『おおきく振りかぶって 13』

おおきく振りかぶって Vol.13 (アフタヌーンKC)
ひぐち アサ
4063106055



借りて読了。


等身大の少年たちの心理描写が細やかな高校野球マンガ。シリーズ第十三巻。

夏の甲子園埼玉大会の五回戦。対美丞大狭山戦のつづきです。

うーんと、前巻ではたしか阿部君のサインが見破られて西浦はかなりのピンチに陥っていたんですよね?

と確かめねばならないほど記憶が薄れている私ですが、まあいいや、と前後関係をあんまり気にせず読んでしまう人だったりもするのでそれほど支障は感じなかったです。

野球なんて局面局面の積み重ねさー。まあ、試合の流れも大事ではありますよむろん。でも局面だけでも楽しめるのが野球ですよ。チーム戦であるにもかかわらず個人プレーがはっきりと大きな部分を占めるめずらしいスポーツなんです。

だから投手対打者という構図が成り立って、松坂対イチローなんてのがもてはやされたりするわけです。

そんなのはマンガには関係ないですけどね。一野球ファンとしての個人的見解でした。

ということで美丞大狭山戦です。
あいかわらず細かい野球しているねえ。
美丞大は強豪校でスタッフも充実しているだろうから当然なんだろうけど、西浦がこのレベルで戦えているのは監督の手腕が大きいと思われます。

高校野球の監督は選手を育てるところからするのだから、大変ですねえ。
技術はもちろんだけど動機付けやら意識改革やらをまだ人間としても固まっていない高校生を相手にするのだから、責任重大。
まあ、高校生は大人よりも柔軟だから飲み込みは早いかもしれませんが、それだからこそ、誤った指導をしたら少年たち個々の性格や人生をも左右しかねないわけで。

モモカン、若いのにすごいなあ、と毎回感じます。
それでも実戦ではまたいろいろとあるんですねえ。
それで選手たちに助けられたりもする。
若者は日々成長していくんですね。

今回の最大の山は阿部君のアクシデントだろうと思いますが、ここでチームをまとめるきっかけをくれたのは田島君。

田島君はいいところをさっとかっさらっていってしまう才能がありますな(笑。

でもって不穏な伏線が次第に進展しているのにも興味津々です。
美丞の捕手とコーチ。コーチと監督の間にあるのはいったい何。

この巻でおおよその出来事は推測できるけれども、呂佳コーチの動機がいかなるものかが次巻の読みどころになるのかなーとか、勝手に妄想しています。

どんな動機があったって絶対に許されることじゃないと、思うけどね。

というわけでつづきが大変に気になります。
この巻まるまるが2007年に雑誌掲載された分だなんて、なんという殺生な単行本化ペースなんでしょう。
テレビアニメ化セカンドシーズンが決定だそうですが、放送開始前後につづきが出なかったらただじゃおかないよと言いたいです。

とか言いながらこの巻からひとに借りて読んでいるんですけどね(汗。

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