『サンドマン 夢の狩人―ドリームハンター―』

夢の狩人―The sandman (DC COMICS VERTIGO)
ニール・ゲイマン 天野 喜孝 夢枕 獏
4924914339


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平安の雅と闇を舞台にニール・ゲイマン、天野喜孝が描く幻想的な異形の愛の物語



お借りして読了。

ニール・ゲイマンが物語を書き、天野喜孝が絵を描いた、絵物語です。
訳は夢枕獏。クレジットの内容はそういうわけです。
オールカラー。

ニール・ゲイマンは「サンドマン」というアメコミのシリーズで大人気を博した作家。
かれは『もののけ姫』の英語版の執筆もしているそうです。(英語版の字幕なのかノベライズなのかは私は知りません)

そんなかれに出版社から天野喜孝というイラストレーターとの合作の話が舞い込み、この作品が出来あがったというわけです。

なぜ、ゲイマンが平安時代を舞台にするのかという理由は、『もののけ姫』の準備で読みあさった日本関係の文献にあったそうです。

なるほどねえ。

狐と狢の化かし合いから、僧と狐の異種恋愛譚になっていくお話は、ゲイマンのサンドマンを平安朝を舞台に日本のテイストで語りなおした、といった以上に日本的なものになっていました。

でも、異文化といえど文化の底の底には原始時代の人間の感性が流れているので、驚くには当たらないのかもしれませんね。

イラストの幻想的で絢爛な美しさとあいまって、ひじょうにすぐれた幻想物語になっているなあと感動いたしました。

これを読んで「サンドマン」の他の話も読んでみたいなあとまたしても思いましたが、なんか絵柄がちょっと好みとは外れているような……。あ、ゲイマンは絵は描かないひとなので海外のコミックライターの絵なのですが。

ゲイマンが「サンドマン」の話だけ、小説として再話してくれないかしらん。

個人的には、某日本人シンガーソングライターの曲の中にでてくる「サンドマン」との関わりが、あるようなないような感じがしてとても気になっております。

Comment

No title

サンドマン、一巻だけ買ってみて、絵が汚くてうへぇっとなりました。
日本の漫画に慣れているとアメコミはきついです(汗。
天野さんの美麗な絵でサンドマンが読めるなら絶対そろえてますけどね~。
それは無理なので、サンドマンをぜひ小説で出して欲しいです。

やはり絵はアレなのですね(汗。
アメコミ慣れしていない人には敷居が高そうだと、カバー絵からも推測してましたが。

ゲイマンもいろいろと忙しそうですが、サンドマンのノベルズ化、して欲しいですねえ。

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