『flat』1、2

flat (1) (BLADE COMICS)
青桐 ナツ
4861275334



借りて読了。


超マイペース男子高校生と超受け身幼児の交流を描く、ほのぼの日常マンガ。

ちょっとした行為や態度、言葉によってさまざまに変化する人間関係をたんたんと描いて、こういうことあるよねーとか、こんなふうにふるまいたいなあとか、共感しつつ、ちょっといいなあこういう関係、と思ったりするマンガ……だと思う。

なにげない日常風景をおもしろく書ける人って、人物観察力が高いひとなんだろうなー。
私にはまったくない能力なので、それだけで尊敬してしまう作風です。

それは以前に読んだ『娚の一生』も同様なんですけれど、あちらのほうがすこしドラマ成分が多かったような気がする。

こちらはほんとうに日常的。
だから登場人物の人間性に共感できるかどうかがさらに問題となるわけです、私の場合。

この作品も、じつは読み始めたときには「なんだこの自分勝手なド阿呆は!」とイライラしてました。幼児を預かってるのに無責任にもほどがある。そんな息子の性格を把握しているはずの母親までが無責任に見える。そして、幼児のけなげさ加減にもどんびき。これ、ちょっとドリーム入ってるんじゃないの。幼児にドリーム被せるなんて、そんなのひどい。

ありえないという次元じゃなくて、許せないって感じでした(苦笑。

でもまあ、『娚の一生』とおんなじで慣れてくるとだんだん許せるようになってくるんですな、何故でしょう。
リアルな人間関係も、相手のひととなりを知らずに好き嫌いしちゃいけないということでしょうか。

二巻になって、幼児=秋くんに子供の友達ができてからさらに受け入れやすくなりました。

たぶん、この主人公、いままでなら脇役で主人公を振りまわしてたタイプなんだと思うのです。
それを主役に据えてるんだから、ちょっと冒険的な話なんだと思う。

主役視点じゃなくてちょっと距離をとって描いてあるエピソードが読みやすいのもそのせいかと。

しかし、私ってつくづくと天然マイペースなゴーイングマイウェイ、マイワールド人間が苦手なんだなー。
私生活で振りまわされてる分、余計に腹が立つのかも知れない……。


flat 2 (BLADE COMICS)
青桐 ナツ
4861276284

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