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『AGE/楽園の涯 グラスハートex.』

AGE 楽園の涯―グラスハートex. (コバルト文庫)
若木 未生 橋本 みつる
408614350X


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読了。

青春バンド小説「グラスハート」シリーズの番外短篇集。
収録作品は以下の通りです。


AGE
楽園の涯
オクターヴ 楽園の涯II
素晴らしい日々 楽園の涯III
New Song

GLASS AGE――4年後の約束
あとがき




「グラスハート」本編が朱音ちゃんの視線で藤谷兄弟を追った話であるなら、こちらの番外編は他者の眼を通して追った高岡尚の話だなと思いました。

「AGE」は著者のデビュー作で、高岡尚がギターを持つことになった経緯の話。

「楽園の天涯」シリーズは、高岡尚と藤谷直季がいかにして出会い、親交を結んだかの話を、それぞれ別の三視点で描いている。

なかに高岡くん本人視点が混じっているのですが、これ、どうよ……。まるで客観性のない、傍若無人なまでに超個人的な世界の話で、ここまでくるともう小説じゃなくて半分は詩みたいですね。いっそ爽快(苦笑。

このシリーズ、主人公は他者視点で書いてもらった方がいいような気がしました。

「New Song」は、かつて高岡君とかなり親密だったけどたぶん男女の仲にはならなかった女性の視点で現状のかれを描いた話。
この話がいちばん開放的で前向きで大人な気がしました。
ま、書かれた時系列的に、デビュー作とは十年ほどのへだたりがあるので当然ですね。

読んでいて、高岡君の高校時代の音楽の話がもろに私の青春時代と被っているので、ものすごく遠い目になりました。
ワタシ的に言えばスティングとかスティングとかスティングとか。

尾崎豊に関しては私とは年以外の接点があまりないのですが、当時通っていたレコード屋(まだレコード屋だった!)でレコードを買うとはんこを押してくれるカードにはなぜかアーティストの名前を書く欄があってですね、そこに買っていない尾崎豊の名前を書かれたことがあるなあ(書くのは店員のお仕事)。私が買ったのは尾崎亜美だ! とそれを見て心の中で叫んでいた。それくらい尾崎豊がメジャーだったということなのでしょう。

それからリッチー・ブラックモア。
弟の鳴らしている音楽であること以上には縁がないと思っていたのに、いまや「ブラックモアズナイト」を熱心に聴いている私がここにいる。

聴いてきた音楽ってひとの歴史でもあるなーと、しみじみ感じたことでした。

ところで、とばして読んだ『いくつかの太陽』で第一部が終わりだったことにいまさら気がつきました。

つぎは再開の第二部です。

冒険者たち―GLASS HEART (コバルト文庫)
若木 未生 羽海野 ちか
4086000016

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