『銀砂糖師と黒の妖精 シュガーアップル・フェアリーテイル』

シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精 (角川ビーンズ文庫)
三川 みり あき
4044550077


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読了。

母親の死をきっかけに銀砂糖師の資格を得ることを目指す少女の、困難な道行きを妖精たちとの関係とともに描く、児童文学風異世界ファンタジー。


かつては妖精たちの支配していたハイランドで、今や妖精は人間の支配下に置かれ、奴隷として使役されていた。銀砂糖師の母親とともに旅をつづけていた少女アン。急な病で母親を失い、母とおなじ銀砂糖師の資格を得る決意をした彼女は、危険な道中の護衛として戦士妖精を買い受ける。口と態度の悪さに売れ残っていた黒ずくめの美貌の戦士妖精シャルは、妖精と友達になりたいというアンを馬鹿にし、アンが間抜けそうだから買われてやったと嘯く。それでもふたりは王都を目指して進み始めた。




仕事道具を積んだ荷馬車で母親と一緒に旅をしながら生活する……なんかどこかで見たような光景だなーと思っていたのですが、今気がつきました。『ペリーヌ物語』だ!

そんなことを思い浮かべてしまうこの作品は、どことなく児童文学ふうの雰囲気の漂うファンタジーです。

銀砂糖師という存在と妖精たちの存在が魔法めいていますが、それをぬかすと女の子の出世物語ですかね。

ていねいな話運びとやわらかな文章が印象に残りました。

ビーンズ文庫にしては、ずいぶんとおとなしめのような……。

つづきも出ている模様です。
シリーズ化されるのかしら。

シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と青の公爵 (角川ビーンズ文庫)
三川 みり あき
4044550166

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