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『黄金の狩人 3 道化の使命』

黄金の狩人3 (道化の使命) (創元推理文庫)
ロビン・ホブ 鍛治 靖子
4488562094


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読了。


王家の暗殺者として育てられた男がふたたび王家を巡る陰謀とその危機に立ち向かう、人間味と幻想ともに豊かな異世界ファンタジーシリーズ「道化の使命」第一部『黄金の狩人』完結編。


あらすじを書くとネタバレになるので遠慮しておきます。

読み終えて虚脱状態に陥ってしまいました。
なんと深く痛みにみちていながら鮮烈で瑞々しい世界の物語なんだろう。

主人公フィッツの苦難の連続の人生に、五感に訴える彩りあふれた世界の描写が深い影と眩い光で陰影をあたえている。

生き物たちの息づかいを感じとりながら、ひらけていく美しい光景。
大きな代償とひきかえにえられる魔法の感覚。
策謀と暴力の根源にある強烈な人間の感情。

ゆたかな物語世界のありさまが、語り手であるフィッツを通して読み手に伝わってくる。

そしてフィッツの孤独と痛み。
それはかれがかれというひととしてあるがゆえのものなのだなと、しみじみと感じてしまいました。

生きていくことは失っていくことなんだなと。
しかし裏返すと、生きていくからこそ獲得していけるのだなと。

その繰り返しが人生なんだなと、読後にじんわりと思いました。

「道化の使命」は三部作でその第一部が終わっただけなのに、こんなに腑抜けてしまうなんて。
このシリーズはものすごいものであると、あらためて感服いたしました。
私はこのシリーズがとても好きです。近年ではこれほど愛しているシリーズは他にないです。と、思います。断言ではないのは私が鳥頭だからです(汗。とにかくすごく好き。このことは真実。


傷心の私はまじない師ジンナの愛猫フェンネルに癒されました。
あくまで猫の俺様流で、ですけどねw

つづきがはやく読みたいです。
今後は〈気〉のひとびととのかかわりが増えるだろうし、外諸島のひとびとも本格的に登場するでしょう。
そして、フィッツはこれからバックキープで道化の従者として暮らすのか、それとも……?

すみやかな刊行をお待ちしています。


黄金の狩人1 (道化の使命) (創元推理文庫)
ロビン・ホブ 鍛治 靖子
4488562078

Comment

読みました……。

最初の巻を読んだときは、そんな展開になるなんて……!と三巻の中盤からがくぜんとしていました。いや、過酷なのがこのシリーズだけど!(笑)
続きが早く読みたいですねー。

読了されましたか、お疲れさまです。

> 三巻の中盤からがくぜんとしていました。

……! ですよね~。
一巻はよくいえば牧歌的にのんびり始まったのに、二巻になってからあれと思う間もなくとんでもない方向に。
三巻はもう、先を読むのが辛くて辛くて。
まさかまさか、こんなことになっちゃうなんてと心の中で叫んでました。

これでまだ、つづきがあるなんて信じられません。
けど、すごくつづきを知りたいです。
ほんとに早く読みたいですよね。
これ以上に苛酷な運命が待ってるかと思うとフクザツなんですけども(汗。



いや、過酷なのがこのシリーズだけど!(笑)
> 続きが早く読みたいですねー。

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