『犬夜叉 32』

犬夜叉 (32) (少年サンデーコミックス)
高橋 留美子
4091266622



読了。

戦国時代へトリップした女子中学生日暮かごめが、半妖の少年犬夜叉や仲間達と共に四魂の玉の欠片を求めて旅をする、伝奇アクションロマンスコメディーコミック。シリーズ三十二冊目。

ゴールデンウィークで予約本が回ってこず、しばらくの間をおいて読んだ三十二巻です。
……えーと、これまでのお話を大分忘れてしまいましたよ?(汗。

そういえば前巻の終わりではかごめちゃんが桔梗と会ったのでしたね。

この巻では、かごめちゃんが死にかけていた(?)桔梗から奈落の瘴気を浄化するエピソード。

奈落の落とし子の赤ん坊が託された城が阿毘姫に襲われ、赤子を守れと命じられた琥珀くんがまたしても奈落の命令通りに城の住人達を手にかけているところに、珊瑚ちゃんが出会ってしまうエピソード。

桔梗に呼び寄せられた犬夜叉が、まもなくこの世とあの世の境への道が開かれるだろうが、そこへかごめは連れていくなと忠告されるエピソード。

阿毘姫が集めた人間達の血で母親である鉄鶏の蝕まれた身体を癒した時、現れた奈落が阿毘姫と鉄鶏を亡き者とし、鉄鶏からあふれでた血の河によってこの世とあの世の境への道をひらくエピソード。

血の河の道に飛び込んだ犬夜叉たちがつぎつぎと放たれてくる金剛石の矢に襲われるエピソード。

までが収録されています。

この巻のクライマックスは、奈落に記憶を封印されて操られていた琥珀くんが、珊瑚ちゃんを目の前にしてとうとう自分の犯した罪を思い出したシーンでしょう。
テンポの良さにともすると読み流してしまいそうになる高橋留美子作品ですが、ひとつひとつのコマやキャラクターの表情に万感の思いがあふれてて、ううっ、なんてこんなにひどいことにと泣きそうになってしまいます。

途方に暮れる珊瑚ちゃんに弥勒様がいてくれてよかったなー。
「いまはやめてね」という台詞が可笑しくて可愛かったです。

それから、かごめちゃんが桔梗とふたりきりで会うシーンというのも初めてじゃないかな。
おなじ魂の持ち主でおなじ男を愛していて、それゆえに立場の違う二人の巫女。
このふたりの存在が、どういうふうにそれぞれの場所におちつくのかがこの物語の最大の問題かもしれないと感じました。

けっきょくこの話は犬夜叉の話ではなく、彼女たちの話なのかも。

阿毘姫母の鉄鶏にはびっくりしました。
こんなに巨大なのに鶏なのか。しかも地獄に棲んでいるらしい。

奈落はこういう知識をどこで仕入れてくるんだろう。
ところで、変化してからの奈落の衣装が見る度に可笑しくて、ついつい笑ってしまいます。
なんというか、特撮物の怪人みたいなんだもの。

つづきはもうすこしはやく読みたいです。

犬夜叉 (33) (少年サンデーコミックス)
高橋 留美子
4091266630


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