『とめはねっ! 鈴里高校書道部 1』

とめはねっ! 鈴里高校書道部 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)
河合 克敏
409151197X



借りて読了。

帰国子女で習字もしたことのない高校一年生男子・大江縁が、部員不足に苦しむ書道部に脅されて入部する。個性的な先輩達と美人の同級生、ヘタレな顧問。そんな人びとの中で「文化系青春コメディー」マンガ。シリーズ開幕編。

面白かったー!

めずらしい書道マンガということでちと気になっていたシリーズ。
読んでみたらとても楽しかったです。
青春ものとして面白くて、ちょっと専門的な知識も得ることができる、一粒で二度美味しいマンガでした。
書道ってそういうものだったのねーと、目から鱗が落ちました。

作者さんは柔道マンガ『帯をギュッとね!』の方。
あのシリーズも面白かったよなー。どんどん忘れる私の脳内ではもうキャラクターの名前も展開もとおく過ぎ去った霞みになっているけれど。

あいかわらずシンプルかつ無駄なく丁寧な線で描かれる、いい意味で色気のないポップな絵を描かれるひとだなーと感じました。

おかげで女の子のキャラクターがさばさばとしていて実に等身大な感じ。ストーリーも平熱展開なので好感が持てます。

そういえばこの話、考えてみると構図的にはハーレム状態なんですが、主人公的にはひとり下僕状態ですな(苦笑。

顧問の先生までいぢめている書道部の先輩達は言わずもがなとして、同級生の望月由希ちゃんにも押されっぱなし。

そもそも大江縁君というキャラクターが、いつも眠たげな外見からしてたよりなさそうな雰囲気ただよう受動的な性格だからなー。

しかも男の子なのに字が上手いときた。といっても帰国子女なので筆は持ったことがないという設定。

というわけでこの話はより初心者に寄り添った展開となっています。
ちなみに由希ちゃんに至っては字そのものが下手! なので彼女の苦労が一般市民には一番共感できるのではないかと思われます。

作品内で使用されている書は、いずれもかなりの経験者の手になるもののようです。
高校生の作品とは思えないと思ったら、そういうことだったのね。

それにしても体育系のマンガ家だと思っていた方がいきなり書道とは。
プロとしてつづけるためには自分の引き出しを沢山持たなければならないのだなーと感心しました。

買った人の都合によりますが、できますればつづきも読んでみたいと思うものでありました。

つづきはこちら。

とめはねっ! 鈴里高校書道部 2 (2) (ヤングサンデーコミックス)
河合 克敏
4091512399


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