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『マーベラス・ツインズ契 3 いつわりの仮面』

マーベラス・ツインズ契 (3)いつわりの仮面 (GAMECITY文庫)
古 龍 藤田 香 川合 章子
4775806750



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読了。

中国近世を舞台にした少年の陰謀・冒険・戦いを物語性豊かに描く、武侠小説のシリーズ『マーベラス・ツインズ契』の第三巻。

表紙の江玉郎を見て「うわあ、嫌だなあ」と思いましたが、本編には後半にしか出てこなかったのでよしとする(笑。

前巻の終わりで三ヶ月の期限付きで友人となった小魚児と花無缼。
それからふたりは共に行動を開始。

大侠の仮面の裏で悪事の限りを尽くす江別鶴との対決に臨んだり、復活した燕南天とのいきさつがあったり、花無缼に絶対的な命令権を持つ銅先生との奇妙ないきさつがあったりしたあげく、物語はついに佳境へとさしかかります。という辺りでこの巻終わり。

小魚児と花無缼の関係は『マーベラス・ツインズ』の三巻によって読者にはすでに知られているわけですが、当人達はいまだに何も知らず、それでもお互いのことがとても気になって親しみを覚えることにどちらも不思議だと感じている描写が、読み手の心をくすぐります。

小魚児の恩人である燕南天も、この秘密は知らないんだものねー。
知っているのは花無缼を育てた移花宮のお二人のみなんだよ。
そしてこの二人は絶対に自分からは明かしそうもない。

というわけで、花無缼が自分に下された命令に疑問を覚えた今、物語は必然的に移花宮へと吸い寄せられていくのでありました。

この巻で一番活躍していたのは、花無缼に墨玉梅花を渡して従わせようとする銅先生じゃないかと。
超人並みの戦闘力を持つこの人ったら、ものすごい威厳を漂わせてご登場なさったのに、小魚児の口先に散々振りまわされて、またその状態をまったく断ち切れずにずるずるなのです。いっそ可哀想なくらいだったですよ(苦笑。

でもまあ、その展開のおかげで銅先生の正体が割れるようになっているわけですが。

それから、今回も新しい敵が現れました。
ネズミを操る怪人です。

なんでこんなことを考えつくのだろうなーと感心しきりですが、著者の発想ってすこし特撮ヒーロー物に似ていると思いつきました。悪の組織こそ出てこないけどね。

今回も奇抜な発想と卓抜したストーリーテリングにぐいぐいとひっばられました。
面白かったー。

唯一、残念なのはヒロインの鉄心蘭の出番がどんどん減っていくところですか。
登場した時はツンデレっぽいところもあったのに、最近ではヒロインという役割以上の存在感が無くて、ちょっと哀しいです。

ともあれ、小魚児と花無缼の運命やいかに。
つづきはこちらです。

マーベラス・ツインズ契 (4)貴公子の涙 (GAMECITY文庫)
古 龍 藤田 香 川合 章子
4775806769



それから、『マーベラス・ツインズ』の公式サイトを見つけました。

【GAMECITY文庫 マーベラス・ツインズ オフィシャルサイト】

人物紹介のページに、すごく小さくですが原語のキャラクター名が載っていて嬉しかったです。

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