『百鬼夜行抄 19』

眠れぬ夜の奇妙な話コミックス 百鬼夜行抄(19)
今 市子
4022131594


読了。

人ならぬものが見える大学生飯嶋律。好むと好まざるとに関わらずその手の事件に関わってしまうかれとその家族の波乱の日常を軽妙なテンポで描く、怪奇譚。シリーズ第十九巻。

収録作品は以下の通り。

寒蛍
嘘つき地蔵
石段の底
赤将軍到来
名前のない子供



読み始めて、「アレ?」と思いました。
そういえば、青嵐は律の護法神じゃなくなったんでしたっけ。
縛りの無くなった青嵐は家を空けることが多くなり、飯嶋家は物の怪の巣窟と化してってますが、それでもそんなには動じなくなったところは、律も成長したって事なんでしょうね。

しかし、あわよくば律を手に入れようと目論んでくるけっこう力のある物の怪には、やっぱり、逃げ回るしか出来ない模様で。

そのうえにいろいろと他人の事件にまで巻き込まれてしまう律は、貧乏性というのでしょうかw

青嵐が飯嶋家を「いい食事場所」と最後には戻ってきてくれるのは、ホッとすることでした。

だけど、長期不在中でもお母さんには連絡入れてたというのには……(笑。
律のお母さんにはなにか不思議な存在感がありますね。

最近、失われつつあったシリーズの緊張感が戻ってきたようで、楽しかったです。
これから律はどうなるのかに、目が離せなくなりました。

律のおじいさんとおばあさんの過去編にもようやくひとつの節目が訪れた模様。
飯嶋蝸牛はやむを得なくなってしまったツンデレかもしれないと今回思いました。
八重子さんの天然パワー、おそるべしです。
飯嶋蝸牛の作品を読んでみたいなあと、ときどき思います。すぐに忘れるけどw

そして猫のアカにそんな秘密があったとはしらなんだ。

さりげなくあちこちで繋がっていくエピソードがいいなあと思いました。

今回はそれほど混乱せずに読むことが出来ました。
面白く、楽しかったです。

絵も中身は一時期よりは持ち直したかなと……持ち直したあとでまたレベルが落ちてきてる気はしますが(汗。

しかし何といってもショックだったのはカラー絵の繊細さが失われていたことです。
お忙しくて大変なのだとは思いますが、作者さんのカラー絵が大好きなのですごく残念。


シリーズ開幕編はこちら。

百鬼夜行抄 1 新版 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
今 市子
4022130350

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