『ピアノの森 3』

ピアノの森―The perfect world of KAI (3) (モーニングKC (1431))
一色 まこと
406372431X



借りて読了。

森に捨て置かれたピアノを弾きこなす少年の目覚めと、かれの才能をめぐる人間模様を描く、音楽コミック。シリーズ第三作。

ピアノの天才なのに無欲で無自覚な少年一ノ瀬海。
天才を目の当たりにしてピアノと本気で真向かうことになった少年。
かつての栄光を失い失意のうちに漫然と日々を過ごしていた音楽教師。

いまのところこの三人を軸に描かれている青年マンガです。

今回は海がようやく無欲から前進するストーリー展開。
阿字野先生のひくショパンに魅せられた海は、それが自分にはどうしても弾けないことに苦悩します。

自分流でも弾けるし弾けるのだからそれでいいと思っていた海は、ここではじめて自分だけでは超えられない壁を目の当たりにしたのですね。

阿字野先生の海の操縦法も見事ですが、無味乾燥とも思える練習をショパンを弾きたいという一念でしつづける海の根性には驚きました。

そもそも素質があるのにこれだけ努力を惜しまずすることができるのなら、海の将来の成功はもう約束されたもののように思えます。

これからのかれの本当の問題は、社会との軋轢をどうやって乗り越えていくかに尽きるような気がするほどです。

まあ、これでつねに蔑視されてきた海が阿字野先生を全面的に信頼するとも思えないんですけどね……(苦笑。

というわけで、つづきも借りてあるので読みます。

ピアノの森―The perfect world of KAI (4) (モーニングKC (1436))
一色 まこと
4063724360

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