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『銃姫 9 ~It is Not to be "Now"~』

銃姫〈9〉It is Not to be “Now” (MF文庫J)
高殿 円
4840121435



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読了。


ヨーロッパ近代風の異世界を舞台に、銃で魔法を撃つ魔銃士の少年とかれを取りまく大人たちの愛と友情と陰謀の戦乱ファンタジー。シリーズ第九巻。

ものすごく久しぶりの『銃姫』です。八巻を読んだのは二年前の十月でした。それくらい間隔が空くともう私の記憶的には物語がほぼ消えかけてます。これまで主人公はなにをしていたんだっけ……ハハハとかわいた笑いを浮かべつつ読みました。

おお、思い出しましたよ。
なるほど、セドリックは英雄チャンドラース率いる灰海の流星軍の元に身を寄せているところでした。
姉エルウィングに必要なある石のために。
そのためにガリアンルードの王女アンブローシアとは離ればなれになっていた。
そして流星軍とスラファト帝国との決戦が開始されたところだった。

あ、これ八巻までのネタバレですね。スミマセン。

この巻ではまず、スラファト軍のアガート・クレイサスの過去から語られます。そのなかで竜王アスコリド=ミトの謎があきらかに。

そして現在へと時を移し、スラファト軍との激戦を戦う流星軍の一方で、スラファトと帝国の間にはとある密約が交わされており。

収束していく伏線によって、感情的にも状況的にも身動きの取れない状況があきらかになってしまう。

命令に逆らうことのできない帝国の軍人たち。増していく緊迫感、焦燥感。一族の意志として護ってきたものを護りきれないと知ったときの絶望感。そしてすべてを背負って人生をまっとうしようとする指揮官。

様々な場面で大切なものたちとの時間が失われると知ったとき。

「それは今ではなかったはずなのに」



とり残される者たちが口にする言葉が心に響きます。

うーん。クライマックスですねー……。

と思うのですが、どこか距離感があるのは何故でしょう。
やはり時間を置きすぎたからかなー(汗。

私は、これまでの“なにかが起こる”予感めいたものがただよう状況のほうが、“起きてしまった”状況よりも楽しかったみたいです。

それと、ちょっと気になる文章が散見されたのも醒める原因だったかも。

今回、魔銃士の放つ魔法があんまり活躍しなかったのも残念でした。
戦争よりも戦闘のほうが読むのは楽しいのかも知れませんな。

ともあれ、次巻で完結とのことなので、それはできるだけはやめに読みたいと思っております。

……まだ出てませんよね?

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