「黒曜石のきみへ」

玉蟲さん作、「黒曜石のきみへ」。

西欧中世風異世界恋愛ファンタジー、短編。

「覆面作家企画」のときに拝読。
しっかりした文章と、意志の強い話はこび、ディテールの美しさが印象的でした。

そして、この作品を含む短編をいくつか読ませていただいて、どれも素敵でわーいお宝発見と叫んだと同時に、「玉蟲さんは職人とか見習いとかがお好きなのかも」と思ったのに、いざ推理の段階でぜんぜん違う方向にいってしまったことを深く悔やんでおります。

ヴィクトリア朝の厨房を舞台にした女性料理人のお話「キドニーパイをひとくち」。
正解発表後に、「あっ………」と思ったことはもう忘れたいです。

20141122の購入

久しぶりにリアル書店に行きました。

増補 夢の遠近法: 初期作品選 (ちくま文庫)
山尾 悠子
4480432221


以上、購入。

あいかわらず目当ての本はなかったのだけど、思わぬ本に出くわしてしまい、「ああ、これが運命だったのね」とか思いつつレジへ行きました。

単行本で一度読んでいるのですが、増補版だし、なによりこの方の文章は何度でも読み返したいと思ってしまいます。

「マテリアル」

くまごろうさん作、「マテリアル」掲載分読了。

関西を舞台にした、きれいごとだけではないビターな大学生の現代青春恋愛もの。
着実な筆致に色気がにじみます。

視点人物を変えて連作短編のように進むシリーズ。
完結は明示されていないですがここで終わっても違和感はない気がします。