『犬夜叉 11』

犬夜叉 (11) (少年サンデーコミックス)
高橋 留美子
4091255817


読了。

神社の涸れ井戸から戦国時代へトリップした女子中学生日暮かごめ。彼女が半妖犬夜叉や仲間たちとともに四魂の玉の欠片を求めて旅をする、伝奇冒険ファンタジーシリーズの第十一巻。

今回もたいへん楽しく読ませていただきました。

この巻は前巻からひきつづいての偽水神エピソードに弥勒様の過去エピソード、さらに奈落が珊瑚ちゃんの弟を操って一行を陥れようとするエピソードの途中までが収録されています。

偽水神事件は本物の水神様がミニチュアサイズなのがかわいいです。

弥勒様の奈落との因縁話には鬼気迫るものがありますが、本人のキャラクターが過去を反映しているようなのにあっけらかんとしているので救われます。刹那的に生きているというのにかなりの善人なんですよね。そして強い。自暴自棄に陥らない。そこら辺が弥勒様の魅力で、珊瑚ちゃんが心をうごかされるところなんだろうな~。

奈落が珊瑚ちゃんの弟・琥珀くんを四魂の玉にて甦らせて操り、かごめちゃんたちを裏切らせようとするのは、やっぱり犬夜叉と桔梗の仲に嫉妬しているからだと思います。
やつが妖怪になってまで生きながらえて犬夜叉を殺そうとするのは、桔梗への妄執が断ち切れないからなんだよね。

さいごまで奈落が敵役なのかどうかはわからないけれど、この対立関係は奈落が救われる解決法を見いださない限りつづくんだろうなー。

ところで、日本古代関係の本を読んでいて思ったのですが、日本の宗教としてもっともふるいものはおそらく神道でそのつぎが陰陽道・仏教・道教となるらしいんです。とすると巫女である桔梗は神道、弥勒様は法師だから道教・仏教系ですよね。

すると珊瑚ちゃんたちの妖怪退治屋というのはどこに位置するのだろう。
陰陽道には全然みえないから、もしかすると宗教以前のアニミズム信仰のひとびとなのかなー。

薬草の煙を使っていぶり出す、あの退治の仕方っていかにも土着って感じだったし(笑。
犬夜叉が匂いに昏倒している様がかわいかったです。

そういえば、今回の犬夜叉は踏んだり蹴ったりだったですね。
弥勒様を救おうとして鉄砕牙の本来の力を発揮したことくらいでしょうか、活躍というと。
いや、これは今後に繋がる重要な伏線だからな。

つい脇役に感情移入してしまう私ですが、犬属性プンプンの犬夜叉のキャラクターはけっこう好きです。かわいいです。
おもわず「お座り!」と叫んでしまいたいv

というわけで次の巻を楽しみにしています。

犬夜叉 (12) (少年サンデーコミックス)
高橋 留美子
4091255825


Comment

Comment Form

管理者にだけ表示を許可する

Trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)