『伯爵と妖精 魔都に誘われた新婚旅行(ハネムーン)』

伯爵と妖精魔都に誘われた新婚旅行 (コバルト文庫 た 16-40)
谷 瑞恵
4086012847



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読了。


ヴィクトリア朝のイギリス周辺を舞台にした、タラシ伯爵と妖精博士の女の子のロマンティックコメディーファンタジー。シリーズ十八冊目。

前巻でなんとか結婚式をあげたリディアとエドガーが、新婚旅行にブルターニュへ出かけるお話。

イングランドのお金持ちがぱっと派手に旅行に行く先はイタリアというのが私のイメージなのですが、やはりこのふたりは妖精に関係あるところに縁がある模様です。

ブルターニュというとイングランドの飛び地みたいなところで、昔からのケルト文化が残されていると言われてきたところ。

しかし、イングランドにはケルト人が来なかったという現代の研究から考えると、この場合、逃げてきたのはケルト人じゃなくてケルト文明の影響を受けたブリトン人だったということになるのかな?

いや、そんなことはこのシリーズにはまったく関係ないので置いておくこととして。

ブルターニュの伝説はきちんと読んだことがないんですが、この話の元ネタは沈める都イスではないかしらん。アーエスという名前で思い出しましたよー。それとファタ・モルガーナも混じってるのかな。

恋人を失った青年医師というのが出てくるのですが、かれの苗字がフィニステールと判明した時にも、うはーと思いました。

そんなわけで今回はかなり生のまま妖精伝説が使われていたような気がしました。
いや、私がそんなふうに受けとめただけですが。

新婚の二人がラブラブすぎてそちらはどうでもよくなり、私の興味は完全にレイヴンとニコのほうに移ってしまっております。
エピソードを繋げるとレイヴンはニコにくびったけと読めてしまうのですが、これはただ懐いているだけですよね?

ニコしか眼中にないレイヴンにふりまわされている、リディアの侍女のケリーちゃんがすごく可哀想で笑えます。
ケリーちゃん、べつにレイヴンが好きというわけではないんだけど、鉄壁の無表情で返されたり、三十路呼ばわりされたり、存在を忘れ去られていたりと散々(苦笑。

これからケリーちゃんはレイヴンにどうやって自分の存在をみとめさせるのか、興味津々でございます。彼女自身、半ばあきらめ加減なのですが。

こんなに出来た侍女なのに、ほんとうに可哀想です。うくく(笑。

お話的にはこれからリディアの指輪と対になる赤い石の指輪を探すことになりそうですね。

つづきが楽しみです。おもにレイヴンに関して(苦笑。

伯爵と妖精―すてきな結婚式のための魔法 (コバルト文庫)
谷 瑞恵
4086012545


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