『エロイカより愛をこめて 35』

エロイカより愛をこめて 35 (プリンセスコミックス)
青池 保子
4253194559



美術品専門の泥棒貴族エロイカとNATOの情報将校エーベルバッハ少佐の活躍を描く、国際謀略と美術品の蘊蓄を絡めたストーリーの爆笑コメディー。シリーズ第三十五巻。

久しぶりの『エロイカ』です。ちらしによると前巻から二年半ぶりの刊行だそうな。
でも楽しさ面白さはまったく衰えず、むしろパワーアップ?

収録作品はこちら。


〈番外編〉聖夜の善き訪問者たち
〈番外編〉古城販売作戦
NO.22 聖ヨハネの帰還 Part.1



今回は番外編二作がとんでもない可笑しさで、読みながら笑いころげておりました。
少佐のプライベートがからむとどうしてこんなに可笑しいんだろう……。

クリスマス編は少佐が父親から逃れてロンドンへ行き、ロレンスが留守宅を預かるミスター・Lの自宅で休暇を過ごす話。

伯爵がミスター・Lの家をお仕事の拠点にしていたので、なにも知らない少佐の背後で大騒ぎが展開されます。
なにも知らない少佐の自分は普通だと思ってする行動が周囲に多大な影響(迷惑ともいう)を及ぼすところがポイント。

つぎは少佐が鋼鉄パパ(ロレンス命名)から友人所有の古城販売を命じられ、伯爵に丸投げする話。

ケルティック・スパイラル編に出てきた妄想マダムが再登場で、これまたてんやわんやの大騒ぎです。

そして不動産販売事件の余波を受けての本編スタート。
今回はビザンティン工芸の象牙トリプティックとロシアンマフィアがらみのエピソードみたい。

嫉妬と疎外感にひたるGの猪突猛進の行動力が楽しいです。それに冷静に対処するZくん。大人になったねえ。

それから今回はいままで影の薄かったCとEのキャラが立ってて、おお! と思いました。
どうやらEはイライラキャラのようです(苦笑。

いつもながら豊富な情報量に緻密な構成力。
ひたすら楽しめる娯楽作品。

あー、また読み返したくなってきた。
中学生の頃から読んでるのにぜんぜん飽きないところがすごいです。
最初は絵柄でひいたけど、いまはまったく平気。むしろこうでなければと思う。
大好きなシリーズです。

かつて私にとっては少佐といえばエーベルバッハ少佐。伯爵といえばドリアン・レッド・グローリア伯爵でした。

いまは草薙素子少佐とかいろいろいますけどね。

ところで、少佐っていまいったい何歳なんだろう……?

エロイカより愛をこめて (34) (プリンセスコミックス)
青池 保子
4253194540

Comment

Comment Form

管理者にだけ表示を許可する

Trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)