『乙嫁語り 1』

乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)
森 薫
4047260762



読了。

十九世紀カスピ海近くの草原を舞台に、十二歳の夫と嫁いできた二十の妻とのほほえましい日常を、遊牧生活から半定住、定住へと生活を変化させていく遊牧民の暮らしとともに描く、時代コミック。開幕編。

十九世紀の大英帝国を緻密に再現した『エマ』の作者さんの新作はシルクロードでした。

話を聞いたときは驚きでしたが、実際に目にしてみるとやっぱり、うわあすげえなー! でした。
なにこの躍動感は、馬の疾走感は、生き生きとした新妻の愛らしさは!

それにやっぱりすごい描き込み!
細かい装身具までびっしりと丁寧に描いてあるのに脱帽。でもぜんぜん画面がうるさくないのもすごい。

この方、絵を描くことに相当思い入れのある方なんだなあとしみじみしました。
好きなんだなあ。

中で大工のおじいさんが木で浮き彫りをつくってるシーンがあるのですが、そこで削り出されていく紋様には溜息が出ました。

キャリアを積み重ねていくうちに絵が記号になっていってしまうマンガ家さんは多いですが、この方は絶対にそうならないだろうなー。

絵のことばかり書いてしまいましたが、お話は小さなエピソードを積み重ねて雰囲気をつくっていく、自然ともりあがっていく展開で、これもたいそう好みでした。

ヒロインのアミルちゃんの野性的な天然さんキャラがすごく可愛い。
普段はおっとりしているのに矢を射るときの鋭い目つきとの落差がたまりませんw

年下の弟みたいな夫、カルルクくん。
まだ幼いけどなかなかいい男に成長しそうで楽しみです。

で、思ったのですが……。
もしかして『エマ』のふたりも姉さん女房だったのかも……。

しかし私はエイホン家のバルキルシュおばあさんの気っ風の良さにめろめろです。
かっこええ……。
アミルちゃんが歳を食ったらこうなりそう。
ということはバルキルシュばあちゃんはアミルみたいだったのか?(汗。

つづきを楽しみにしています。

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