20131225の購入

通院ついでにリアル書店にてめぐり逢い。

トワイライト博物館 (講談社文庫)
初野 晴
4062776340


以上、購入。

ノベルス版で読んだ本なのですが、「後日譚を含む大幅加筆あり」などと書いてあるとぐっと心を惹かれてしまうではありませんか。

ちょっと不思議な冒頭からとんでもない不思議へと、あれよというまにさらわれていく物語。
もう一度楽しめると思うと嬉しいです。

20131224の購入

ネットで注文した本が届きました。

金星特急・外伝 (ウィングス文庫)
嬉野 君 高山 しのぶ
4403541976

八百万の神に問う3 - 秋 (C・NOVELSファンタジア)
多崎 礼
412501275X


以上、購入。

『金星』は散々リアルで探したんですけど田舎の中規模書店では見つけられず。
毎回見つけられずにネットで頼んでいたシリーズとあわせて、結局ぽちりしてしまいました。

本編は一ヶ月遅れくらいで棚差しされてるのをよく見かけたんだけどな〜。
うーむ……。

20131214の購入

最寄り駅前書店に最近収穫がないのでちょっとだけ遠出しました。

明治失業忍法帖 巻ノ2―じゃじゃ馬主君とリストラ忍者 (ボニータコミックスα)
杉山 小弥花
4253097251

明治失業忍法帖 巻ノ3―じゃじゃ馬主君とリストラ忍者 (ボニータコミックスα)
杉山 小弥花
425309726X

明治失業忍法帖 4―じゃじゃ馬主君とリストラ忍者 (ボニータコミックスα)
杉山 小弥花
4253097278

ソードアート・オンライン プログレッシブ (2) (電撃文庫)
川原礫 abec
4048661639


以上、購入。

久々の大人買い……いたって小規模ですが。
『明治失業忍法帖』の続きが読みたくてうずうずしての行動です。
いつもなら一冊ずつ手に入れてなめるように読み進めるのですが、こうも手に入らないとなると、見つけた時を逃さずにという気にもなろうかというもの。

とりあえず既刊はすべてげっとした(はず)なので、安心してねちねち読もうと思います。

『盤上の夜』

盤上の夜 (創元日本SF叢書)
宮内 悠介
4488018157


[Amazon]

読了。

囲碁、将棋、麻雀といったボードゲームを題材にした、いろんな意味でハードなSF連作短編集。


盤上の夜
人間の王
清められた卓
象を飛ばした王子
千年の虚空
原爆の局



これは読んでて「凄い!」と思いました。
面白いとかたのしいとかではなく、「凄い」。

話の設定がまず現実的なのに暴力的でもあり、しかしその暴力は必然なる前提として背景にあるので、前面に出てくることはなく、あくまでもSF的発想の土台として存在しているところが「凄い」。

さらに、ボードゲームと、そのプロを含む専門家たちの、プレイによって三次元的にも四次元的にも立ち現れる別の世界の存在が「凄い」。

はじめはよくスポーツのプレイ中に現れるゾーンのことを、ボードゲームに置き換えて書いているのかなと思いましたが、そこからきわめてSF的な飛び方をして、プレイを通してプレイヤーのたどり着くもうひとつの世界を描いているのがわかってきて「凄い!」と唸りました。

人間が世界を理解するための指標は信仰や科学などいくつかありますが、ゲームのルールもまたそのひとつとなりうるんだなあ……。

囲碁、将棋、麻雀、チェッカーと、とても専門的な部分にまで踏み込んだお話ばかりなので、知識のないわたしには正直よく判らない部分がたくさんありましたが、ふたりのプレイヤーが知力体力を尽くして対峙する盤上に、その対戦がわかるひとにだけ見える、とても狭いけれど奥深く底知れない世界が生まれていることに、ちょっと感動しました。

読んでからもいろいろと考えさせられました。
この感想がその証拠です。

しかし、凄いと思いはしても好きだとは思えなかった。
別世界へと到達するプレイヤーが払う犠牲があまりにも大きすぎて、その部分がどうにも日々平穏をもとめるわたしには刺激が強すぎました。

かれらの見いだすのは、宗教や、もっとおおきくひらかれている科学なんかとは違う、人を選ぶ閉じられた世界です。

たどり着いたのは社会からはじき出されたために居場所を求めて、ということもあるのでしょうが。

このあたりは、異界の見える狭義のファンタジーなんかと似ている気がしますね。

日常を逸脱したがゆえにみえてくる世界という点で。

小心者のわたしには平和な日常の方がありがたいです。

『開かせていただき光栄です』

開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド)
皆川 博子 佳嶋
4152092270


[Amazon]

読了。


十八世紀ロンドンの解剖学教室を舞台に、発見されたあるはずのない屍体の謎を追う、時代ミステリ。

面白かったですー。

外科医ダニエルの解剖学教室ではつねに教材が不足ぎみ。
ようやく手に入れた非合法な屍体を前にして外科医ダニエルと弟子たちが待望の解剖を始めた矢先、治安判事の手足ボウ・ストリート・ランナーズが墓泥棒の自白をもとに押し入ってきた。
なんとか難を逃れて隠した屍体をとりだそうとしたとき、なぜか屍体は三体に増えていた。
四肢を切断された少年と顔を潰された男という身元不明の屍体の謎を解き明かすため、治安判事フィールディングはダニエルと弟子たちに協力を依頼する——。

増えていく屍体という不謹慎ながら可笑しみをさそう展開に、個性のはっきりした若者たちのやりとり、時代背景や風俗文化をていねいに描いた文章で、日本人が書いた翻訳ミステリのような趣です。

まだスコットランドヤードのない時代のロンドンの治安は、治安判事が自腹を切ってまもっていたのですねえ。

盲目の治安判事の年輪を重ねた思慮深さとふところのひろさ、若き女性でありながら助手をつとめるアン=シャーリー・モア(!)のいかにも生真面目で気の強そうな雰囲気、アンを補佐するデニスの地味な存在感が楽しいです。

しかし、なんといってもこの本は解剖学教室の弟子たちのわやわやした関係が読みどころだと、わたしが勝手に申し上げます。

とくに、かれらのなかで自然に頭角を現してくる容姿端麗エドと、病弱な細密画家ナイジェルのコンビです。

強引にいうなら、これは萩尾望都の『小鳥の巣』なのです。
ほかの方がどうなのかはわかりません、おそらく違うと思いますが、わたしはそう読んでしまいました。

宣言したらほんとにそうとしか思えなくなってきた;

ミステリとしてどうなのかは、いつものようにわたしには判断できませんが、ラストでは「やられた!」と心の中で思いました。

途中、いろいろと考えていたことはおおむね当たっていたけど、真相まではたどり着けませんでしたね……。まあ、いつものことですが。

ダニエル先生の容姿に似合わぬ人のよさにかかわらず、その兄ロバートのあまりにもひどい人物像がすこしだけ気になりましたけど、エドとナイジェルふたりのまとう不思議な空気に酔っているうちにスルーすることにしました。

ひとつの作品として、見事だなと思います。

解剖学教室の解剖ソングは素敵です。

単行本で読みましたが、文庫でも出ています。書き下ろしの短編が追加収録されているらしい。読みたい……。

開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)
皆川 博子
4150311293


さらにもうじき続編が出るそうです。どんな話なんだろう、どきわく。
アルモニカ・ディアボリカ (ミステリ・ワールド)
皆川 博子
4152094222

『馬の世界史』

馬の世界史 (講談社現代新書)
本村 凌二
4061495623


読了。

馬好きの西洋古代史の学者が多様な資料と最新の研究をもとに論じる、馬を通してみた世界の歴史。

たいへん面白かったです。

馬によってもたらされた速度という事象が人類史に与えたインパクトと、馬とともに生活し移動する騎馬遊牧民が世界の版図に与えつづける影響力の双方に新鮮な驚きを感じました。

文字を持たず歴史を残さなかった騎馬遊牧民の世界が、周辺諸国の資料からしだいにあきらかになりつつある、というあたりがとくに面白かった。

なんだか、世界は騎馬遊牧民がエネルギー源となって変動していくみたいですね。

馬がもたらす変革と、馬を利用しつくしていく人間の姿が、たいそう興味深かったです。

いまやすっかりスポーツの世界に限定されてしまった馬の利用ですが、そのスポーツの起源などにも、へえええと驚かされました。

そしてなつかしの競馬シリーズなど思い出してみたり。

コンパクトにまとまってますが、中身のとても濃い、まさに「世界史」とよべる内容でした。

目次は以下に。


プロローグ——もし馬がいなかったら、二一世紀はまだ古代だった

1章 人類の友
 人間に飼い慣らされる動物の条件とは/馬は人間に飼い慣らされるべく進化してきた?/野生の馬はなぜ衰退したか/シマウマを飼った男/家畜化の始まり

2章 馬と文明世界——戦車の誕生
 最初に馬に乗った人間はなにを思ったか/馬に荷車を引かせる/「山のロバ」と「砂漠のロバ」/戦車の誕生/戦車武人の登場/「速度」という観念が変えたもの/東アジアの戦車

3章 ユーラシアの騎馬遊牧民と世界帝国
 I 西方ユーラシア
  騎乗の普及/古代人はどのように馬に乗っていたか/最古の騎馬遊牧民キンメリア人/ヘロドトスの描いたスキタイ人/スキタイ系文化はどこから来たのか/アッシリア帝国と騎馬軍団/アッシリア馬とエジプト馬/ペルシア帝国/スキタイ北伐作戦の失敗/「王の道」
II 東方ユーラシア
  東方の騎馬遊牧民/殷と周の対決/戦車から騎兵へ/秦の由来/司馬遷の描いた騎馬遊牧民/騎馬遊牧民と世界帝国のダイナミズム/汗血馬の伝説

4章 ポセイドンの変身——古代地中海世界の近代性,ギリシアで戦車は用いられたか/オリンピックの花形、戦車競争/なぜ「馬の神」は「海の神」となったか/ギリシア人と騎馬/アレクサンドロスの愛馬/ローマ軍と騎兵隊/「パンとサーカス」の世界/競走馬の育成/古代地中海世界の近代性とはなにか/馬と海と「海域世界」

〈補論〉馬なき古代文明——アメリカ

5章 馬駆ける中央ユーラシア
 ゲルマン民族大移動とフン族の脅威/ローマ帝国の解体/フン族とはどんな人々か/四つの自然区分/「オアシスの道」シルクロード/騎馬遊牧民の馬/夷狄は蛮族か?/突厥の大遊牧帝国

6章 アラブ馬とイスラム世界
 アラブ馬の成立/ベドウィンがもたらした馬/馬は「至上の祝福」/アラビア半島はなぜ名馬を生んだか/十字軍の重馬/軽装のトルコ騎兵

7章 ヨーロッパ中世世界と馬
 ビザンツ帝国の戦車競争/イスラム侵攻と騎士団の出現/騎士の理想の馬/英雄エル・シッドの馬バエビカ/十字軍が伝えたオリエントの馬/軍用馬を育てる/農耕馬の登場

8章 モンゴル帝国とユーラシアの動揺
 遊牧国家ウイグル/広がる遊牧国家のシステム/チンギス・ハンとモンゴル帝国/高度に組織化された編隊/「タタールの平和」/マルコ・ポーロのみたモンゴルの馬/モンゴルが「世界史」をもたらした/モンゴルを離れて/「南船北馬」/朝鮮半島と日本の馬

9章 火砲と海の時代——近代世界における馬
 ルネッサンスと獣医学への関心/アメリカ新大陸にわたった馬/馬の与えた衝撃/ヨーロッパの軍事革命の波間で/馬車の時代/小説が描いた馬車の旅

10章 馬とスポーツ
 狐狩りから障害競争へ/馬産への情熱/サラブレッドの誕生/近代競馬の成立/世界最強馬の追求

エピローグ——われわれは歴史の負債を返済しただろうか
あとがき
参考文献



ちなみに、つい先日文庫化されています。
馬の世界史 (中公文庫)
本村 凌二
4122058724

20131130の購入

ネットで予約していた本が届きました。

翼の帰る処 4 ―時の階梯― 下
妹尾 ゆふ子 ことき
4344829697


以上、購入。

待望のシリーズ最新刊です。
これで我慢していた上巻がようやく読めます。