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『身代わり伯爵の挑戦』

身代わり伯爵の挑戦 (角川ビーンズ文庫)
清家 未森 ねぎし きょうこ
4044524033


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読了。

元気で短気な女の子の冒険と恋を描く、ヨーロッパ宮廷ふう異世界ロマンティックコメディー、シリーズ第三作。


幼なじみロイとの後継者争いに敗北したパン屋の娘ミレーユは、放心状態のままアルテマリス王国の伯爵である兄のフレッドの元にやってきた。降誕祭をひと月後に控えたアルテマリスでは、建国伝説にちなんで思い人のためにショールを編む若い女性たちの騒ぎが沸騰していた。皇太子の婚約者リディエンヌの口車に乗せられたミレーユは、兄の友人で副官のリヒャルトのためのショール編みを承諾させられてしまう。ところが、リヒャルトはアルテマリスに滞在中のシアラン大公の妹マリルーシャの護衛に指名されて謀殺中。そしてミレーユはアルテマリス王女セシリアの秘密日記を目にしたために王女の部屋に監禁されることになってしまった。




無自覚につっぱしる無謀なお嬢さんと、慎重派で天然ヘタレぽいハンサム騎士の、なかなか距離の縮まらない恋を宮廷陰謀劇を絡めて描く、元気で明るいコメディーです。

とにかく、ミレーユとリヒャルトのツーショットシーンの笑えること。
鈍感で早合点なミレーユのとんちんかんな誤解にふりまわされるリヒャルトが、とってもとっても哀れなお話ですw

今回の陰謀は、そのリヒャルトの出身国である大公国シアランがらみ。
セシリア王女の騎士団所属のはずのリヒャルトが、シアラン大公妹のマリールーシャにご指名でひき抜かれ、不機嫌なセシリア王女の秘密を知ってしまったミレーユが、セシリア王女のために奔走してしまい、そのためにひきおこされるてんやわんやな騒動がてんこもり。

冷静に考えると、ふつうは秘密を見られた方が立場が悪くなるのではないかと思うのですが、お人好しなミレーユは高圧的なセシリア姫に気圧されっぱなし。そのうち高飛車な王女がじつはツンデレなんだと知り、そしてまたあらぬ誤解をして余計なおせっかいをするようになってしまうという。

そのあいだに、将来のハーレム構想に余念のない皇太子とその婚約者や、フレッドとミレーユの入れかわりに気づいたうえでミレーユにホの字な着ぐるみヴィルフリート王子や、娘ラブでヘタレなミレーユ父ベルンハルト公爵や、きっぷのよい姐さん女房なミレーユの母上ジュリアといった、個性的な面々が走りまわってます。

にぎやかでテンポのよい、たいそう後味のいいお話でした。

ちょっとリヒャルトの過去とか、シアラン大公家の因縁とかがわたしには把握しにくかったのですが、まあいいか、と放っておける楽しさでした。

初登場のリヒャルトのじいちゃんもいい味出してるなあ。
義賊ランスロットとかいうのも登場したし、女装占い師ルーディもいたし、なんやかやと登場キャラクターがどんどん増えていくのが楽しくもあり、次作を読む時に混乱しそうなので困ったなあでもあります。

ま、たぶんそんな瑣末事は読んでいるとどうでもよくなりそうでもあります。

ようやくミレーユに向かって一歩踏み出したリヒャルトの努力がいつ報われるのか。
恋の行方を楽しみにしたいと思いますw

ところで、タイトルの「挑戦」て何に対する挑戦だったんだろ?


身代わり伯爵の決闘 (角川ビーンズ文庫)
清家 未森 ねぎし きょうこ
4044524041

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