『悪霊だってヘイキ!』上下巻

悪霊だってヘイキ!〈上〉 (講談社X文庫―ティーンズハート)
小野 不由美 中村 幸緒
4061986961


悪霊だってヘイキ!〈下〉 (講談社X文庫―ティーンズハート)
小野 不由美 中村 幸緒
406198697X



お借りして読了。

「十二国記」シリーズや『屍鬼』の著者の少女向けオカルトホラーシリーズの完結編。

つぶやきで「悪霊シリーズ」の話題が出て、「そういえば途中までしか読んでないわー」と言ったらとても親切な方が貸してくださいました。
わーい、これで最後まで読めるーw

喜び勇んで読み始めましたが、そういえば前巻を読んだのってえらい過去(調べてみたら1996年)。そんな昔のことをわたしの頭が覚えているはずもなく、ヒロインのことすらスッカラカンな状態であることに気がつきました。

いや、それでも十分に楽しめましたけどねw
読んでいるうちにだんだんとそういえばそうだったなと思い出してきたし、なによりそれとなく説明があるのでそれを辿っていくとだんだん外堀が埋まっていくのです。それだけで凄いと思いました。こんな大人気シリーズの完結編でそこまできちんと単独読みができるように書いてあるなんて、期待以上でした。

思い出したのはキャラクターの背景だけで、ストーリーは真っ白だったのですが、今回の話の理解にはそれほど支障は出なかったので、まあいいや。

毒舌美少年ナル率いる渋谷サイキック・リサーチの面々が、謎の廃校で陥る霊的な苦境のお話ですが、そしてひとりまたひとりとメンバーが欠けていく展開が、とってもスリリングでした。(わたしはあんまりホラーを怖がらない人なのです。スプラッターは嫌だけど怖くはない)

それに完結編ということでシリーズ全体の謎(おもにナル関連)もきっちりときれいに解かれているし、前向きだし、これからもかれらは関わりを断つことなく、楽しく生きていくよという雰囲気はシリーズ読者にとってはとても嬉しいものですよね。

残念なのはわたしがこのあとにホワイトハートで刊行された『悪夢の棲む家』を既に読んでしまったせいでシリーズ最大の謎をとっくに知ってる状態だったってことくらいです。

なんでそんなことをしたのかというと、わたしは当時X文庫は読まないひとだったけど、ホワイトハートは読むひとだったからです;

「悪霊シリーズ」と通称されるこのシリーズは当時の友人が貸してくれたものでした。
だから完結編も買わないままに、いつのまにか忘れ果ててたんですね。

今回この完結編を読めたのも他人様のおかげということで、たいへんにありがたく思っております。


ところで、この作品以前にシリーズは

悪霊がいっぱい!?
悪霊がホントにいっぱい!
悪霊がいっぱいで眠れない
悪霊はひとりぼっち
悪霊になりたくない!
悪霊とよばないで

が刊行されましたが、いずれも絶版。
密林を見るととんでもないお値段で古本が取引されていて吃驚。

マンガ版が『ゴーストハント』としていまも刊行されている模様です。

ゴーストハント(1) (講談社漫画文庫)
いなだ 詩穂 小野 不由美
4063607771


こちらは読んだことないんですが、ナルがシャープな美少年でちょっと萌えますねv

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