20160122の購入

安定のリアル書店げっと。

ヴィンランド・サガ(17) (アフタヌーンKC)
幸村 誠
4063881091


以上、購入。

発売日に平積みされている新刊を手に取ると、わたしもメジャーな作品を読んでるじゃないか、と妙な感慨にふけったりします(笑。

復讐から開放されたトルフィンが、自分の過去に直面する展開。
ヒルドさんの姿は、そのままトルフィンのかつての姿にかさなりますね。
さらにヒルドさんが建設的な?復讐者なのがよかった。技術者的な女性キャラってのもすてき。

トルフィンのケガはこれからの話にかかわるのだろうか。

20160110の購入

2016年のお初はリアル書店で。ほんとうに出会えるとは思ってなかったから、嬉しさもひとしおです。

滅びの鐘
乾石 智子
4488027547


以上、購入。

いちおう大手新刊書店チェーンの、期待よりも狭い文芸単行本売り場に棚さししてあった、一冊。
よくこれを見つけたものだと、自分を褒めてしまったくらい、にぎやかで強いフォントが踊るなかではおとなしやかでしずかなたたずまいの装丁です。

とり出して眺めると上品でうつくしい逸品なのですが、こんなに自己主張しないで大丈夫なのかと不安に思ったのも事実。

せめて帯があればもうすこし目を引けるのではなかろうか……余計なお世話ですねすみません。

新年そうそう、求めていたものがすぐに手に入ったために、ちょいとうかれているようです。

ごく個人的な2015年ベスト

2016年、あけましておめでとうございます。

遅くなりましたが、2015年に読んだ中から個人的に面白かった&好きな本です。2015年に読んだというだけで、刊行されたのは違う年のものも多いです。というかほとんど違います。順番は適当で意味はありません。

ちなみに2015年に読んだ本はのべ59冊でした。
う わ あ。
減ったなと自覚してはいたけど、まさかここまで減ってたとは。
自分でもびっくりしました。
主な要因は集中力の欠如。そこに足のケガによる図書館本ばなれが拍車をかけていたようです。
しかも、ケガが治ってからも借りに行く気持ちが戻ってこなかったんですね……。

予約本がなかなか届かないのも悪い。というのはいいわけだ。

そういえば、ケガで動けなかった間はネット小説をかなりたくさん読んでました。
そちらのほうもまとめたいと思いつつ、けっきょく手付かずで年が明けてしまいましたが。

……気を取り直していってみましょう。


・原田マハ『ジヴェルニーの食卓』(集英社)『楽園のカンヴァス』(新潮社)

どちらも読んだのは単行本でしたが、書影は文庫のものにはってあります。
とくに『ジヴェルニー』は2015年初の読了本だったので感激しまして、それから作者さんの本をぽつぽつ読んでみたりしました。
わたしは、ふつうの現代物より美術もののほうが好みです。
ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫) 楽園のカンヴァス (新潮文庫)


・村田喜代子『ゆうじょこう』(新潮社)

この本はすごかった。しっとりとした質感ある文章とリアルでシビアな状況、ヒロインのめげなさ、どれをとっても新鮮でした。
そして、話は明治初頭の熊本の遊郭が舞台なんですが、読んだ後で史実が元になってると知りさらにぶったまげました。
もうすぐ文庫化される模様ですが、書影リンクは単行本へ。
ゆうじょこう


・梨木香歩『海うそ』(岩波書店)

作者さんはわたしにとってはあまり当たり外れのないかたなのですが、この本は大ホームラン。
場外へと消える満塁ホームランだったといってもよいと思います。
歩き続ける旅人の視点でつづられる南の島の豊かな自然。伏流のように沈んではあらわれる静謐な哀しみ。
あきらかになる島のつらい歴史。
これまで過去の話は過去で終わっていたことが多かったのに、現代へと話がひきつがれてくるのが新鮮でした。

いいものを読ませていただいたなあ、という感慨にふけった本でした。

海うそ


・ジョージ・R・R・マーティン『竜との舞踏 3 氷と炎の歌5』

2014年からの持ち越し分。ようやく第五部を読み終わりました。
案の定、読んでる間中、こころのなかで悲鳴をあげ続けておりました。
どんな重要人物にも情け容赦なくふりかかる悲劇の嵐に、だれが生き延びるのかまったく予想がたちません。
ドラマもときどきレンタルで見てるのですが、ほんとにものすごく酷くて熱くて血わき肉躍るすごい話だよなあ。
つづきをはやく、はやく読ませてください作者様。←本国でもまだ出版されてないもよう。

竜との舞踏 (3) (氷と炎の歌 5)


・高田大介『図書館の魔女 烏の伝言』

とても面白かった『図書館の魔女』の続編。
といっても前作の主要登場人物はひとまず置いて、前作ではあまり詳しく描かれなかったニザマ近辺の、空白にちかかった付近を舞台に、あらたなひとびとがそれぞれの置かれた状況で懸命に現実を打開していくさまを描く、架空歴史冒険ものとなっています。ぶこつな男達と不遇な少年たちの出会いが熱い! お姫さまを助けようとするかれらの奮闘にどきどきします。舞台設定の妙もあって、とても心躍る読書時間となりました。
読み進むうちにしだいに前作とのかかわりが明らかになるのが楽しかった〜。
ほんと、ラストはニヤニヤさせられどおしでした。

このシリーズ(といってもいいよね)もつづきを早く読みたいです。読みたいのです!(力説

図書館の魔女 烏の伝言


・ロビン・ホブ『白の予言者 道化の使命第三部』全四巻

つづきを読みたいと言ってる間の幸せを、この物語を読み終えた後に思いました。
「道化の使命」三部作ついに完結編。
「ファーシーアの一族」からはじまる大河ファンタジーもついにこれでひとまずの終わりを迎えることになりました。
シリーズを通して大イベント続きの物語ですが、ここにいたってもさらに驚愕の展開が。
うーーーわーーーー。
どこを読んでもいつ読んでも、つねに驚きとともにこころに深い感情を呼び起こす物語でした。
怒りも哀しみも憎しみも嫉みも愛も、このはなしの隅々にまでぎゅっと詰め込まれています。
そして、怒濤の暴風雨のあとにおとずれる、しずかにないだ海辺のようなおわりかた。
シビアなものがたりなので手放しの大団円とはなりませんでしたが、地に足についてるかぎりの最上の終わりかただったと思います。

これで思い残すことはもうないかなあ……などとのんきに読み始めた訳者あとがきにボーゼン。
本国ではシリーズはまだつづいてる。なのに翻訳刊行する予定はない、ですと!

そりゃ、爆発的に売れてるシリーズとは思わなかったけど、まさかつづきが出せないほど売れてなかったとは。

翻訳者様、長大な物語の日本語訳に多大に感謝すると同時に、最後にせつないおしらせを、どうもありがとうございます(しくしく。

白の予言者 (1) (道化の使命) (創元推理文庫) 白の予言者 (2) (道化の使命) (創元推理文庫) 白の予言者 (3)  (道化の使命) (創元推理文庫) 白の予言者 (4)  (道化の使命) (創元推理文庫)


その他の印象に残った本。

・五代ゆう『骨牌使い(フォーチュン・テラー)の鏡』上下巻(ハヤカワ文庫JA)
・ロビン・スローン『ペナンブラ氏の24時間書店』(東京創元社)
・レイニ・テイラー『煙と骨の魔法少女』(ハヤカワ文庫FT)



ごく個人的な年間ベスト一覧