『ACONY 3』

ACONY(3) <完> (アフタヌーンKC)
冬目 景
4063106950


借りて読了。

古すぎて奇妙な場所になったアパートで歳をとらない女の子と出会った少年の、奇妙な住人達との変な日常のおはなし。完結編。

ノスタルジックなお話を書かせると天下一品な作者さんの、ノスタルジーあふれつつもときどきブラックなコメディーマンガです。

楽しかった!

寂しく切ないあるいはやるせない幕切れになることが多い冬目作品ですが、これはかなり展開がぶっ飛んでて、よい方向に明るい感じに落ち着いたと思います。

ぶっ飛ぶ方向は、SF方面が多かったような。

巻の前半でアコニーの秘密が明かされて、そのあたりまではストーリー物でシリアスもありだったのが、最後はエンドレスでつづいてもおかしくないような短篇集の雰囲気になっていたのが、アコニーの存在を肯定しているような気がします。

少年はアコニーと共に歩いてはいけないけれど、彼女の思い出は大切なところにしまってあり、アコニーもいなくなったりしない。

ただ、ちょっとだけさよならするだけだよ。

だからまた、いつかね。


……うっ、我に返るとやっぱり寂しいような気がしてきた。
ここではあえて現実を忘れていたいと思います。

あのアパートはきっとずっとあそこにあって、アコニーたちは楽しくもおかしな日々を送っているのです。


ACONY(1) (アフタヌーンKC)
冬目 景
4063145565



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