『伯爵と妖精 白い翼を継ぐ絆』

伯爵と妖精 白い翼を継ぐ絆 (コバルト文庫 た 16-42)
谷 瑞恵 高星 麻子
4086013452



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読了。

ヴィクトリア朝のイギリスを舞台にした妖精博士の女の子とタラシ伯爵のファンタジックロマンス。シリーズ二十冊目。


妖精国への地図を手に入れたリディアとエドガーは、地図を読み解くための鍵を求めて日々奔走していた。そんなある日、リディアはエドガーがひそかに“レディ・K”なる人物の調査をしていたことを知る。メースフィールド公爵夫人のカントリーハウスの集まりに招かれたふたりは、そこでシルヴァンフォード公爵家の唯一の生き残りキャスリーンに出会う。キャスリーンには公爵家を継ぐ資格はないが、彼女が産む男子はシルヴァンフォード公爵家の跡取りとなる。リディアは“レディ・K”がキャスリーンであり、エドガーは本来自分が受け継ぐはずだった生家のシルヴァンフォード家に未練があるのではないかと感じる。しかもキャスリーンは婚約者がいるというのにエドガーに熱心な視線を送っているのだった。



ふーん、そうきたかーという感じの二十冊目です。
新婚さんなのにリディアの不安は尽きませんねえ。
今回はエドガーにも同情の余地がありますうえ、リディアの繊細すぎる感受性や持って回った思考回路に少々苛立たしい気持ちになったことは否定できません。
もっと強気になっていいのに……と。

だからメースフィールド公爵夫人に喝采!
ペット好きの三姉妹にも感謝!

ぐうたらなにわか家臣のフランシス、いつのまにかギャグ担当になっていて悲劇を背負った人物だということを忘れます。

レイヴンはあいかわらずレイヴンでニコのために一生懸命。
今回のニコはちょっと役立たずでしたが、そのぶん侍女のケリーちゃんがけなげに奮闘しています。対レイヴンでもw

最初から最後まで楽しみました。

が、残念だったのはファンタジー要素がどんどん物語に占める割合を低くしているところ。情景描写も減ってるし。
今回は白鳥乙女だったのですが、ほんとにただの地図のおまけみたいでちょっと哀しい……。

私にとってのこのシリーズはロマンティックファンタジーからファンタジックロマンスに変化しかけております。

面白いことには変わりないんですけどねw

ところで、まったく出番のないケルピーが堂々と登場人物紹介にのさばっているのは何故(苦笑。
レイヴンのお姉さんは、このままいなくなっちゃうわけじゃないですよねえ(汗。

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