『バガボンド 11』

バガボンド(11)(モーニングKC)
井上 雄彦 吉川 英治
4063287637



借りて読了。

剣豪宮本武蔵の若き日を描く、時代アクションコミック。シリーズ第十一巻。

あいかわらずの画力で精神的な局面まで描き出す、迫力の「男の戦い」マンガです。

眠る柳生石舟斎と対峙する武蔵は、あいての大きさとおのれの卑小を知る。
客観的に自己を認識したってことかな、これって。
石舟斎という人物の偉大さを認識できたことが、自己認識にも繋がったということか。

私が考えていたのは、石舟斎って、このときお幾つなんでしょうかということだったりしたわけですが。
一見老いているようでいて、よくよくみてみると皺はあるけどたるみはどこにもないんですよね。肌にもなんとなくハリがあるし。

「人間五十年」の時代だから五十くらいなのかなひょっとして。とか。

自己認識に至った武蔵はそれからもちろん自己を鍛錬するための旅に戻ります。
かれには他人を思いやる余裕はあれども世話をする余裕はないので、おつうちゃんと弟子はおいてきぼりということに。

他人事だとしようがないなですむけど、置いていかれたほうはたまりませんねえ。

おつうちゃんが気丈にふるまうのがけなげであります。

いっぽう、ふたたびの又八くん。
登場するたびにヘタレ度が上昇しております。
母親と会ったら村に戻ればいいのに、母親ともども武蔵に取り憑かれてるんだなこれは。

武蔵と違って又八はどこまでもおのれを知らない、知りたくない人間で、知ることに不安とか恐怖を抱いているのかもしれないと思いますが、かあちゃんまで一緒になって煽ってどうするよ。
ふりまわされてる叔父さんがたいへんに可哀想です。

そんな物語には鎖鎌の達人が登場、というところで次巻へとつづく。

バガボンド(12)(モーニングKC)
井上 雄彦 吉川 英治
4063287793

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