『身代わり伯爵と伝説の勇者』

身代わり伯爵と伝説の勇者 (角川ビーンズ文庫)
清家 未森 ねぎし きょうこ
4044524084


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いただいて読了。

元気で鈍感な女の子とヘタレ貴公子の、近世ヨーロッパ風冒険ロマンスコメディー。シリーズ八冊目は番外短篇集です。

収録作品は以下の通り。


身代わり伯爵と運命の鏡
身代わり伯爵と伝説の勇者
身代わり伯爵と秘密のデート
身代わり伯爵と薔薇園の迷い子

あとがき



七冊目がとてもいいところで終わったのですごくつづきが気になるのに……シリーズ全体で焦らし作戦に来られたような気がしますw

作品はそれぞれアルテマリス編のあちこちを補完するような内容になってますね

「運命の鏡」は不思議な鏡をめぐるセシリア王女のツンデレエピソードの影で、ミレーユたちが運命を告げられてたのにふたりしてスルーしてしまったという話。なんと彼ららしい……w

「伝説の勇者」はこれまではあまり読めなかったフレッドの単独エピソード。
フレッドって怪奇幽霊譚が大好物なんですね、妹のほうは大の苦手なのに。つくづく正反対の双子です。
お付きの白百合騎士団ユーシス、アンジェリカとルドヴィックはこれが初登場だった模様。
アンジェリカとルドヴィックが兄妹ということはこれにロジオンを加えて三兄弟なのか……面白い。

「秘密のデート」はヴィルフリート王子がミレーユへの恋を自覚した直後のエピソード。
ルーディーが身代わりの事実を知らないことと、ヴィルフリートの失策が原因で、ミレーユが誤解をしているのをしらずふたりで楽しく城下周遊を楽しんでます。
ヴィルフリートとミレーユって思考回路がちょっと似てるかも。ヴィルフリートのミスは後でミレーユがまったく同じミスをやらかしてますしね。そもそも果たし状なんてものを書いてしまうあたりからして似ているなと。
ふたりに振りまわされるリヒャルトが哀れです、ぷらす意外に強面な顔を見せてくれたりして、ワタシ的には楽しみました。

「薔薇園の迷い子」はアルテマリスの王太子ジークと婚約者リディエンヌ嬢とのなれそめエピソード。
これまたふだんは見られない軽薄ジークの素顔がみられて興味深かったです。
かれはリヒャルトへの思いをいつもイジメとして表しているんですねえ。
このときいくら揺さぶっても崩れなかったリヒャルトが、ミレーユひとりであれだけ壊れるのだから、面白がるのは当然だなと思いました。

王太子のハーレム計画に邁進されるリディエンヌさまの不思議なキャラクターの謎も、これで解けました。
乙女の熱い思いを鷲づかみにされてるリゼランドの女王陛下ってどんな方なんだろう……どきどき。

あと、フレッドはほんとにリディエンヌさまが好きだったのね……しみじみ。

と、おさらいしたところではやく本編のつづきに行こうと思います。

……あれ? いったいどういうところでつづいてたんでしたっけ?
やだなまさか忘れてるのか、わたし?


身代わり伯爵の失恋 (角川ビーンズ文庫)
清家 未森 ねぎし きょうこ
4044524092

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