『伯爵と妖精 永久の想いを旋律にのせて』

伯爵と妖精 永久の想いを旋律にのせて (コバルト文庫)
谷 瑞恵 高星 麻子
4086014327


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読了。

ヴィクトリア朝を舞台に妖精博士の女の子と暗い過去のある美形タラシ伯爵の恋愛を描く、ロマンティックファンタジー、シリーズ二十二冊目?。


エドガーを狙うプリンスの組織とリディアの母の氏族マッキール、ふたつの敵対者を抱えながら、リディアとエドガーは妖精国への入口を捜し求めていた。そんな焦燥の日々の合間に、リディアは貴族の夫人の訪問を受けた。夫の心をつなぎ止めるために子供を授かりたいというパリッシュ夫人。叶えられない依頼で断るしかなかったが、リディアは心を乱された。自分がもし本当にマッキールの“予言者”の許嫁だとしたら、エドガーの子を生むことはできないと知らされたからだ。その後、力になってくれる人を見つけたといっていたパリッシュ夫人だが、彼女の夫は変死体で発見される。折しも、ロンドンでは人を襲う怪物の噂がひろがっていた。その怪物は、プリンスの部下だった魔力持つテランの命令で、アーミンの手によって解き放たれた悪しき妖精ナックラヴィーだった。




今回は、グリーンスリーブスとナックラヴィーと、アーミンとケルピーのお話でした。←略しすぎ。

相変わらずラブラブの主役二人に嫉妬するかのように、襲いかかるかつてのプリンスの組織と、まどわすマッキールのふたり。
事件の際で逡巡する間もなく渦中に飛びこんでゆくリディアと、彼女を追いかけるエドガー。
すれ違うふたりのじれじれなやりとり。

話の構図はあまり変わらないのですが、今回はアーミンが久々に登場してくれたので新鮮味がありました。
ケルピーとアーミンはコンビが定着したみたいですね。

あと、ラヴシーンの上品さ、上品だけどかなりエロくて糖度の高いところもこのシリーズの特徴かな。
シリーズ当初には、リディアがこんなところまでやってくるとは思いませんでした。

とことんラブでロマンティックなファンタジーをお求めの方にお薦めのシリーズです。

いっぽう、猫型妖精ニコはあいかわらずの紳士きどりで猫なニコです。勝手です、気ままです、まぬけです。
そして、わたしとしてはニコをとても親しいお友達と認識するに至ったレイヴンがどんどん進化しているのに注目です。ニコの毛並みをモフりたいのに必死で我慢するレイヴン、かわいいです、楽しいです、天然です。

やっぱりこのシリーズ、わたしにとってはレイヴンとニコに尽きるなー(笑。

なかなか話が進まなくて、投げだそうかと思ったりもするのですが、ニコとレイヴンがいるかぎり読んでるような気がします。


シリーズ開幕編はこちら。

伯爵と妖精 あいつは優雅な大悪党 (コバルト文庫)
谷 瑞恵 高星 麻子
4086003937

Comment

No title

まだこの巻は未読ですが一言いいたくて。私もなかなか話が進まないのにダレ気味だけど、ニコとレイヴンのために続きを買っていますw
いちゃいちゃラブラブはどうでもいいから、さくさくっと進んで欲しいです。伯爵とプリンスの戦いをメインにハードな展開に…はならないんだろうなぁ。伯爵がプリンスを飲み込む前の方が緊張感があって良かったと個人的には思います。
でも、コバルト読者的にはいちゃいちゃあまあまが支持されるんでしょうね。
『風の王国』の続刊がでるのかどうか心配です(涙。出てもまた過去編だったらどうしよう(汗。

ニコとレイヴン、楽しいですよね。

ストーリーが進まない件、我が身を省みると忸怩たるものがあるのですが、ここまでひっぱるかなーと(汗。
読んでいると本筋を忘れそうなんですよね。
妖精国へ行く気がホントにあるのかあんたたち、と言いたくなる……。
それもこれも、ラブラブすぎるのが原因かもですね。
ここ数冊、ラブラブがメインになってますよね。
話が盛り上がってラブラブも盛りあがるのがワタシ的にはベストなんですが。

> 『風の王国』の続刊がでるのかどうか心配です(涙。出てもまた過去編だったらどうしよう(汗。

『風の王国』はこの話の対極にあるような。
過去編しか出ないようだったら、もう私は読まないかもです。
ヤブリムがだれかとお友達とかそういう展開も無さそうだし←おい。

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