『ピアノの森 2』

ピアノの森―The perfect world of KAI (2) (モーニングKC (1430))
一色 まこと
4063724301



借りて読了。

森に捨て置かれた音のでないピアノを弾きこなす才能を持っていたのは、母親共々蔑視される少年だった。かなり世俗的な部分の多い音楽コミックのシリーズ第二巻。

地域的に蔑まれている水商売女の息子が、じつはものすごいピアノの才能を持っていた、という話……と書くと身も蓋もないんですが、才能発掘の話といえばいいのか。

この巻は森のピアノがなぜいま森にあるのか、その持ち主の過去と現在、さらに元の持ち主が主人公の知られざる天才・一ノ瀬海と出会うところまで、が描かれています。

お話はすごく印象的で面白いです。
絵も描かれている世界もけして美しくはなく、むしろ俗っぽくて青年漫画的な薄汚さすら感じるんですが、だからこそ、音楽のもつ輝きが強くなる気がする。

阿字野先生の孤独と苦悩とあきらめの姿が、森のピアノに関する情報で一変するところが読みどころですね。

でも私には、鍵盤の重いピアノを弾きこなすことがどれほど音楽的に凄いことなのか、よくわからなかった……。
単純にゆびの力が凄いんだなーと思うこと以上に、なにか特別な意味があるのかしら。
たとえば、音の強弱の幅が広がるとか、そういうこと?

でも、そんなピアノを弾き続けていたら、早晩、負荷のために腱鞘炎とか軟骨がすり減って関節炎とかに罹って、ピアニストとしての寿命が短くなるんじゃないかと思うのですが。

いや、こんなことはお話には関係ないんだろう、そうに違いない。

ということにして、またそのうち続きも読むと思います。

一巻を読んだのがいつのことかもう忘れましたが、この巻を貸してくれたときに内容を聞かれたらちゃんと答えられたので貸し主が驚いたという、それだけ私にとっては印象の深い本だったらしいので(苦笑。

ピアノの森―The perfect world of KAI (3) (モーニングKC (1431))
一色 まこと
406372431X

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