『犬夜叉 22』

犬夜叉 (22) (少年サンデーコミックス)
高橋 留美子
4091256422



読了。


女子中学生の日暮かごめが戦国時代へトリップ。半妖の少年犬夜叉と出会い、彼や仲間達とともに四魂の玉の欠片を求めて旅をする、伝奇冒険アクションロマンス。シリーズ二十二巻。

この巻には、

奈落が自分のベースとなった野盗・鬼蜘蛛を分離させて作った分身である無双をめぐっての、犬夜叉と奈落たちの対決、付属神楽の葛藤のエピソードと、

奈落が鉄砕牙の必殺技が効かなくなるほどの結界を張れるようになったことが判明。鉄砕牙を強くするためはより強い結界を張る妖怪・百鬼蝙蝠を斬ることだと知った犬夜叉が、出かけた先で人間に虐げられる半妖の少女と出会うエピソード、

が収録されています。

おお、めずらしく話に区切りがついたところで終わってる!

ふたつのエピソードともかなりの紙幅を費やしているだけに、読み応えのある話になっています。

半妖であるが故の弱点をみずからを強化するための機会としてどんどん化け物じみていく(というかもともと化け物なんだけれども)奈落には茫然とさせられました。

それでもまだ鬼蜘蛛をふるい落とすことができないという弱みがあるのが救い。
鬼蜘蛛がいないと奈落は存在することができないらしいので。
おそらく、鬼蜘蛛の妄執がたくさんの妖怪をひとつにつなぎとめる役割を果たしているのでしょう。
だから鬼蜘蛛の持つ桔梗へのこだわりも捨てられない。
奈落は自分の弱みを許せないけれども、存在ができなくなることのほうが恐ろしいようです。
いったん持ってしまった個の自覚に執着しているのですね。

ということは奈落を滅ぼすには鬼蜘蛛を消滅させるか、救済するかのどちらかを果たさなければならないわけだ。
どちらも難儀なことだなーと思います。

いっぽう、犬夜叉のほうは半妖としての自分を受け入れつつある模様。
百鬼蝙蝠の血を受け継ぐ紫織ちゃんの境遇に自分を重ねてすなおに同情する姿に、心の余裕が感じられました。

紫織ちゃんのお母さんの言葉、


半妖だからって
妖怪に
劣ってる
わけじゃないし、

人間に
劣ってる
わけじゃ
ないってこと…



を聞いている犬夜叉の表情がかわいかったです。

赤く染まった鉄砕牙の刃に犬夜叉の成長を見たような。

つづきが来るのを待ってます~。

犬夜叉 (23) (少年サンデーコミックス)
高橋 留美子
4091256430


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