『身代わり伯爵の求婚』

身代わり伯爵の求婚 (角川ビーンズ文庫)
清家 未森 ねぎし きょうこ
4044524076


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いただいて読了。

元気で鈍感な女の子とヘタレ貴公子の、近世ヨーロッパ風異世界冒険ロマンスコメディー。シリーズ七冊目。


パン屋の娘として育ったミレーユはじつはアルテマリスの公爵令嬢。兄の身代わりを務めるうちにであった騎士リヒャルトに特別な感情を抱きつつあった彼女は、シアラン大公国へと姿を消した彼を追いかけたのち、役に立ちたいとシアランの騎士団第五師団に男として潜入した。危険を意識しないミレーユを発見したリヒャルトはなんとか思いとどまらせて故郷へ戻そうとするが失敗、必死ですがりつく彼女についにぶちきれてしまう。リヒャルトにされた行為に茫然自失になったミレーユだったが、気をとりなおしてかれへの復讐を胸に誓った。そんな彼女の身元を怪しむ第五分隊の隊長ジャックは、大公の間者ではないかと疑っていた。いっぽうミレーユを名乗る彼女の兄フレッドは遂にシアラン大公ギルフォードとの顔合わせを行っていた。




あいかわらず、ミレーユとリヒャルトのツーショットシーンはテンションが高くて笑えますw
ほんとうにおかしくて楽しくて、ミレーユの思考の飛躍がとんでもなくて、ふりまわされるリヒャルトが哀れでなりません。

いっぽう、物語は着実に進行しています。

シアラン編に入ってもう三冊目なので、だいぶ新しい登場人物の背景にも馴染んできました。

かつてアルテマリス王太子の婚約者だったサラ嬢の兄・ウォルター伯がいまのところ一番の黒い人ですね。
サラを殺したのはリヒャルトだと思いこんでいて、一見リヒャルトを擁護しているようで傷つける機会を最大限に活用するためミレーユも利用しようとしている、ネチネチした危ない御仁です。

義賊ランスロットこと旅の奇術師ことシアラン神官ヒースは、ウォルター伯に雇われつつ神殿側の間諜としても働いている模様。基本的に幼なじみのミレーユには健全な人生を歩ませたいと思っているけど、忠誠は神殿第一。

さらにシアラン騎士団第五師団の面々は。
女顔の親近感からなにかと面倒を見てくれるアレックス。
優秀でスパルタな書記官ラウール。
ミレーユをアニキと慕う不良騎士テオドルとその護衛役の騎士たち。
どこかぬけてるけど有能ではあるらしい隊長ジャックに、冷静沈着で普通に観察力のある(苦笑)副官イゼルス。

リヒャルトの乳母の息子でミレーユにも忠誠を捧げてくれるロジオン。
その妹でどうみても腐女子のアンジェリカ。

シアラン大公の同母妹だけど諍いを嫌い、兄に嫁ぐために来たベルンハルト公爵令嬢にシアランの宝剣を託そうとまでした、夢見る乙女エルミアーナ姫。

そして、シアラン神殿とそこに集う異能者をまとめる神官長。

こんなところが主な登場人物でしょうか。

あ、忘れてた。
ミレーユの幼なじみでヴァイオリンを教えてくれたという少年キリルがいた。
かれの登場シーンはとても意外で、波乱の予感を秘めたものでした。

ウォルター伯と神殿は、いったいどう繋がっているのか。
シアラン大公ギルフォードが○○ってのは何事?
自分はリヒャルトの味方だと言い切ったかの御方がとたんにあやしくなってきました。

ミレーユには見えないところでの陰謀や暗闘がさらに激しさを増す中、リヒャルトの決意にミレーユがどういう答えをだすのかに興味津々です。

今回、リヒャルトは凄く頑張ったと思う。うん。
だけど、ミレーユはこの頑張りを無意識にスルーしてるようなんですけど気のせいかな(苦笑。

ラストでとつぜん窮地に陥った第五分隊の運命やいかに。

てことで続きを読みますw


身代わり伯爵と伝説の勇者 (角川ビーンズ文庫)
清家 未森 ねぎし きょうこ
4044524084

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