『嘘つきは姫君のはじまり ふたりの東宮妃』

嘘つきは姫君のはじまり ふたりの東宮妃 平安ロマンティック・ミステリー (嘘つきは姫君のはじまりシリーズ) (コバルト文庫)
松田 志乃ぶ 四位 広猫
4086013665


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いただいて読了。

平安時代を舞台に、あるじの身代わりに姫君として後宮に参内してしまった女の子と東宮の恋を、続発する騒動や事件に絡めて軽快に描く、ロマンティックミステリシリーズ。第六巻。

この巻は前巻の盗賊跡目争いの後日譚と、これからの東宮妃の地位獲得戦への大姫の参加表明という、なんとなくインターバル的な話でした。

読んでいて、「いつまで過去のおさらいをしているの、はやく次に行きなさーい!」とじりじりしていたのですが、ようやくというところで次巻へつづくとなってしまい、がくんと足もとを外された心地になりました。

もともと、大姫が行方不明になったおかげで、宮子は姫君を詐称する羽目に陥ったのですよね。
なのに、大姫が行方不明になった理由とその後が、こんな第三者視点で簡単にまとめられて説明されてしまうなんて……ちょっとがっかり。

たぶん、核心部分はまだ明らかにしていないのだと思うのですが、それも開き直ったような大姫の東宮妃への意欲満々な姿に、なんとなく察せられるような気がします。きっと早急に結婚しなければならない理由があるのだとわたしは推測していますが、さて。

ところで、そんなストーリーの不満を吹き飛ばすような次郎君の口説き責めでした。
これって、宮子にもそうとうきついだろうけど、読んでる私にも苛酷な拷問のように思えました。
身もだえするというより、歯が浮く……(汗。
数え十五の男の子が、欲求を素直に表しまくっているのだとおもって耐えてますが、ときどき本を降ろして溜息をついてました。いい加減にしろw

併録された短編「東宮さまの甘い生活」は、口説きのうえに甘いお菓子を作るという劇甘展開で、もうどうにかして欲しかったです。

ミステリがなければ読めないよ~。

それに、次郎君は、振りまわしてる分は確実に振りまわされてるから許すことにします。

さあ、つぎはとうとう大姫との対決ですねv

嘘つきは姫君のはじまり 東宮の求婚 平安ロマンティック・ミステリー (嘘つきは姫君のはじまりシリーズ) (コバルト文庫)
松田 志乃ぶ 四位 広猫
4086013940

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