『ピアノの森 11』

ピアノの森 11 (モーニングKC (1483))
一色 まこと
4063724832



借りて読了。

社会の底辺に生まれたピアノの天才児・一ノ瀬海の成長と、かれを取りまく人びとの人間模様を描く音楽コミック。シリーズ第十一巻。

ピアノの響きの美しさと現実の泥臭さのコントラストが強烈なマンガですが、この巻はわりとそこがおとなしめだった気がします。

理由は、視点が海のピアノに恋しつづけてきた女の子、便所姫こと丸山誉子ちゃんに据えられていたからかなと思います。

海の音に憧れて、海のようにピアノを弾きたい、海とおなじ所に再び立ちたい、海のピアノをもう一度聴きたい、そんな一途な想いを抱いて懸命にピアノに励んできた誉子ちゃん。

そして海のようなピアニストを育てたいと願う誉子ちゃんの師・司馬先生。

すこしでも海のようにと思う二人が見て見ぬふりをしてきた現実は、とても辛いものでした。

でも、ひとを挫折から救ってくれるのもまた夢なんだなーと思うラストにじんと来ました。

ところで、海は東京に住んでるのですよね?
なんでこんなに遠いところのコンクールに出てるんでしょう?
阿字野先生の思惑が知りたいですw

ところで、私最近、阿字野もどきの佐賀センセイの暗躍が楽しいです。かれって音楽界のナビゲーターで海の立ち位置を明確にする役割なので、笑うところじゃないんだと思うのですが、やっぱりなんとなく可笑しいのです。阿字野もどきの容姿がそうさせるのかも。

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