『ピアノの森 12』

ピアノの森 12 (モーニングKC (1509))
一色 まこと
406372509X



借りて読了。

社会の底辺に生まれ育ったピアノの天才児・一ノ瀬海とかれをとりまく人びとの人間模様を描く、音楽コミック。

海の満を持してのコンクール出場がなぜ無名の場だったのか、が判明する第十二巻です。面白かったー!

阿字野先生の音楽的背景がこれだけ明らかになるのはおそらく初めてですね。
阿字野先生は失った自分の夢を海に託したのだと思えますが、阿字野先生のえらいところはけして海を自分の身代わりとして見たてていないところです。海には海の音楽があり、海自身の道を自分で選び取って欲しいと思っている。

ただ、それが徒になって海は阿字野先生の敵討ちに燃えちゃうんですけどねえ。
阿字野先生の師であるセロー先生も、けっこう感情的なおかただ……(汗。

そしてふたたび相まみえる雨宮君。
かれはいつのまにここまでライバル心を育てていたのでしょう。
海が雨宮君のことをライバル視するような人間だったら、雨宮君はここまで海を嫉妬しなかったんじゃないかしらんと思う。

雨宮君は海に勝ちたいんじゃなくて、海にライバル視されたいんじゃないか。
海にライバルとして認められることがイコール自分の存在証明になっちゃってるのかなあと、感じてしまいました。

その雨宮君の気持ちが痛いと感じる雨宮父の心中がやるせません。
今回このシーンが一番印象的でした……。

始まったばかりのショパンコンクール。
これからどう展開していくのか、どきどきしています。

一緒に予選に出た平田君、いいキャラしてるなあ……。
もう出番はないのか知らん(笑。

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