『洪水前夜(あふるるみずのよせぬまに)』

洪水前夜(あふるるみずのよせぬまに) (ウィングス文庫) 雁野 航
4403540643


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読了。

古代オリエントを舞台にした、生と死と愛の壮絶な物語。同一世界を舞台にした中編と短編を収録。

高さんのところで知って、図書館で借りてみました。

面白かったです。
これを書きたいんだーという作者さんの思いが伝わってくる熱いお話でした。

かなりグロテスクなシーンがあるのでそういうのが苦手な方にはお薦めできませんが、強烈な感情と力強い幻視シーンが印象的でした。

収録されているのは以下の作品です。


洪水前夜(あふるるみずのよせぬまに)
残照、あるいはアダイアトゥムの遺言

あとがき



私の感触ではこれはファンタジーじゃなくて、SFです。
なぜというに天使が○○○だから(笑。

遺伝的な話とか、そのほかのちょっとだけ垣間見える設定が私にとってはSFなのです。

あと、私は古代オリエントはあんまり知らないんで、そこらへんにもちょっとよくわからない部分が残りました。「シュメールのたまもの」ってどういう意味? とか。

シュメールといえば謎の民族で、シュメール語はセム・ハム語族にもインド・ヨーロッパ語族にも属さないらしいです……とかいうことがなんとなく頭をよぎる程度です。

というわけで、ちょっと説明不足かなと感じる部分もままありましたが、そんなことはどうでもよいと振り捨てることのできる強い物語。

面白かったので他の話も! と思いましたが、本として出版されているのはこの一冊のみなんですね。

作者さんのサイトをみつけたので飛んでみたら、そこにブログ小説をまとめたものとかがありました。

その画面を見て個人的にびっくり! 「小説HTMLの小人さん」を使用されています!
思わぬ所でおなじみさんを発見して勝手に親近感を抱く私……。

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