『西(シナル)の国の物語 ~ペルシア神話より~』

西(シナル)の国の物語~ペルシア神話より~ (フラワーコミックスアルファ)
諏訪 緑
409133315X



読了。

ペルシア神話とヘブライ神話のエピソードを元にした、ほのぼのコミックです。
テイストはほのぼのだけど、人間の感情やそれによって生まれたドラマがきちんと描かれているので読み応えがありました。


収録作品は以下の通り。


霊鳥のお気に入り
霊鳥は大いそがし 前編
霊鳥は大いそがし 後編
ヨナの受難~ヘブライ神話より~
あとがき




三話は霊鳥シームルグの二羽のヒナ、シリエルとバリエルに育てられた人間のお話です。
舞台はペルシャ付近。
エルブルズ山脈のあたり。

個性的なヒナたちと少年ザールとの親子的あいだがらに萌えw

最後の話だけヘブライ神話が出典になってますが、ペルシアとユダヤは地続きで非常に近い場所にあるので、基本設定は似通っているのだと思います。

というわけで、ペルシア神話ベースの話に出てきた霊鳥のヒナたちはこの話にも出演しています。

作者さんの作品を読むのはひさしぶりでした。
たしか、『玄奘西域記』を最後まで読まなかったか読んだかくらいのあたりからご無沙汰していた気がします。

それ以前の作品でもエジプトのネフェルティティとか、ギリシア神話とかを題材にしたものを発表されていたので、神話歴史関係がお好きな方なのかなーと推察。

「玄奘」から中国ものに完全に移ったのかと思っていましたが、そうでもなかったんですね。

この本はたいそう面白かったです。
すてきな小品のたたずまいだった。

ところで、シームルグって霊鳥だったんだ……千夜一夜ではちがったような気がするのですが。あ、怪鳥はロック(ルフ)のほうだったか? 記憶が曖昧なので信用されませんように(汗。

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