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『ジェイミーの墓標 2 アウトランダー5』

ジェイミーの墓標 2 (ヴィレッジブックス F カ 3-5 アウトランダーシリーズ 5)
ダイアナ・ガバルドン 加藤 洋子
4863327080


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読了。

第二次大戦後から十八世紀にトリップしたヒロインの波瀾万丈を描く、歴史冒険ロマンス。「アウトランダー」シリーズ第二部の二冊目。

前巻ではパリの社交界に食い込みつつ、ジャコバイト派の反乱を潰そうと奮闘するクレアとジェイミーの姿が描かれてきました。
今回は、その「歴史を改変する」という目標がどこかへ霞んでしまいそうなとんでもない事件が立て続けに起こる展開です。

夜のパリがどれだけ危険なところであるか、ということをクレアは身を持って体験することになります。
この時代、すでに辻馬車が存在するような大都市でも、自衛の意識と手段を持たないと生き残れないんですねえ……。
というか、地縁や血縁関係が通用しない大都市だからこそ、秩序がないのかもしれませんが。

そして、クレアに同行していたメアリー・ホーキンズの悲劇がさらりと流されるあたり、この話は些細なことには深入りしない主義なんだなあと感じました。

アップダウンの激しい展開はどんどん連続し、その度合いもどんどん増していきます。

ねえ、ちょっと、こんなものすごいことが起きたっていうのに、もう次に行っちゃうのと、何度もその場にひき留めたくなりました。

しかも、話がジャコバイト派潰しからどんどん遠離っていくので、話の焦点がどこなのかがわからなくなっていく始末。

激しく厳しい現実に翻弄されるヒロインとともに読み手のわたしも翻弄されました。

現実的に、歴史を改変するのは無理なのかもしれないけれど、だからってその試みを目的としていた冒頭がなし崩しになっていく展開ってどうなんだ……;

それと、その試みはクレアが言い出したはずなのに主に動くのはジェイミーで、クレアがお手伝い気分でいるのも、納得がいきません。彼女の癒し手としての使命感はわかりますが、はっきりいって彼女の行動は話を横道に逸れさせているだけという気がする。というか、エピソードが目的を持って結びついていないという感じがしてならない。

なので、パリからスコットランドへ戻ったところで、もうジャコバイトは関係なくなったのかと、錯覚してしまいました。

どのエピソードもひとつひとつはとっても面白いんですが、それぞれがゴロゴロとまとまりなく転がっている気がして、どうも落ち着かないんですよね。

これって、ロマンス小説だから、SFじゃないからと、自分に言い聞かせつつ読み続けて、最後のところで驚愕。

ここでまた最初に戻ってくるのか!

……もうあまりいろいろと考えず読んだほうが精神衛生にいいような気がしてきました(苦笑。
そして、つづきがどうなるのかがとっても知りたいので予約しました。

そのあとのことは、次を読んでから考えます。

ジェイミーの墓標 3 (ヴィレッジブックス F カ 3-6 アウトランダーシリーズ 6)
ダイアナ・ガバルドン 加藤 洋子
4863327137

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