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『羊のうた 3』

羊のうた (第3巻) (バーズコミックス)
冬目 景
4344800249



借りて読了。

遺伝性の奇病によって血を渇望するようになったしまった少年と、突然現れた生き別れになった姉。ふたりの微妙な関係を社会から隔絶された孤独とともに描く、心理サスペンス? シリーズ第三巻。

独特な雰囲気に浸って読むマンガ。
予想通り、主人公一砂の世界はどんどん狭くなっています。
淡い思いを抱いていた同級生に対して起きる発作への不安と恐怖。
体調不良が表面化して、育ててくれた両親とも決別のときが。

そんなかれの孤独を理解し、受けとめてくれるのはおなじ両親から生まれて、おなじ病を得ている姉、千砂のみ。

千砂はかれに他の誰かを重ねてみているようですが、同時に以前から一砂自身を特別な存在として意識していたようなふしもあります。

言葉にしては語られない様々なことが、ふたりの行動と台詞によって静かにほのめかされていく。
濃厚な時間の流れているお話だなーと思います。
ストーリー的にはほとんど進んでいないのに、中身がぎゅうとつまっていてちょっとつつくとなにかがあふれてきそうな、そんな緊張がただよっている。

高城家に伝わる奇病は精神的な病らしい。
なにかの拍子に突然血が欲しくなるのは、体が欲しているわけではないみたい。
だから、吸血鬼とは明らかに違う、はずなんですが、でもその発作が起きるのは目の前の相手を好ましい異性と感じているときみたいなんですよね。
やはり、血=生とエロス、なのだろうか。

どう読んでもハッピーエンドが待ち受けているとはとうてい思えないんですが、先を読みたいというつよい気持ちが湧いてくる作品です。

というわけでそのうちつづきも借りてきます。

羊のうた (第4巻) (バーズコミックス)
冬目 景
4344800257

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