『ヴィンランド・サガ 7』

ヴィンランド・サガ 7 (7) (アフタヌーンKC)
幸村 誠
4063145441



読了。

ヴァイキングの侵攻に晒されつづけた十一世紀のヨーロッパ北部を舞台にした、歴史的人間ドラママンガ。シリーズの第七巻。

あいかわらず荒涼とした土地を背景に殺伐としたストーリーが展開します、『ヴィンランド・サガ』の新刊です。

読んでいると本当に中世イングランドの寒村で突然襲いかかる暴力の嵐に怯えながら暮らしているような気分になる、この臨場感がたまりません。

この巻では表紙の御方が大変貌。
あの臆病なクヌート王子が泣く子も黙るデンマーク王スヴェンの前で一歩も引かずに渡り合ってしまうのですから、これは目が離せない。

これまでもめったやたらに殺伐としていたのに、これからはそこにデンマークの王権をかけた争いが加わるのかと思うと、そこら辺の一般人には迷惑このうえないだろう大イベントが目白押しという予感でいっぱいです。

いっぽう、主人公のはずのトルフィン君はいまだにアシェラッドを父トールズの仇としてくっついて回ってますが、どうにもまだまだ相手にされていない様子。

当のアシェラッドに説教まで食らってしまうのだからたまりません。

トルフィンったらほとんど仇に育てられているようなものだよ、これじゃ……。

アシェラッドの生い立ちが語られれば、かれがトルフィンを歯がゆく思う気持ちもわからないではないなー。アシェラッドはトールズへの尊敬の念からトルフィンを見守っているのだと思うけど、いいかげんどうにかなれやって感じなのでしょうか。

ところで、このところ血なまぐさい戦闘シーンの連続ですっかり忘れてましたが、レイフおじさんの登場でタイトルの意味を思い出しましたよ。

ヴィンランド・サガというのだからヴィンランドに行くんですよね、トルフィンは。
以前読んだ別の本に載っていたヴァイキング入植者の名前にトルフィンをみつけたので絶対行くはずだ、と思っているのですが、いまのトルフィンを見ているとどうしてそうなるのかさっぱり見当がつきませんね。

もしかして、ヴィンランドへ行くぞー、いざ船出だーってところで終わったりして。

いやいや、そんなことは今は話に関係ありません。
とりあえずはクヌート王子とスヴェン王の対決に注目いたします。


シリーズ開幕はこちらから。

ヴィンランド・サガ 1 (1) (アフタヌーンKC)
幸村 誠
4063144232



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