『マーベラス・ツインズ契 2 めぐり逢い』

マーベラス・ツインズ契 (2)めぐり逢い (GAMECITY文庫)
古龍 藤田 香 川合 章子
4775806742



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読了。

近世中国を舞台に陰謀活劇と少年の成長を描く、武侠小説。シリーズ二冊目(通しでは五冊目)。

十七歳になった小魚児。独自の鍛錬のもと武術では多大な成長を遂げたものの、いまだに花無缼に対するコンプレックスがぬぐいきれず、正体を隠したまま暗躍しております。

花無缼以外には強気なのにねえ。
花無缼の高潔さとかれによりそう鉄心蘭の存在にどうしても腰がひけてしまうらしいです。

今回は敵である江別鶴にたいして姑息に立ち回る小魚児のまわりに、かつての敵や知り合いやなにやらが集結してくる、という展開になりました。

だからサブタイトルが「めぐり逢い」なのですね。

読んでいて、育ての親の十大悪人の愛嬌と残酷さの同居する性格がなんとも不気味でした。
小魚児との旧交を温めながら、片手間に行ってることの残虐なこと。
あっけらかんと書いてあるのですうっと読み流してしまうかもしれないけれど、画をみるようにして読んでる私にはとんでもないグロなシーンでうえっやめてくれーと思いました(汗。

だから余計にとある御方の偉大さが際だつというわけなのでしょうが、ほんとそういう理由がなければこんなシーンはあんまり読みたくないなー。心理的に痛いのより、物理的に痛い方に弱い私であった。

というわけで強引に話を変えますが、どうして誰も江別鶴の悪辣さに気づかないのかなーと思います。

どれだけ表向き立派でも、これだけ悪行を重ねていればどこからか噂が立ってもおかしくないと思うのに。敵をすべて抹殺してきたとしてもどこかに穴があるはずだし、だいたい息子もあんな奴なのにそこからなにももれていかないというのも不思議。

いや、それは娯楽小説にそんなリアリティーを求めるな、ということだろうか。うむ、たぶんそうなんだろう。

深く考えないで楽しむ本なのだから、素直に読まないと。

あ、そうだ。花無缼が甘党だという設定はちょっと楽しかったです。

そういえば、いまさらですが小魚児ってツンデレだったんだね……。
女の子がツンデレだと可愛いのに、女の子がツンデレされると可哀想に感じるのは何故なのでしょうか。

とりあえず、つづきを予約。

マーベラス・ツインズ契 (3)いつわりの仮面 (GAMECITY文庫)
古 龍 藤田 香 川合 章子
4775806750


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