『嘘つきは姫君のはじまり 見習い姫の災難』

嘘つきは姫君のはじまり 見習い姫の災難 平安ロマンティック・ミステリー (コバルト文庫)
松田 志乃ぶ 四位 広猫
4086012103


[Amazon]


読了。

平安朝の貴族社会を舞台にした、少女向けロマンティックミステリシリーズ、第二巻。


いまをときめく堀川の藤原家の隠し子だった馨子姫の乳姉妹・宮子は、馨子の身代わりとして姫君を演じることになってしまった。後宮にあがるための準備期間中に、なかなか御所に戻らない桐壺の更衣の説得のために冷泉院へと向かうことになった宮子と馨子は、そこで怪異現象の噂と、桐壺の更衣の子どもたちである蛍の宮、日の宮の存在を知るが、桐壺の更衣はなかなか会ってくれない。更衣はなぜ御所に戻ろうとしないのか。




才気煥発な馨子姫とのんびり宮子のコンビネーション。
軽妙でくだけたやりとりを支えるしっかりとした物語。
出会いあり、誤解あり、陰謀あり、謎解きあり、アクションあり、人間関係ありで、ミステリ部分だけはわたしが苦手なので面倒でしたが、これだけ盛りだくさんあればいうことなしです。

するすると読める、楽しいお話でした。

個人的には検非違使とともに放免が出てきたところにおお、と思いました←部分的にマニアック。

今回のポイントは、桐壺の更衣の産みまいらせた蛍の宮と日の宮の登場でしょうね。
とくに蛍の宮は次郎君との確執ともからんで、これからも活躍してくれそうです。

あと、藤原家の人々が楽しいです。
馨子、兼通、有子姫、とすでに曲者だらけなのに、兼家、薔子姫もかなりの曲者。
さすが、摂関政治の大元締めですな。

つぎには宮子は後宮にあがっているのかな。
宮子の背の君・真幸君のライバルがどんどん増えていくのが面白いです。

いつ読めるかわからないけど楽しみにしています。


つづきはこちら。

嘘つきは姫君のはじまり 恋する後宮 平安ロマンティック・ミステリー (コバルト文庫)
松田 志乃ぶ 四位 広猫
4086012693



シリーズ開幕編はこちら。

嘘つきは姫君のはじまり ひみつの乳姉妹 平安ロマンティック・ミステリー (コバルト文庫)
松田 志乃ぶ 四位 広猫
4086011662

Comment

Comment Form

管理者にだけ表示を許可する

Trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)