『暁と黄昏の狭間 I 竜魚の書』

暁と黄昏の狭間〈1〉竜魚の書 (トクマ・ノベルズedge)
西魚 リツコ
4198507740



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読了。

厚みを持った描写で物語世界を満喫できる、異世界ファンタジー。シリーズ開幕編。

面白かったー。

久々に新たな鉱脈を発見したと思える作家さんに出会えました。
元々マンガ家だったそうなのですが、眼底出血のために作家に転向された方らしいです。

元マンガ家さんらしく描写が細やか。物語世界の光景がすくっと立ちあがってきます。しかも書きたいことがはっきりとしているからなのだと思うのですが、まったく冗長さのない文章なのがすごい。

すごいと言えば、主人公の少女セフル・アルゴーの出会う現実がいちいちシビアーで、それを容赦なく描ききっているところもすごいです。

読んでいて、現実とは違う場所だけれど彼らは確かに生きていると感じました。

そうだなー、テイストとしては翻訳ファンタジーですね。

物語の展開はファンタジーの王道で、虐げられた主人公が艱難辛苦の果てに自分の弱さを自覚して前へと進む決意をする、その間に人より大きな存在との対話がある、という物なのですが、そんな先読みを許さない強さがひとつひとつの場面に感じられて釘付けでした。

このシリーズは期待できるかも。

はやくつづきを読みたいです、わくわくv

つづきはこちら。

暁と黄昏の狭間〈2〉薬王樹の書 (トクマ・ノベルズEdge)
西魚 リツコ
4198507791


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