け空になるのか。そんな謎がこの本の大枠でした。

事件がふたつにわかれているためか一息にがっと読む感じではないのですが、あやかしと人間が共存していたり、異界と現実が交錯したり、不思議なできごとが日常だったりと、いい感じに力が抜けているのがこのシリーズの美点だと思います。

わたしにも空栗荘の住人の特徴がだんだんわかるようになってきて、なんとなくミヨシと十遠見って鬼二人を混ぜて別要素で分けてみたみたいで楽しいなーとか、十遠見のチーズケーキを食べてみたいとか(幾らなんだろう;)、本筋にはあまり関係のないディテールでもいろいろとおもしろがれて嬉しかったです。

そんなふうにくすくす笑いながら読んでいたのに、ラストは切なくて。

赤く染まった夕焼け空のような、寂しくて哀しいけど穏やかな余韻が残りました。

すごい、ではないけど、いいなあ、と感じるお話だった。

つづきもいつか読みたいです。

カラクリ荘の異人たち 3 ~帰り花と忘れ音の時~ (GA文庫)
霜島 ケイ ミギー
4797354127


シリーズ開幕編はこちら。
カラクリ荘の異人たち~もしくは賽河原町奇談~ (GA文庫 し 3-1)
霜島 ケイ ミギー
4797342986

『さよならピアノソナタ 4』

さよならピアノソナタ〈4〉 (電撃文庫)
杉井 光 植田 亮
4048674293


[Amazon]


読了。


硬質な文章でみずみずしく描かれる、青春音楽小説。シリーズ完結編。



盛況のうちに幕を閉じた文化祭の後、真冬への気持ちを自分でみとめたナオは真冬に誕生日のプレゼントを贈ることを思いつく。何を贈るかで悩んでいたとき、とあるライブイベントを訪れたナオは、そこでクリスマスイヴに催される一大イベントの『スノウクラッシュ』存在を知らされる。そのイベントのチケットをプレゼントにすることにしたナオだったが、そのことを真冬に告げる前に神楽坂先輩が『スノウクラッシュ』への参加表明を宣言した。




怒濤のイベント攻撃!

疾走するかのような展開はひきつづき、ナオと、ロックバンド・フェケテリコを構成する三人の少女たちの恋愛模様が、鮮明にひびく音楽に共鳴りしながらゆれうごいていくさまが、ときに厳しくときにやさしく、劇的に描かれていて堪能しました。うふv←何?

今回、ナオ君は自分の鈍感さにどん底まで突き落とされますが、これはもう自業自得としかいいようが……(苦笑。

それよりも、シリーズ開始そうそうに示されていた「真冬のギター演奏の特異さ」がこんな展開を生むとは予想だにしませんでした。

このシリーズ、とにかく構成がすばらしいです。
情に流されずきちりきちりとドラマが組んであって。
非常に説得力のある心理劇がキャラクターの行為で示されて。
なおかつ、文章にセンスがあって小説としての楽しみ=言葉の芸が満喫できる。

音楽描写の巧みさと、蘊蓄の深さも好みです。

一年、くるりと季節が巡ってラストシーンにつながるところもいいなあ。
というか、わたしのやりたいことなので羨ましかった。

とてもたのしいひとときを過ごせました。
わたしがもっと若かったら、さらにのめり込んで読んでたろうなと思います。
真冬や千晶に感情移入して。
神楽坂先輩にめろったりして。

残念ながらわたしが共感したのはナオのダメ父・哲朗だったりするんだな……(汗。
最後に見せ場があって嬉しかったです。

シリーズはこれで完結ですが、番外短篇集が出ています。
こちらも入手済みなので可及的すみやかに読みたいです。

さよならピアノソナタ―encore pieces (電撃文庫)
杉井 光 植田 亮
4048680781


シリーズ開幕編はこちら。
さよならピアノソナタ (電撃文庫)
杉井 光 植田 亮
484024071X

「wonder wonderful」

河上 朔さん作「wonder wonderful」読了。

異世界トリップファンタジー。長編完結済み。

異色なのは妹を助けるために奮闘するお姉さん27歳がヒロインであること。
丁寧な心理描写、社会人として培ってきた経験、人間観察、そしてロマンスw を勢いのある一人称で描いています。

すごく面白かったー。
止められなくなって、一日と半、すべてをなげうって読み続けてしまいました。
すこし切なくてでもあたたかなものの残る読後感も素敵でした。

と思う人はやはり多かったらしく、商業本として書籍化されています。
ネットで読むのは苦手という方もそちらを手に取っていただくという方法で読めます。
もちろん、無料ではありませんが。

番外短篇集も出ているとのことです。

wonder wonderful 上
河上 朔 結布
4872579445


wonder wonderful 下
河上 朔 結布
4872579453


wonder wonderful 君がくれた世界 (Regalo)
河上 朔 結布
4781603289

『ゴーストハント 1』

ゴーストハント(1) (講談社漫画文庫)
いなだ 詩穂 小野 不由美
4063607771


読了。

小野不由美の小説「悪霊シリーズ」を原作とした少女向けホラーマンガ、シリーズ開幕編。


放課後の学校で怪談に興じていた谷山麻衣は、黒ずくめの服を身につけた謎の美少年と出会う。怪談話に興味を示すかれに麻衣は警戒心を抱く。翌日、廃墟となった旧校舎で見慣れぬ機材を発見した麻衣。ふたたび怪談を聞きに来た渋谷に、同級生の黒田が拒絶反応を示す。自分は霊能者で、旧校舎にはほんとうにいるのだから興味本位で関わるなと言うのだ。渋谷は黒田の主張に疑問を呈す。じつはかれはゴーストハントの専門家。いわくのある旧校舎を処分するために校長の依頼した、心霊現象の調査事務所・渋谷サイキックリサーチの所長だったのだ。




先日、悪霊シリーズ完結編を読んだ時にそれまでの話をあらかた忘れていたことに愕然としたので、購入してみました。原作はもう絶版で手に入らないので。

でも、マンガ版かあと思っていたのですが、これは良作でした。
原作のストーリーに関しては前述の通りなので、どれだけ添っているのかはわかりかねますが、ひとつの少女むけホラーマンガとして、面白かったです。

なにより、絵柄が少女マンガらしくかわいいのがいいですね。
原作のイラストでは違和感のあったヒーローのクールな美貌が、きちんとつたわってくるのが素晴らしい。
それでいて、きちんとホラーなのがさらにいい。

これはけっこう若い子というか子供でも読めるのではないかしらん。
と思ったので姪っ子(中一)に渡してみようと思います。

今回はお祭りっぽく購入したのでつづきを買うかどうかはわかりませんが、機会があったら読んでみたいです。

姪っ子が気に入ったら買ってやるかもしれない……オババカだからw


ゴーストハント(2) (講談社漫画文庫)
いなだ 詩穂 小野 不由美
406360778X

『魔使いの過ち 下』

魔使いの過ち 下 (創元ブックランド) (sogen bookland)
ジョゼフ・ディレイニー 金原 瑞人
4488019749


[Amazon]


読了。

イングランドぽい世界を舞台に七番目の息子の七番目の息子・トムが、魔使いの弟子として出会う苦難をとおして成長して……いってると思うファンタジー。「魔使いシリーズ」第五弾の下巻。


トムの母親がギリシアが故郷なのでたぶん異世界ものではないと思っていたシリーズですが、どうやらやっぱりイングランドが舞台のようです。今回、湖水地方が出てきました。年代は、うーん、近世あたり、かなあ。軍の徴兵部隊が無法を働いたりしているから。

というわけで、上巻ではグレゴリーから紹介された新たな師アークライトの元で修行を始めたトム君が、水の魔女モーウィーナというおそろしい敵と接近遭遇し、とんでもない危機に見舞われたところでした。

モーウィーナは魔王の娘で、自分でトムを殺せない魔王が放った刺客だったのです。
さらに、魔王を呼び出した魔女たちはけっきょく仲間割れして内部抗争を展開しているらしいとか。
アリスがトムを救うために闇の魔術をつかってしまうとか、じつは彼女の行動にはとある人物の助言があったとか、それはもういろいろな事実があきらかになって、うわあ、でございました。

魔使いのグレゴリーじいさんはかたくなに闇と光を区別して、闇の存在を否定し拒絶しています。

すこしでも闇に手を染めたら魔王にひきこまれて人の世界には戻ってこられない。そのことを厳しくトムに言い聞かせ、道を誤るなと警告しつづけます。

トムもそのことを身をもって体験しており、ほとんど師匠の言葉を信じています。

けれど、すくなからぬ好意を抱いている少女アリスの存在を否定しきることもできずにいます。だからアリスには魔女の技を使って欲しくない。けれどもアリスはトムのためにどんどん魔女に近づいていくのです。

これって、ものすごいジレンマですな。幼い……とはいえないかもしれないけど、それにしてもまだまだ子供のふたりなのに、このあたりの葛藤は無邪気な子供のものではありません。愛するものをそのまま認めたいのに認めると自分の価値観が崩壊してしまう。トムはそんなことに決着をつけたくないのに、師匠はすぐにしろという。

その師匠にしてからが、かつて魔女との間に愛を育んだ過去があるのです。その体験に裏打ちされた言葉を軽んじることもできません。

師匠はトムの優柔不断を見ておれなくて、どんどん手出しをしてしまいます。

でも、たぶんこの話は光と闇を善と悪で区別してはいないんじゃないかな。

魔使いには男しかいないようなので、そのことが明確に語られることはまだないけれど、魔使いの論理は男性の論理という気がします。

気になるのは占者が見たトムとアリスの未来ですねー。
ほんとうにあれは実現を約束されたことなのかどうか。

このシリーズは一見、光が正義であるという主張をして、そこかしこに闇と関わる魔女を悪として書いているようなのに、それとなく善と関わる魔女の存在を描いているところがいいなと思います。

重要なのはトムの母上の存在かなという気がする。


ところで、いままでは普通に児童文学として読んでいたところで、今回非常に強烈なわたしにとっての萌えキャラが登場しました。

それは魔女のグリマルキン。
かつてトムを殺しに来たことのある魔女マルキン一族の殺し屋です

彼女の冷徹で現実的でさらにめっぽう強いところに、わたしはすっかり魅了されてしまいました。
わーん、カッコイイです、グリマルキン!

悩めるトムと運命を手放してしまった魔使いの行く末も気になりますが、アリスとグリマルキンのその後が知りたくてうずうずします。
わたしはアリスはグリマルキンと合流すると決めてかかっておりますよ。そうじゃなかったら泣いてやる←オイ(汗。


この話の上巻はこちら。
魔使いの過ち 上 (創元ブックランド) (sogen bookland)
ジョゼフ・ディレイニー 金原 瑞人
4488019730


シリーズ開幕編はこちら。
魔使いの弟子 (sogen bookland)
ジョゼフ ディレイニー 佐竹 美保
4488019528

『さよならピアノソナタ 3』

さよならピアノソナタ〈3〉 (電撃文庫)
杉井 光 植田 亮
4048671820


[Amazon]


読了。

右手の動かなくなった天才ピアニストの少女と音楽評論家の父を持つが演奏の才はない少年の恋と成長を、にぎやかな高校生活とともに描く、青春音楽小説。シリーズ第三巻。

二巻を読んだあとつづきをすぐに予約しようとしたのですが、図書館に三巻がなかったので頓挫しました。当時は四巻と完結編なのか番外編なのかはわからないけどそのつづきはあったけど、今はどうなっているかわかりません。

とにかく、もうつづきは読めないかなと諦めていたところ、皆様のおかげでギフト券をいただき、こうして購入することができました。ありがとうございます。

というわけで、つづきです!

スピーディーな展開の中で心のひだを描く繊細な言葉づかい、おなじくらい鮮烈で彩り豊かな音がこころに響きわたる、じつに音楽が大切に扱われている小説です。

クラシック、ロックが中心の、描写だけでなくたしかな知識に支えられた蘊蓄も楽しい。
そして、奏でられる音楽が登場人物たちの存在に欠かせない背景をもたらしているところも素晴らしいです。

ていねいなのに冗長なところはまったくなく、もうすこしここにこの瞬間に留まっていたいという願いを裁ち切り、余韻でもってどんどん先へとつなげていくあたりも憎いなあと思いました。
次から次へとイベントがつづく賑やかな高校生活のテンション高い雰囲気は、感情的な高まりも呼び寄せている感じですね。

それにしても主人公のナオくん……きみは鈍すぎだ!!
真冬とナオのじれじれ関係は、一方的にかれが作り出しているといっても過言ではないでしょう。

いくら真冬の側に突然現れたヴァイオリンの天才児ジュリアン君に動揺してるからといって、どこからどう見ても真冬の思いは見え見えだと思うんだが。それだけナオくんの自己評価が低いってことなのか。

とにかく、若人のジレンマと、それに響き合う音楽が、読んでいてたいそう楽しかったです。

つづきも一緒に購入しましたので、これから読みます。
とっても小規模ですが、大人買いってストレス発散になりますねw

シリーズのつづきはこちら。
さよならピアノソナタ〈4〉 (電撃文庫)
杉井 光 植田 亮
4048674293


開幕編はこちら。
さよならピアノソナタ (電撃文庫)
杉井 光 植田 亮
484024071X

20100807の購入

出かけたついでに本屋に寄ったら買い損ねていた新刊を見つけたのでげっとしました。

伯爵と妖精 永久の想いを旋律にのせて (コバルト文庫)
谷 瑞恵 高星 麻子
4086014327


以上、購入。


買い物の大目的は日傘にあったのですが、もう売り場的にシーズン過ぎちゃっててろくなデザインのものがありませんでした。でもどうしても必要だったのでむりやり買った。

どうして季節ものって前倒しばかりで売るのでしょうね。いま、必要だから買うってひとも結構いると思うのですが。いないのかな。もしかしてそんなひとはわたしだけなのか。暑いから夏物を買いに行ったり、寒いから冬物を買いに行ったりするのは、間違いなんでしょうか。

おかげでわたしの季節用品は妥協に次ぐ妥協の品々で構成されています。

季節でもないのに必要(になるかもしれない)なものなんて考えられない(涙。

『薔薇の戴冠 クラシカルロマン』

薔薇の戴冠 クラシカルロマン (ルルル文庫)
華宮 らら 石据 カチル
4094521208


[Amazon]


いただいて読了。

十九世紀のヨーロッパ風異世界を舞台にした、ひとりの少女が女王になるまでの試練を描いた王室ロマン、少女向け。


地方領主カメリアパルクの養い子として、領主のあとつぎリュウウールの花嫁候補と目されていた少女、エタンセル。ところがある日、彼女の元に王家からの使者がやってくる。じつは彼女はヴィクトワール国王の庶子であり、王は彼女を王位継承者に指名したというのだ。豊かな国力と宥和政策で平和を維持するヴィクトワール王国は、大陸でも有数の強国だ。病の篤い国王の願いを受けたエティは、みずからの意志で王都グランシエルの王宮へと向かう。そこには若き貴族ラトリエ卿が補佐官として待ち受けていた。短期間でエティを女王に仕立て上げる命を王妃より受けたルシアン・フィン・ラトリエは、エティにつねに厳しく接する。こうしてエティの多難な日々が始まった。




前作『ルチア』で上質の少女小説を書かれた作者さんの第二作。

今回もまた異世界歴史ものふうなすてきな王室少女小説になってました。
しかも、今回はラブ成分が大幅増量ですv

それでいて、西欧の一王室の話だといってもおかしくないようなリアリティーとディテールをそなえた、手堅いお話だなあと思いました。
読む直前に某公共放送で王妃や女王のドキュメンタリーをいくつか見ていたんですが、それらを少女小説仕立てにしたらこんなふうになるんじゃないかなーと感じられるほど、物語自体にリアリティーがあるんですよ。少女の歩む世界がきちんと歴史的な背景を持っていることが感じられるのです。

とくにエリザベス一世と二世の実話が、いろいろと重なって見えました。

美しく賢く、前向きな少女エティは、厳しい運命に翻弄されながらも確実に自分の道を進んでいく。

そしてどうしても苦みをおびてしまう現実と異なり、乙女の夢は厳しい過程を乗り越えた末にしあわせに実現するのですv

故郷カメリアパルクの幼なじみ穏やかなリュウウールと厳しく冷たい美貌の補佐官フィン。
ふたりの男性とのロマンス要素もほんのりと楽しめて(乙女向けなのでどろどろした三角関係にはならない)、とても充実して楽しめた一冊でした。

ちなみにわたしは補佐官派ーv

そしてわたしの記憶からはすっかり抜け落ちてますが、前作と重複する登場人物も出てきているそうです。えーと、もしかしてあの工作員みたいな人はエティの○○だったのかしら?

というわけなのでそちらも読むとより幸せになれそうです。

前作はこちら。
ルチア―クラシカルロマン (ルルル文庫)
華宮 らら 石据 カチル
4094520902

『うそうそ』

うそうそ (新潮文庫 は 37-5)
畠中 恵
4101461252


[Amazon]


借りて読了。

江戸時代を舞台にした人情あやかし時代小説、シリーズ第五弾。

あやかしの祖母を持つ身体の弱ーい若だんなが奮闘する、ほのぼの人情小説、いままでは連作短編でしたが第五弾は長編です。若だんな初めての旅路物語。

湯治に行ったら元気になれるのではと思いついた若だんな一行が目指すのは箱根。
小田原までは薬種問屋である実家の舟を利用しての、ごくごく楽ちんな旅路だった……はずなのに、二人の兄やがいつのまにか行方不明、異母兄・松之助とたどりついた小田原では盗難に遭いそうになったりと、のっけから不穏な雲行き。

宿までの道中を頼んだうさんくさい駕籠かきの雲助たちとの出会いが、さらに若だんなを波乱に導きます。

はじめのうちはなかなかテンポが上がらず、兄やがいなくなったあとは若だんなと一緒に迷子になっちゃった心地でしたが、天狗が登場し、あらたな登場人物たちの背景が見えてくるにつれ調子を取り戻しました。

それと、今回、わたしとしては珍しく舞台の土地鑑がうっすらとあったので(苦笑)、ああ、今はあそこにいるのねなるほどふむふむと面白がれました。

お比女ちゃんの辛い過去話などはわりとありきたりかなと思いましたが、彼女とその父上のすれちがう神心? がとんでもない大規模事件に発展するところはすごかった。

そして相変わらず鳴家たちがかわいいです。

話のもう一つのポイントだった御武家さんがらみの事件には呆れましたが、こういうなににつけても自分の都合のいいように認識してひとに災難を押しつける人っているんですよね、哀しいけれど。

そうでなくてもひとはみな、どうしようもなく不器用なもの。まわりのことがきちんと見えて考えられる人ほど、自分のふがいなさに歯噛みすることが多いのだなと、若だんなをみていると思います。

病弱属性は改善しそうにないけれど、心根の優しさとかしこさ、共感力が若だんなの美徳。みなが若だんなを支えたいと思うのは若だんながそういうひとだからなのですよね。

長編としてはすこしものたりなかったけれどほのぼのとした読後感がよかったです。


このつづきはこちら。
ちんぷんかん (新潮文庫)
畠中 恵
4101461260



シリーズ開幕編はこちら。
しゃばけ (新潮文庫)
畠中 恵
410146121X

『おとめ妖怪ざくろ 4』

おとめ妖怪ざくろ 4 (バーズコミックス)
星野 リリィ
4344819071



借りて読了。

明治大正時代ふうのパラレル日本を舞台にした、半妖おとめのラブとアクションと陰謀劇を描く、ファンタジーコミック。シリーズ第四巻。

とにかく絵が可愛い、うつくしい、見ていてほんわりとなる、ビジュアル最強な少女マンガです。
作者さんがアレンジされた和風テイストの風俗に、きれいでかわいいキャラクター。
かれらの演じるきゅんきゅんなラブ展開。
そこにじんわりと忍び寄る悪の影(?)

ざくろと美形少尉の恋の行方に、ざくろの出生の秘密がつけたされて、あるようなないようなだったストーリーも次第に動き始めました。

あんまり表には出てこない設定がどうなっているのかを推理するのも、個人的には楽しいです。

ある程度以上の年齢の方には大和和紀『はいからさんが通る』を連想するのではないかと思います。総角少尉の外見が、伊集院少尉を彷彿とさせるので。

でも似ているのは外見だけで、総角景君はヘタレでこわがりなんですよー。
でも今の時代はかれのような素直に弱みを見せてくれるひとが好まれるのかもしれないですね。
ふだんヘタレな分、きりっとすると男を上げた気がするしw

どうやらアニメ化が進行中のようで、期待と不安がないまぜです。
このうつくしい絵をどれだけ再現してくれるのか……はらはらどきどきだ。


シリーズ開幕編はこちら。
おとめ妖怪ざくろ 1 (バーズコミックス)
星野 リリィ
4344811879

20100803の購入

おかげさまで密林よりギフト券をもらったので、読み損ねていたアレや手を出しかねていたソレや興味を持ったコレを頼んでみました。


さよならピアノソナタ〈3〉 (電撃文庫)
杉井 光 植田 亮
4048671820

さよならピアノソナタ〈4〉 (電撃文庫)
杉井 光 植田 亮
4048674293

さよならピアノソナタ―encore pieces (電撃文庫)
杉井 光 植田 亮
4048680781

コルセットに翼 1 (プリンセスコミックス)
もと なおこ
425319611X

シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精 (角川ビーンズ文庫)
三川 みり あき
4044550077

ゴーストハント(1) (講談社漫画文庫)
いなだ 詩穂 小野 不由美
4063607771



以上、購入。

こんなに一度に本を買うの、ものすごく久しぶりです。
ストレス絶頂期だったのでちょっと羽目を外した感がありますが、皆様のご厚意の積み重ねによりいただいた券なので結構悩んで選びました。コレは自分で必ず買うだろというものはあえて外してあります。

おかげでしばらく読むものに不自由はしない模様です。
どうもありがとうございます。

『ピアノの森 18』

ピアノの森(18) (モーニング KC)
一色 まこと
4063729176



借りて読了。

社会の最下層に生まれ育ちながらも希有なピアノの才をもってひとびとを魅了する少年と、かれをめぐるひとびとの音楽ドラマコミック。シリーズ第十八巻。

ショパン・コンクール二次審査、その二。
パン・ウェイくんが圧巻だった前巻ですが、この巻は雨宮君の物語でした。
アダムスキが残した言葉が雨宮君にどれだけ響いたか、それによってうながされた劇的な変化に、周囲のみならず雨宮君本人が驚きと感動をうける、その瞬間のすばらしさにじーんときました。

これでもう、雨宮君はカイの呪縛から解き放たれてもいいと思う。
のですが、一抹の不安は雨宮君のお父上ですね。
お父上はいまだに阿字野先生のピアノに縛られているんだなあ。

息子は息子の道を歩んで欲しいとおもいつつ、どうしてもライバルに打ち勝ちたい、自分が駄目なら息子によってでも。
これはもう呪い以外の何物でもない。それも阿字野先生によってかけられたものではない、お父上自身がみずからにかけているもののように思えました。

うーむ。
阿字野先生が知る人ぞ知る伝説になってしまったことが、不幸の始まりだったんでしょうねえ。

しかし、カイにも不吉をほのめかすなにか隠されているような気がしてならないのが、不安を煽ります。

もし、ショパン・コンクールを最後にカイがピアノを弾けなくなってしまったとしたら。

そんなことを考えては、いやいやと首をふるわたしでした。

よけいなことを考えて怖いからどんどん先に進んで欲しいんですが、ピアノの音色を絵によって描き出すていねいな演出がすてきな話なので、それは無理だろうな。

二次審査のカイの出番を待ってどきどきしています。


シリーズ開幕編はこちら。
ピアノの森 1 (モーニングKC (1429))
一色 まこと
4063724298

『おおきく振りかぶって 15』

おおきく振りかぶって(15) (アフタヌーンKC)
ひぐち アサ
4063106705



借りて読了。

高校球児たちの青春を日常的な視点から描く、野球マンガ。シリーズ第十五巻。

夏の大会の総括、アンド今後の目標設定と明日へ向かってゴー! な一冊でした。

おお振りはやっぱり日常のシーンが好きだなーとわたしは思います。
スリリングな試合を見せてくれる野球マンガはたくさんありますが、日常生活まるごと、それも野球部全員ってかんじのものは他にない、と思う……。

今回は花井君を成長させようとするモモカンの思惑と、モモカンの過去にかすかーに触れた花井君の、微妙なやりとりにおおっ(笑。

阿部君の家族の、いかにも阿部君をつくったんだーな雰囲気が楽しいし。

田島君の底知れないポテンシャルにはつねにかるく驚かされる感じ。

それと、花井君のお母さんの「かわいい梓はもーいないのね」がたいそう身につまされました。
きっとかわいかったんだろうなあ、オチビな梓君はw

美丞のコーチが監督に抱く感情は、理由がわかると同情の余地もあるような気もするけど、だからといってロカのやってることは許されることではない。なんとか精算してもらいたいものですね。
まきこまれた選手が大迷惑だから。

桐青のキャプテン、名前忘れて申し訳ないが、君はかっこいいぜ!

さて、今後の興味は、レンレンと阿部君のつきあい始めのカップルみたいなぎこちなーい雰囲気が、モモカンの治療でどう変化するのか。

モモカンと一緒に野球していた最後のひとりはどうなったのか。

そして水谷君におや?w

な感じで、つづきをお待ちしております。


シリーズ開幕編はこちら。

おおきく振りかぶって (1)
ひぐち アサ
4063143422

『魔使いの過ち 上』

魔使いの過ち 上 (創元ブックランド) (sogen bookland)
ジョゼフ・ディレイニー 金原 瑞人
4488019730


[Amazon]


読了。

中世イングランドぽい世界で、七番目の息子の七番目の息子トムが魔使いの弟子となって邪悪な魔と戦い成長していくさまを、美化せず日常的に描くファンタジー。シリーズ第五作。

だんだんあらすじがネタバレになっていく状況になってきたので、かいつまんで。

セカンドサイトを持つ少年トムは、魔使いのグレゴリーじいさんの弟子となり、魔のものと戦いながら魔使いとなる訓練を受けていた。邪悪な魔女たちが復活させてしまった魔王は、なぜかトムを狙っている。早急にトムを強く成長させなければと感じたグレゴリーは、かつての弟子・魔使いアークライトにトムを託すことにする。

ということで、今回はかなり癖のあるアークライトに弟子入りしたトムの奮戦記です。

アークライトはグレゴリーとはかなり異なる信条をもつ魔使いで、肉体派のスパルタ野郎です。しかもアル中。暗い過去を背負っていますが弟子に理不尽な態度をとりがちなのでトムは始終ムッとし続けています。

しかしこれだけ痛めつけられても好奇心を抑えられない、懲りないトムです。毎回痛い目に遭ってるのにねえ。

魔王の復活で魔のものが活性化しているところに、人間界では戦争が引きつづいている模様で治安が悪化しています。

アークライトと軍人たちのおかげで、これまでになく暴力沙汰の多い展開になってました。うーむ。

読んでいて楽しかったのは。アークライトが居を構える水辺の環境。そこに棲まう魔のものたちのディテールが、つめたくて寒くて湿気てて、絶対に行きたくはないけれど読むぶんには最高でした。

それと、アークライトの飼い犬たち。トゥースとクロウの二頭のウルフハウンドvはもっと活躍して欲しかった。

離ればなれになったアリスとのいろいろとあぶなかしい関係は、これからの見所になりそうです。

ところでタイトルの「過ち」って何を指しているのかなと悩みます。アークライトを見ているとすべてが過ちって気がしてくるんです(苦笑。

ともかく、こんなところで区切るなー! というところで上巻は終わり。
はやく下巻が届いて欲しいです!


つづきはこちら。

魔使いの過ち 下 (創元ブックランド) (sogen bookland)
ジョゼフ・ディレイニー 金原 瑞人
4488019749



シリーズ開幕編はこちら。

魔使いの弟子 (sogen bookland)
ジョゼフ ディレイニー 佐竹 美保
4488019528

20100731の購入

注文していた本が届いたと報せがあったので地元本屋に行きました。

翼の帰る処(ところ)〈3(上)〉歌われぬ約束 (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-5)
妹尾 ゆふ子 ことき
4344820002



以上、購入。


近況。

家族が坂道で転んで顔面骨折してしまいました。幸い頭には異常なかったものの神経系にいろいろあって、入院手術することになったため、毎日が阿鼻叫喚で過ぎ去っております。

興味深かったのは頭蓋骨のCT映像で、3Dなんですよこれが。
あまりにも詳細なのでまるで芸術作品を見ているようなんです。
思わずデータが欲しいといってしまったら、「いいですよー。でも結構(お値段が)しますよー」と医師に言われました。
具体的な数字は聞かなかったのですが、だいたい五千円くらいとか……。
データ形式はなんなのか、ビュアーはなにが必要なのか、そこいらのことは全然調べておりませんが、あれはみているととても面白いです。

自分の頸手術の時の画像も欲しかったなあといまさら残念がってみたりして。