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『「レインボウズ・エンド」亭の大いなる幻影』

「レインボウズ・エンド」亭の大いなる幻影 警視リチャード・ジュリー
マーサ グライムズ Martha Grimes 山本 俊子
4167254336

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読了。

ロンドン警視庁の警視リチャード・ジュリーが主人公の、いちおうミステリ、のシリーズ、十三作目。
ようやくようやく読みました。
購入したのが1998年なので都合八年も積読してあった。この年に購入した本はけっこう読まれずにほったらかされてます……38年ぶりの出来事ですごく忙しかったから(汗。
そして、これ以降、シリーズが翻訳刊行されなかったので余計にこういうことになってしまったというわけで。
いま調べてみたらすでに絶版になってる模様。
翻訳物の命は短いよ……。

巻数を追うごとに余剰部分の多くなるシリーズで、読みながら「これってミステリなのか?」と考え込んでしまうようなところもありました。
たぶん、伏線バリバリでタイトな展開を嗜好するラノベの読者にはつきあいきれない本なのではないかと思う。

でも、このシリーズってじつはキャラクター小説なのではないかしらん。
現実を舞台にしているようですけど、この話にはリアリティーはないです。
謎解きにもそれほど重きを置いているようには思われない。
一定の低いテンションのまま小さなエピソードがつらなっていき、あんまり盛り上がらないまま結末に到ってしまうのだけど。
その過程で描かれる登場人物のいかにもだったり奇抜だったりする行動を楽しめるひとなら、このお話が好きになれるのではないかと思います。

そして私はやっぱり、「いつもコートを着ている」デヴォン-コーンウォル署主任警視ブライアン・マキャルヴィの出てくるシーンがお気に入りです。

ところで、この話にはサンタフェが出てくるのですが、ちょうどテレビでサンタフェの出てくる番組がちらりと目に入ったときに「アドビの家」というのがでてきまして「え、なにそれ?」と思ったのですがその番組はすぐに終わり、疑問を残したままつづきを読んでいると今度は文中に「アドービの家」というのが出てきました。
ちょっと調べてみたのですがアドビの家というのは粘土で出来た家のことらしいです。
スペイン人がアフリカから持ち込んだのだそうな。

【あるエンジニアのバークレー(アメリカ・カリフォルニア州)留学体験記】>「サンタフェ

ふーん、なるほどねー。
某ソフトウェア会社はここから名前をとったのかな……。

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