『いくつかの太陽 グラスハート5』

いくつかの太陽―グラスハート〈5〉 (コバルト文庫)
若木 未生 橋本 みつる
4086145928


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読了。

青春バンド小説。シリーズ第五巻だけど六冊目(汗。


オーヴァークロームの真崎桐哉が作った曲が、藤谷先生の曲とメロディーが被っている。衝撃の事実をつきつけられた朱音は混乱して、坂本と言い合いをしてしまう。そのとき行方不明になっている藤谷先生から電話があった。スタジオでひとり留守番をしていた朱音は、訪ねてきたモデルの有貴乃に、藤谷のかつての恩師がテンブランクを潰すためのバンドを作ろうとしていると告げられる。




うっかりと途中の番外短篇集を飛ばしてしまいました。
気づいたのは読み終えてしまってから。
番外でよかった。時系列で前後するかもしれないけど、とりあえずそう思っておく。

熱いなあ!
若さゆえの視野狭窄と感情の浮き沈みの激しさにめまいがしそうですが、それでもなお、今この瞬間を必死に生きている、という熱さがこの話の醍醐味だなーと思いました。

狭い世界での濃密な関係って、ちょっとしたことが破滅につながってしまう。
そんな危うさを抱えながらも繋がっていたいと思う彼らが、いまこのとき自分たちが幸せであることを自覚している。こんなときがそう長くは続かないとどこかで気づいているのがせつないです。

まあ、どんな関係も時とともに変質していき、ずっとおんなじままで続くことはありえないのだけれども。

この瞬間を止めていたいと思えるほど幸せな時を過ごせるのが羨ましいなあと思いました。

話はどんどんテンションが高くなっていき、作者の客観性がどんどん失われていって読みにくさも増しているのだけど、それだからこそ伝わるものがあるがあるのだなあと、それがこの話の持っている熱さなんだろうなあとしみじみ感じたのでした。

若いよね。すみずみまで若さが弾けている。
と感じる私はもう若くないということだ(汗。

というわけで、つぎは飛ばしてしまった短篇集を読みます。

AGE 楽園の涯―グラスハートex. (コバルト文庫)
若木 未生 橋本 みつる
408614350X

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