『百鬼夜行抄 18』

百鬼夜行抄 18 (ソノラマコミックス 眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
今 市子
4022131381



読了。

あやかしを視る能力を濃く受け継いだ少年律とその一族たちを中心に、この世とあの世のあわいをうごめく者たちと人間との関わりを日常的に描く、ほのぼのしたり背筋が寒かったりするコミック。シリーズ第十八巻。

もう十八巻なんですねー。
しかも、この時期に新刊が出るのはいささか異例のような気がします。

さらに、いままでだらだらと続いてきたのに、今になって律の自己紹介が出てきたりするのは、もしかして掲載誌の出版社が変わったからでしょうか。

そういえばこの巻はいつになく飯嶋家が前面に出てくる話が多かったです。
一族話が好きな私にとっては嬉しかったw

とくに律のお母さんの絹さんが主役の話は初めてですよね。彼女、やっぱりなんにも見えないわけではなかったんですね。おばあちゃんの豪快な(?)血筋はだれも受け継がなかったのでしょうか。

それから律と司ちゃんが絡む話も久しぶりか。
そのわりに、おなじエピソードではないけれど一冊の中で司ちゃんと律が同学年になっていたりするのは、時系列が前後しているのだろうか……。

巻末の律が大変な事件に巻き込まれる話では、ふたりの関係がすこーしだけ進展したような感じでフフフでした。
けど、この話も律視点ではなく、だいぶ読み手と話の距離が遠いです。
連載開始当初は陰々滅々とした律によりそっていましたが、律が吹っ切れてからはずっとこんなかんじですね。

収録作品は以下の通り。


雨戸仙人
見知らぬ妹
三人法師
一陽来復



事件と読み手の距離はほどよいと感じるときもあれば、物足りないと感じるときもあります。
多分、律が事件の真ん中にいるときにじれったくなるんだろう。

あと、「一陽来復」はかなり入り組んだお話で理解するのに時間がかかりました。
登場する妖女三人集はむかしでてきた正妻になる代わりに家に福を招く方々ですよね、たしか。
だけど八重ちゃんの小豆粥がなつかしいって……???

それから、全体的に律の絵柄がさわやかーになったような気がしました。
前髪が短くなったからでしょうか。

ところで青嵐は今後も無駄飯ぐらいとして居候し続けるのでしょうかね(苦笑。

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