『桃源の薬 星の杖と暁の花』

桃源の薬 星の杖と暁の花 (コバルト文庫)
山本瑤 香坂 ゆう
408600724X


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読了。

可愛らしい雰囲気の中華風異世界ファンタジーロマンス。シリーズ二冊目。


東株国の名家の娘・招凛花は、白翼山に住む方士インシェンのもとに住むことになり、初めての冬を迎えていた。山の冬は雪ばかり。訪れるものも少なくなりインシェンはあいかわらず無口なまま薬づくりに没頭中。凛花が退屈していることにようやく気づいたインシェンが、南の蘭城へ避寒に行かないかと切り出した時、人面を持つ馬神・英招が訪ねてきた。仙人を名乗る人間のはじめた妖狩りによって恐ろしい蟲毒に侵されたかれは、みずからの統べていた蓮州の結界を救うため龍の血をひくインシェンに助力を求めてきたのだ。



第一巻が楽しかったので借りてみた第二巻です。
前巻でヒーローとヒロインが心を確かめあったあとでなにが焦点になるのかという好奇心は、だいたい満たされた模様です。

まず、金龍の血をひくインシェンが龍王位を望むか否か。

どうやらこの世界ではインシェンの父親が幽閉されたために王がいず、すくなからぬ混乱状態にあるらしい。状況を安定させるために魔物達はインシェンに龍王位を象徴する杖をとるようにとせっついているようです。でもインシェンはいまのところ妖精を突っぱねつづけているらしい。

それから、インシェンと凛花がいつ本当にむすばれるか。

凛花もまだ「インシェンが好き」と思うだけでそのあとに進むことは考えもおよばないようですが、インシェンは半妖の自分の身の置き所にまだ決心がつかず、よって凛花のすべてをひきうける自信がない模様。

というわけで、さっさと決意して凛花をものにして龍王位についてしまえ、その逆でもよろしと、狐狸精の娥瑛ばあちゃんは凛花の方をたきつけるわけですが、こういうのって言われれば言われるほど頑なになるものですよね。

この巻のエピソードは、英招の遺言を実行しようとする凛花がみずからの母親へのわだかまりをとくことと、英招の縁者に出逢っていろいろと見聞を深めるというあたりがメインかと思いました。

やっぱり、甘くてほんわりとあたたかい手触りのお話です。

でも、私はもういいかなーという気分。
このまま甘々展開が続くと途中で飽きてしまいそうな予感がする。
もともとハード展開の方が好きな性分なもので。

インシェンがもっとずっと朴念仁だったりしたら、もすこし感じることもあるかと思うんだけど、かれ、私の希望ラインよりもできてるんですよ人格が。

安心して読める話でももすこしスパイスが効いたほうが好み。
……やはり歳のせいだろうか。

でも最後がどうなるのかは知りたいなー。
もう完結してるのかな。完結編だけ読んだらだめかしらん。

つづきはこちらです。

桃源の薬―春風に舞う後宮の花 (コバルト文庫)
山本 瑤
4086007657


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